アシストのブログ

  • 社員紹介
2013.09.26

必ず成就させるという強い意志を持って、仕事にあたる社員(杉山 勝彦)


アシストの情報システム部はサービス事業部に属している。サービスを提供する相手は社内だ。そんな情報システム部の運用担当として、過去3年間に複数の全社規模のシステム導入や切替案件において、調査や提案から業者選定、切替実施までを中心となって行ったのが杉山勝彦である。

必ず成就させるという強い意志を持って、仕事にあたる社員

サービス事業部 情報システム部
杉山 勝彦 (Katsuhiko Sugiyama)

2006年にアシストに入社。同年、情報システム部に配属され、以来社内インフラの運用保守管理業務に従事。


より使いやすく、より効率を求めることがバリュー


「手がけたのは、主に、2010年にメールシステムの切替、2011年にアプリケーション・ファイアウォールの導入、2012年はiDC、市ヶ谷のL3スイッチ切替とWebメール導入、そして今年は西日本支社が大阪グランフロントへ移転したので、それに伴うネットワークや電話システムの導入などです。情報システム部の運用担当というのは社会一般で例えると、電気、ガス、水道のように使えて当たり前のサービスを提供するのが仕事。その中で、現状維持ではなく、より使いやすく、より効率が良くなるよう常に考え、実行していくことがバリューを生むことだと考えています」と杉山は言う。

今年4月、西日本支社の移転におけるネットワーク構築では、社内で結成されたインフラ分科会のメンバーと調整しながら全面無線LANを導入した。個々のシステムがそれぞれ数ヵ月から1年単位で時間がかかるものを、時期によっては同時並行的に対応を行い、大きな遅延もなく導入することができたことは杉山によるところが少なくない。杉山の上司である石田はこう語る。

上司の石田

「今回導入したシステムの多くは全社に影響するもので、情報システム部のお客様である社員の業務効率化にも十分に貢献できたものと考えています。中でも杉山さんはインターネット回線の冗長化やシングル構成のシステムの冗長化など、見えない部分でも様々な提案を出し、また導入にあたり業者さんからの資料を厳しくチェックするなどきめ細やかな動きをしてくれました。新しい仕組みを調べる際は特に積極的に取り組み、今後必要となるBCP対策などへの対応も、杉山さんに期待しています」。

『哲学と信念』との出会い


大学時代の専攻は航空宇宙科で、アシストに入社したのは就職活動をしていた時に『哲学と信念』に出会ったことだという。

「大学では航空機の設計に関する勉強をしていたので、業界を問わず技術系の会社の企業訪問をしていました。IT業界に就職することになったのは、たまたまその企業理念に感銘を受けた会社がIT企業だったということです」。大学時代の杉山は野球やフットサルなど大学以外のチームでも活動し、多いときには9チームに所属していたという。

『哲学と信念』は、一言でいうとアシストの道徳であり、考え方や行動の基本として社員が心に銘記すべきものとして書かれている。道徳であって「ドグマ」ではないから、規範にすべき内容であってもけっして制約事項ではないし、それが唯一絶対なわけでもない。

「革新の早いIT業界のなかで、“どんなに技術が進歩し、社会がどんなに変わろうとも、お客様はいつも正直で、誠実で、有能で、思いやりのある「人」と取引したいと思うだろう”、そのために“一人ひとりがコンピュータ・ソフトウェア業界において最高の人間になるように努め、またチームとして、コンピュータ・ソフトウェア業界で最高の組織となるよう努めること”、というシンプルな言葉で書かれていました。学生時代、特にスポーツを通して多くの人間関係を築き、その中で自分なりに学んだことや感じていた思いに共通するものがあり、こんな会社で働きたいと思いました」と杉山は言う。

入社四年目の転機


情報システム部での仕事は、社員からの問い合わせ対応など、ルーチン業務でありながらその中味は一日として同じではない。20代は主に技術系の書籍を読んだり、ネットワーク(CISCO系)の資格を取得するなど自己研鑽に励んできた。しかし20代に一番「自分が成長した」と思ったのは入社4年目、社内のシステム運用のほとんどの業務を一人でまわさなければならなくなった時だったと杉山はいう。

「チームの先輩が諸事情から引継ぎなどがまったくできない状態で突然退職されたのです。4年目の途中で、仕事についてはだいたいわかってはいましたが、一番困惑したのは技術的な部分で相談する相手がいなくなったことでした。ただ、当時はそのことで混乱したというより、やらなければならないという気持ちで、意外と淡々と冷静に日々の業務に従事していたと記憶しています」。しばらくの間はシステムの把握や、面識のない協力会社との顔合わせなどを一人で行うなど、落ち着くまで半年から1年くらい要したという。しかしそのことが逆に杉山の腹をくくらせたのかもしれない。

「自分の性格として、物事がきちんと整理されていないと、それが情報でもまたは物理的に机の上であっても、効率が落ちたり、落ち着かずになかなか効率が上がらないというところがありました。引継ぎなしに仕事を引き受けるというのは、まさにそのように状況に投げ込まれたようなものでしたが、この経験から、そんな時でも一つずつ平常心で片付けていくことの大切さを学んだ気がします」

大切なのは、必ず成就するという強い意志を持つこと


杉山の好きな言葉は、『為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり』だ。

「米沢藩主の上杉鷹山のあまりにも有名な言葉です。どんな大きなプロジェクトであってもまず大切なのは、必ず成就するという強い意志を持つことだと思います。その上で、言ったこと、目標に掲げたことを必ず期日までに達成すべく、事前の準備を行い段取りを怠ることのないよう心がける。これが日々の仕事で大切だと思っています。情報システム部は複数の部署や人が関わってくるので打ち合わせを円滑に行ったり、実際の作業をミスなく行う必要があり、また最近では利用しやすさや効率に加え、比較的トレードオフの関係になりやすいセキュリティを考慮する必要があります。このあたり非常に悩ましい部分ですが、なんとかアシストのインフラをより効率的でより良いものにしていきたいと思っています」

社内の情報システムインフラは使えて当たり前のサービスかもしれない。電気や水道のように、途切れたときに初めてその存在の大きさに気づかされるような。またITをお客様に提供する立場にあるだけに、複数のベンダーとかかわりながら常に業界標準と最先端技術とのバランスをとっていくことも求められている。

「システムに関する日々の問い合わせ対応もやりがいを感じていますが、複数ベンダーが関与する大きな案件はプレッシャーが大きいですが、成功した時の喜びも大きくなります。これからも社内のインフラをサービスするという任務を遂行する上で、IT全般に関する知識を養うとともに、社内外の関係者との折衝力、そして調整力をつけていきたいと思っています」

情報システム部門はいわば『縁の下の力持ち』。縁側を支える柱のように、人の目につかないところで他人のために支える苦労や努力をすることだ。表舞台に立つことはないが、その存在なしではあり得ない。そして、穏やかで笑顔の杉山がアシストのシステム運用の柱であることを、アシスト社員は皆知っている。

  • 掲載内容は取材当時のものです。

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