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2014年04月16日(水) 事例

東京カンテイ、不動産関連のビッグデータ分析用データベースの
新基盤として「Oracle Database Appliance」を採用

高度な分析処理時間が最大11倍高速化し、新たなサービス提供が可能に


2014年4月16日
日本オラクル株式会社
株式会社アシスト

 日本オラクル株式会社(本社:東京都港区、代表執行役 社長兼CEO 杉原 博茂、以下 日本オラクル)と株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、代表取締役社長 大塚 辰男、以下 アシスト)は、オラクルの高可用性データベースとハードウェアを一体化したエンジニアド・システム「Oracle Database Appliance」が、株式会社東京カンテイ(本社:東京都品川区、代表取締役社長:松村 優一郎、以下 東京カンテイ)のデータベース基盤として採用されたことを発表します。

 全国535万件の土地/674万戸のマンション物件の図面や売買/賃貸に関する情報、土地/建物の担保評価を行う際の判断材料となる情報などを含む大規模な不動産データベースを保有する東京カンテイでは、データベース情報に基づき、マンションデベロッパー、不動産仲介業者、金融機関、不動産鑑定事務所など3,100社もの法人会員向けに、不動産に関する多種多様なサービスを提供しています。
※出所:東京カンテイ

 東京カンテイのデータベースは、金融機関などで融資根拠として利用されることから、金融機関のシステムと同等の可用性、信頼性が求められ、この5年間、既存システムにおいてほぼ100%の稼働率を達成してきました。昨今、不動産情報をより高度に分析して顧客企業に情報提供する「収益評価サービス」や、地図情報と連動した「駅周辺の賃料査定システム」、また過去物件情報を含めた傾向分析を必要とする、いわゆるビッグデータ分析結果を顧客企業に提供する新サービスを開始する必要から、パフォーマンスと拡張性を同時に実現するシステムの検討が急務となりました。
※東京カンテイ調べ

 東京カンテイでは、以下の5点を高く評価し、新たなデータベース基盤として「Oracle Database Appliance」の採用を決定しました。

1. 不動産情報の高度な分析処理時間が最大11倍高速化することで、迅速な新サービスの提供が可能である
  ことを実証
2. 必要なプロセッサの能力に応じて費用を支払うオラクルのライセンス方式「Capacity On Demand」によりデータ量
  や扱うデータ項目の増大にも段階的な投資が可能
3. アプライアンス製品のため、ハードウェアの選定からシステム・カットオーバーまでにかかる期間や工数、さらに
  その先の運用負荷を大幅に削減可能
4. 可用性、信頼性、高性能を実現しながらUNIXシステムと比べて導入しやすい高いコスト効率
5. アシストにおける「Oracle Database」のサポート実績と「Oracle Database Appliance」の導入実績
※東京カンテイ調べ

 東京カンテイでは、2014年9月までに運用も含めた「Oracle Database Appliance」の検証作業を完了する予定で現在プロジェクトが進行中です。高度な分析処理用のSQLチューニングが必要な開発では「Oracle Enterprise Manager Diagnostics Pack」と「Oracle Enterprise Manager Tuning Pack」の有効活用によりSQLチューニングの時間を大幅に短縮でき、サービス開発のスピードを加速できることを実感しています。

株式会社東京カンテイ システム部 係長 山田尚義氏からのコメント

 当社のシステムは金融機関と同等の可用性や信頼性を求められるため、第一に安定稼働が命題となっています。そのため、これまでは実績のあるUNIXを採用して上記命題をクリアしてきました。しかし、導入時のスペックを基準に開発を行うため、思い切った施策が取れなかったり、チューニングに時間を取られたりといった問題がありました。

 そこで、安定稼働はもちろんのこと、このような問題に対応でき、さらにユーザーのニーズに柔軟に応えられる拡張性を持ったハードウェアを探し求めていたところ、アシストの強力なサポートのおかげで、タイミングよく「Oracle Database Appliance」に巡り合うことができました。

 実運用までには時間を要するものと考えていますが、当社の「Oracle Database Appliance」に対する期待は非常に大きなものになっています。


「Oracle Database Appliance」について


「Oracle Database Appliance」は、高可用性・高信頼性に定評のある「Oracle Database 11g Enterprise Edition」専用に開発されたエンジニアド・システムです。事前構成済みのハードウェアと、ソフトウェアを組み合わせることで短期構築と運用コストの削減を実現します。データベース導入や管理の手間とコストを大幅に削減する画期的なソリューションです。

株式会社東京カンテイについて


代表取締役社長:松村 優一郎
設立:1979年10月
従業員数:220名(2014年4月現在)
本社:東京都品川区上大崎3-8-3
事業内容:不動産関連情報のサービス提供
URL:http://www.kantei.ne.jp/

オラクルについて


オラクルは、クラウド環境と皆様のデータセンターの両方においてハードウェアとソフトウェアが連携して稼働するよう設計します。オラクル(NYSE: ORCL)に関する、より詳細な情報については、www.oracle.com をご覧ください

株式会社アシストについて


代表取締役会長:ビル・トッテン/代表取締役社長:大塚 辰男
設立:1972年3月
社員数:850名(2014年4月1日現在)
本社:東京都千代田区九段北4-2-1
URL:http://www.ashisuto.co.jp/

アシストは、特定のハードウェア・メーカーやソフトウェア・ベンダーに偏らない、幅広いパッケージ・ソフトウェアを取り扱う会社です。「パッケージ・インテグレーター」として複数のソフトウェアと支援サービスにアシストのノウハウを組み合わせ、企業の情報システムを情報活用、運用、データベースのそれぞれの分野で支援しています。今年も“「お客様の最高」のために”というスローガンのもと、この3分野にさらに注力し、顧客企業の立場に立った製品選定と独自の組み合わせによる製品/サービスの提供を一層強化し、活動していきます。

ニュースリリースに関するお問い合わせ


日本オラクル株式会社 広報室 谷地田
TEL:03-6834-4837 FAX:03-6834-6129
E-Mail:pr-room_jp@oracle.com
プレスルーム:http://www.oracle.com/jp/corporate/press/

株式会社アシスト 広報部 田口
TEL:03-5276-5850
URL:http://www.ashisuto.co.jp/contact/press/

「Oracle Database Appliance」に関するお問い合わせ


株式会社アシスト 情報基盤事業部 ビジネス推進部 中村剛
TEL:03-5276-3653
詳細URL:http://www.ashisuto.co.jp/solution/dodai/stack/oda/



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