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情報活用成功のカギは、展開スピードと現場での使い勝手、
そして進化を止めない体制作り。
そのすべてを可能にしたのはWebFOCUS

ミツカングループ

導入製品/サービス…
WebFOCUS  

従来に比べ、インターフェース提供のコストは1/10に軽減、
開発リードタイムは1/5に短縮


創業200年を超える歴史を持つ食品メーカー、ミツカングループ。同グループは分社カンパニー制を採用しており、その中で内務業務遂行とシステム開発およびその運用を担っているのが株式会社ミツカンビジテックです。

同社では、基幹システム刷新を機に、営業、生産、物流部門などで蓄積したデータの活用推進をめざし多機能BIツールを導入しました。しかしながら、多機能ゆえの操作性の煩雑さ、レスポンスの悪さ、システム変更の難しさが、活用促進を阻む一因となっていました。

そこで新たなBIツールの導入を計画、まず営業部門に採用されたのが、アシストの提供する現場重視のBIプラットフォーム WebFOCUSでした。

同社ならではの工夫あるWebFOCUS活用もあいまって、グループ内には営業部門を中心に業績を常に意識する企業風土が醸成されるに至っています。

導入のポイント

導入の背景

基幹システムの全面刷新を機に、カンパニー別業績管理を導入したミツカングループ。グループ内の情報共有を円滑にするため、BIツールを選択しました。しかし、そのツールは多機能であるがゆえに、操作性に難点があり、現場での利用には向いていませんでした。

またユーザに提供する機能の開発も、開発に独特のスキルを要するため、外部の協力会社への依頼が必要となり、ユーザ⇔ミツカンビジテック⇔協力会社間のやりとりが複雑になりがちで、完成までに非常に時間がかかっていました。

導入の理由

新規に複数のBIツールを比較検討した結果、選ばれたのがアシストの提供するWebFOCUSでした。選定理由は、ユーザにとっての使いやすさに優れていたこと、自社開発を可能にする高い開発生産性、さまざまなデータベース接続を実現する柔軟なアーキテクチャの3点です。中でも、速くデータを見たいユーザのことを考えると、操作性に難があってなかなか使い方を覚えられない多機能なツールよりも、わかりやすく使いやすいことがなにより重要と、ミツカンビジテックが判断したことが決め手でした。

導入の成果

WebFOCUSの活用により、インターフェース提供のコストは1/10に、開発リードタイムは1/5に短縮。

また、ユーザ部門では、簡単に業績をモニタリングできるようになり、誰もが経営の意識を持って業務にあたる環境をいち早く整えることができました。加えて、活用状況をいち早くモニタリングすることで、仕組みの品質を継続的に向上するサイクルを確立することが可能になりました。

さらに、見たいデータを簡単に見られる環境の存在は、ミツカンビジテックとユーザ部門の一体化を促進、同社のめざす“存在感のあるカンパニーになる”という目標を強力に支援しています。

[株式会社ミツカンビジテック WebFOCUS開発メンバーのみなさま]

200年以上にわたって“いのちのもと”を作り続ける食品メーカー

創業200年を超える歴史を持つ食品メーカー、それがミツカングループです。1804年の創業以来、数多くの挑戦を繰り返しながら、私たちが生きる上で欠かせない食品を数多く提供してきました。「やがて、いのちに変わるもの」というビジョンスローガンには、同グループが作っているものは“いのちのもと”であるという矜持に満ちあふれています。 ミツカングループの内務業務遂行とシステム開発およびその運用を担っている株式会社ミツカンビジテックでは、内務機能の「集中化」と一貫性・統一性による「全体最適化」を推進、常に新しい価値創造を提供することで、“存在感あるカンパニー”の実現をめざしています。

情報活用推進を図ったものの現場でのツール操作性に課題が発生

2003年、ミツカングループは基幹システムを全面刷新しました。オラクルのERPパッケージを導入したのですが、この導入には大きく4つの目的がありました。

第1は、グループ全体と分社型カンパニーの業績を個別に管理する仕組みを構築するというものです。
第2は、グループ内の需給情報の共有化です。そこには、グループ内の情報を一元管理することで需要予測の精度を向上させようという思いがありました。
第3は、マーケティングの質とスピードの向上です。社内外のマーケティング情報を一元化し、検索・分析・抽出・再構成を実施することで、効率的に意思決定や戦略策定を行う体制を整備したいと考えました。
第4は、新規参入した納豆を中核とするチルド事業の業務基盤を整備することでした。これまで利用していたメインフレームでは、ビジネスの状況を詳細に把握するのが困難だったからです。

こうした目的を達成するために、ERPパッケージとともに採用されたのがBIツールでした。基幹システムに蓄積されたデータをユーザの見たい形に加工し、日々の業務に活用することをめざしたのです。

しかし、この製品は想像した以上に多機能でした。操作が複雑で、現場のエンドユーザはなかなか慣れることができません。またユーザ・インターフェースの開発にもツール固有のこみいったスキルが求められるため、協力会社の支援が必要でした。そのため完成までのプロセスが複雑になりがちで、1メニューを立ち上げるのに半年、ひどいときには1年かかることもありました。

ユーザの思考を妨げないWebFOCUSの高い操作性を評価

このままでは情報活用が進まない、と、同社では新しいBIツールを探すことになりました。そして、“欲しかったのはこれだ”と評価したのが、アシストの提供するWebFOCUSでした。株式会社ミツカンビジテック 情報システム部 システム開発2課 主任 松下 美幸氏は、選定理由を次のように語ります。

松下氏 「ユーザにとっての“使いやすさ”に優れていたからです。ユーザは速くデータを見たいと思うものです。そういう場合、操作性に難があってなかなか使い方を覚えられない高機能ツールよりも、とにかく操作性が高く、レスポンスのいいツールであることの方が重要なんですね。WebFOCUSならユーザの思考を妨げない、やりたいことが自然にできるシステムを提供できる、と思いました。
もう一つ大きな選定要因があります。それは開発生産性の高さです。こうした情報活用系システムは経営層の要望にスピーディーに対応できないと旬をのがしてしまう。だから次に選ぶものは内製が可能なものにしたいと考えていました。」

その点、WebFOCUSはGUIによる画面設計も可能であるため、簡単にインターフェースを用意することができます。実際、このプロジェクトでは入社2年めの若手社員である株式会社ミツカンビジテック 情報システム部 システム開発 2課 加藤 美侑氏も、あっという間に主力開発者となりました。株式会社ミツカンビジテック 情報システム部 システム開発課 課長 田平 浩樹氏は次のように語ります。

田平氏 「WebFOCUSは、“こういうものを作りたい”という構想を社内で簡単に実現できるためコスト削減が可能になるとともに、いろいろなデータベースに接続可能だから、入り口は1つに絞りながらユーザに多彩なデータを見せられる。これも、基幹システム上にあるデータをできるだけ活用しようと考えている当グループに適した特長でした。」

工夫ある仕掛けでユーザに感動も提供

ミツカンビジテックのWebFOCUS活用は、展開に巧みな工夫が施されています。

たとえば、ユーザにデータ提供を考えるときは、マーケティングの発想を取り入れること。まずコンセプトを明確にし、想定ユーザを決め、現場の戦略にしっかり合致したどのデータをどのタイミングで提供するかを考えます。ユーザ部門と一体となって議論するとともに、ミツカンビジテックからもどんどん提案し、ユーザの期待を超える仕様の実現をめざします。

また、インターフェースを提供したら終わりではなく、PDCAサイクルを回して常に上をめざします。

事業環境は常に変化を続けているため、それにつれて、たとえば、商品群を「既存品」と「新商品」という分類で見てみたい、といった具合にニーズもどんどん変わっていきます。そのような要望を受けたら迅速に実現して提供するとともに、データのアクセス状況をWebFOCUSのリソースアナライザーやログ収集ツールで常にモニタリング。何か大きな変化が発生したり、ミツカンビジテックの予想とは違う使われ方をされているときは、ユーザ部門のところに出かけて活用シーンや戦略合致性をあらためて確認し、それらをフィードバックしてシステムを進化させていきます。ミツカンビジテック側で仮説を立ててシステム改良を実施するのです。たとえば、特定のデータの閲覧が進まないのは複数の画面を1つのウィンドウ内で切り替えて使用する設計のせいではないかと考えボタンで画面を開く形式にしたところ、一気にアクセス数が増加したこともありました。 田平氏はこれらを、“使わせる仕掛け&使いたくなる仕掛け”という“2方向で進める活用促進”と語ります。

田平氏 「“使わせる仕掛け”は、データがあれば簡単にプロトタイプが作れるWebFOCUSのよさを活用した複数の“たたき台”提供。“使いたくなる仕掛け”は、やはりWebFOCUSの高い開発生産性を生かして作る“思考を妨げない画面”。請負感覚ではなく、ユーザが活用して、成果を出して、喜んでもらいたいという気持ちで作ると、それが感動を呼んでもっと期待される。こういうサイクルが確立できたのも、ミツカンビジテックでの内製が可能になったからでした。」

データ提供のコストは1/10に。業績を意識する企業風土も醸成。

2005年の導入からはや3年。WebFOCUSの活用による成果は、さまざまな場面で表れています。 1つめはインターフェース提供のコストやリードタイム短縮です。松下氏の試算によると、前者はなんと1/10に、後者は1/5になったそうです。

またデータ活用により、エンドユーザは簡単に業績を確認できるようになり、誰もが常に収益を意識しながら次のアクションを考えるようになったといいます。 さらに、ミツカンビジテックが簡単にビジネスデータへアクセスできる環境を提供したことでユーザからの信頼が増し、“グループ内で存在感のあるカンパニーになる”という同社の目標に大きく近づきました。

今、営業部門以外の部署からは「うちにも営業が使っているようなデータ活用ツールを」という声が寄せられています。ミツカンビジテックでは今後、BIプラットフォームとして本格的にWebFOCUSを水平展開していく予定です。

(2008年12月現在の取材内容です)

会社名 株式会社ミツカングループ本社
本社 〒475-8585 愛知県半田市中村町2-6
創業 1804年
設立 1923年6月
従業員数 2,420名(2008年2月末現在)
URL http://www.mizkan.co.jp/

関連製品/サービス

WebFOCUS

WebFOCUSは、社内外のユーザに情報を届け、情報活用を定着させるBIプラットフォームです。現場のビジネスユーザから経営者、顧客やパートナーまで、あらゆる人がいつでも、どこでも、必要な情報をリアルタイムに活用できる“オペレーショナルBI”をベースコンセプトに、ユーザが“使いやすい”情報活用環境を実現します。

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