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アシストグループの社会貢献活動の一環でフードパントリー支援として、2023年9月12日、東京都立一橋高等学校へ食品の寄付をさせていただきました。
今回は、食品のお届けを兼ねて訪問する機会を頂いたため、高校で働く先生方にお話を伺ってきました。
千代田区にある一橋高校は、昼夜間定時制と通信制を併置した単位制の高校です。定時制も午前中、日中、夜間の3部に分かれており、生徒さんは自分のペースで通うことができます。
近年はリストカットやオーバードーズなどの自傷行為に苦しむ生徒がいるため、一橋高校ではスクールカウンセラーに加えて、福祉や就労支援の専門スタッフであるYSW(ユースソーシャルワーカー)とも連携するなど、生徒さんたちのサポートに注力しているのだそうです。
定時制高校というと1990年代のドラマ『白線流し』を思い出しますが、昔の定時制のイメージとは違っていました。
通っている生徒さんたちは、勤労学生ばかりではなく、画一的な教育方針や学校生活との向き合い方に悩んでいたり、障がい、不登校経験、ご家庭の事情による学び直しなど、現代の高校生が抱える課題や困りごとは多様化しているようです。
中には、定期券が買えずに片道1.5時間も歩いて通っている生徒さんもいるというお話も伺いました。
家で朝食が用意されないどころか、そもそも満足な食事を摂れていない子が多いため、毎週木曜日に「フードバンク」を開催しているとのこと。
フードバンクがコミュニケーションの場になって、スクールカウンセラー、YSW(ユースソーシャルワーカー)が生徒さんたちの困っていることに気付く機会にもなっているのだそうです。
今回、寄付した食品は、このフードバンクにて必要とする生徒さんの元に届けられる予定です。
「お米が欲しい!」という生徒さんからの声もあるそうで、理由を聞くと、お腹いっぱいになるし、レトルトパックではなくお米なら必要な分を炊いて家族で分けて食べられるからだそうです。
こんな身近に貧困の問題があることに驚きましたし、こういう状況だと就職活動や新たな社会に飛び出す機会も得られずに、貧困の連鎖が続いてしまうという、直接お話を伺ったからこそわかったことがたくさんありました。
今後は要望を聞きながら何を支援するか考えたいと思いました。
今回の提供品は、アシストのお取引企業から購入して用意したご飯とレトルト食品です。事務局の社員が丁寧に箱詰めしました。
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