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2014年01月14日(火) イベント

2013年度「My哲信ワークショップ」レポート



「My哲信ワークショップ」とは?


アシストには『哲学と信念』という企業理念があります。これはアシスト社員にとっては「バイブル」とも言えるもので、全社共通の「価値観」や基本となる考え方が書かれています。

アシストでは、2010年より、入社10年目の社員を対象に、この『哲学と信念』に立ち返る場として、「My哲信ワークショップ」を開催しています。節目となる入社10年目の社員に、会社や仕事に対する考え方を見つめ直してもらい、また、仲間との意見交換や「想い」の共有を通じて、改めて「自分自身の哲学と信念(=My哲信)」を創り出してもらうための合宿形式のワークショップです。

アシストが「My哲信ワークショップ」を開催する理由


このワークショップは、顧客満足度調査でお客様から頂戴した苦言への対応を検討する中、1つひとつの苦言に個別対応しているだけでは、アシストが最も大切にしてる「お客様の最高」を実現できない、という考えをきっかけに生まれたものです。社員一人ひとりが、アシストの原点である『哲学と信念』のマインドを持ち、「自発的に」日々実践できるようにしなければ、お客様にとっての「最高」、ひいてはアシスト社員それぞれにとっての「最高」は実現しない、ということからスタートしました。

2013年度「My哲信ワークショップ」開催レポート


ここでは、2013年11月に開催された、2013年度の「My哲信ワークショップ」をレポートします。

Myワークショップには、主役である入社10年目の社員26名に加え、前年度のワークショップ参加者がサポーターとして参加しました。加えて、社長や取締役もオブザーバーとして参加し、時には自身の体験を共有する場もありました。毎年継続して実施されていること、さらには経営層も参加していることなどから、アシストの共通の価値観を浸透させ、次世代に継承していくという意味において、このワークショップがいかに重要視されているかが伺われます。

このワークショップに期待すること


ワークショップ自体は、進行役から投げかけられる問い(質問)をきっかけに、個人ワークとグループワークを組み合わせながら進められます。

最初の質問は「このワークショップが終わった時に何を手に入れていればあなたにとって最も価値があるか」です。参加者の回答からは、ワークショップ自体に対する不安と期待、また日々の業務に対する苦悩が感じられました。「仕事で悩んだ時の指針になるようなものを得る」であったり、「アシストで働くということに自信と誇りを再認識できること」などです。この問いにより、「単に呼ばれただけのワークショップ」から「自分自身でゴールを考え出す」ようになります。ネガティブからポジティブに変わる瞬間でもあります。

進行役は、ストップウォッチを片手に、次々に質問を投げかけては、参加者に色々な課題について考えさせます。「アシストに入社してから、達成できたこと」、「これから1年後のゴール」、「3年後のゴール」など、普段じっくり考えることがないような問いかけです。

参加者の顔は真剣そのもの。時間制限もあるので、ぼーっとしている時間はありません。「わからない」、「思いつかない」の回答が許されないからでもあります。


問題を指摘するのではなく、解決策を提示する


またこのワークショップの特徴は、問題点を指摘するだけではなく、解決策を提示する点にあります。例えば、「評価が公平ではない」という問題点を指摘するのではなく、「どのようにすれば、全社的に公平な評価が下せるようになるか」と解決策を求めるのです。「若い世代のキャリアアップの道が見えない」ではなく、「どうすれば、若い世代にキャリアアップの道が示せるようになるか」を考える、といった具合です。

そして、与えられた質問が個人タスクからグループワークのプロセスを経ることによって、各グループが提示した内容が、「社員満足度100%」であったり、「最高の組織」を考える上位概念といった全社視点に引き上げられていきました。

アシストが世界に約束できることは何か


さて、ワークショップの後半に差しかかった頃、「アシストが誇れることは何か、世界に約束できることは何か」、という質問が出されました。

参加者の回答は、「日本で一番のお得感と安心をお届けします」であったり、「お客様が会いたい会社になります」であったり、あるいは「あなたのために、あなたの満足をずっと一緒に創造し続けます」であったりと、『哲学と信念』や、アシストのスローガン『「お客様の最高」のために』を自然と意識した内容になっています。

同じアシスト社員でありながら、普段話したことがないメンバーと、1つのテーマについて、これ程真剣に考えたことはなかったのではないでしょうか。

ワークショップでは、相手に自分の考えや想いを伝えるのに、ホワイトボードや模造紙が大活躍したようです。合宿2日目には、会場のほぼすべての壁や入り口ドアの裏は、数百枚の鮮やかな黄色い付箋紙と細かな検討メモが書き込まれた模造紙で埋まっていました。


ワークショップの最後の質問は、「My哲信」を作ることでした。自分が仕事を進める上で、判断に迷った際に羅針盤となる言葉を、各人1つずつ考えてもらいました。

そして、でき上がったのが、以下のような「My哲信」です。

  • ピンチをチャンスと考える
  • 挑戦できるほうを選ぶ
  • できない理由を考えるのではなく、何ができるかを考えて行動する
  • 私が持つ最大限の「力」を提供します
  • 誰に対しても誠実である
  • 私の最高は何かを問い続けます
  • 寝る前に、その日の自分を褒めてあげられるように一日を過ごす
  • 「あなたのために」と「わたしのために」を考えて行動する
  • 「もっと」の継続
  • お客様を超えるために、知る努力を惜しまない
  • 私史上、最高の仕事を今日また更新する。
  • 泥くさく、でも、潔ぎよく

ワークショップの冒頭では、ややもすればネガティブな気持ちが見え隠れしていた参加者も、2日間のワークショップを終える頃には、自身の考え方に基づき、確固とした「My哲信」を提示できるところまで到達したようです。この「My哲信」は、今後アシストで「お客様対応」をする上で、また社会人生活を送っていく上で、心の拠り所になっていくことでしょう。そして、来年の10年目の社員にも、彼らからしっかりタスキが渡されることになるであろうことを強く感じたワークショップでした。


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