- テスト高度化
【事例で紹介】SAPシステムの品質を担保する「テスト」の重要性
2024.10.18
SAPシステム品質管理に必要な「テスト」
SAPシステムの新規導入に移行、またバージョンアップや日々の改修の際に生じる「システム品質」に関する問題。
例えばレスポンスタイムの遅れ、処理速度の低下、ユーザーインターフェースの不具合……。
これらは、ユーザーの不満を招く上にビジネスの生産性を損なってしまう、大きな問題です。
この問題の解決策としては「テスト」が非常に重要となりますが、SAPシステムの構築現場では、テストを行うにあたって、
様々な課題が生じているようです。
ケース1:実運用を想定した「負荷テスト」ができない
アドオン部分のパフォーマンス劣化問題が発生するたびに、プラットフォームのサイジングを行っていた結果、
ハードウェアコストが積みあがっている状態が継続してしまいました。
また、SAP S/4HANAから新しくFioriというUXが導入されシステム構成が3階層に変わり、パフォーマンスが未知数に……。
Fioriは管理者の設定によってグループ化されたタイル群が表示されますが、タイル数によってフロントエンドサーバーに対しての負荷が変わるため、
実運用を想定した負荷テストを行う必要がありましたが、なかなか手が回りませんでした。
・フロントエンドサーバーへの負荷が発生してしまう……
・最適なサイジングができずハードウェアコストを圧迫する……
ケース2:新規開発や運用後の変更に対して「リグレッションテスト」ができない
アドオン開発やアップグレード、法改正、各種パッチ適用……。SAPシステムでは様々なシステム変更が生じますが、 開発スケジュールや人的リソースの問題で、その都度テストを行うことができない状況でした。とにかくテストケースが増大し、 人手では到底間に合いませんでした。
・パッチ適用後の回帰テストが追いつかない……
・テスト件数が増大して対応ができない……
こうしたテストが困難に直面する大きな理由の一つがSAP人材の確保と体制構築です。SAPパッケージ特有の考え方や動き方を理解して テストが行える人材自体が不足している上に、技術者を採用できてもコストが高く、計画は立案したものの、人が集まらないという話を良く耳にします。
アシストが提供する2つのテストソリューション
- 1リリース前の負荷テストを自動化する
ことで、事前にボトルネックを
解消した上でシステムをリリース - 2稼働後の性能障害の発生率を大幅に
改善し、安定したレスポンスを
確保を実現 - 3運用プラットフォームの最適なサイジング
が可能となりハードウェアコストへの投資を大幅に削減
- 1継続的テストの効率化を図るためUFTを
採用し、移行時から運用に入った後の
継続的なテストの効率化を実現 - 2結合テストでバリエーションテスト、疎通
テスト(IN/OUTの整合性)を実施し、
ツール未適用時と比べて30%工数を削減 - 3テストスクリプトは
拠点展開する際にも再利用され、
SAPシステムの品質を確保
SAP環境でのテスト事例のご紹介
これら2つのツールを利用して、SAP環境での品質問題に対応して成果を挙げている事例をご紹介します。
「テストソリューション」のご相談ならアシストへ
事例でテストツールの有用性を理解できたものの、実際に導入できるか不安、現場の混乱なく現在の環境にマッチさせられるものか心配、
とお悩みの担当者もいらっしゃるかもしれません。
アシストでは、各テストツールの詳細説明やデモンストレーションなど、導入するためのサポートを行っております。
ツールの詳細や価格が記載された説明資料もダウンロードできますので、ぜひ導入検討時にお役立てください。
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