アシストのビジネスパートナー同士をつなぐ共創コミュニケーション基盤「第2回 With BP!!情報交換会」開催報告
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「情報が人をつなげる」という信念のもと、アシストのパートナー企業の情報を流通させ、パートナー同士やアシスト社員をつなげて新たなビジネスを創出するコミュニケーション基盤「With BP!!」。2022年12月に開催された「第1回 With BP!!情報交換会」では、初めて参画パートナーが一堂に会し、各社のソリューションや今後の活動内容などについて紹介が行われました。
それから約1年半が経った2024年8月、前回と同じく参画パートナーの担当者が一堂に会した「第2回 With BP!!情報交換会」が開催されました。アシストの担当者からこの1年半の活動内容と今後の活動方針の紹介が行われたほか、各パートナー間の共創をより活性化すべく、各社のソリューション紹介などが行われました。
HEADLINE
発足から1年半の取り組みの報告
冒頭では、アシスト 執行役員 東日本営業本部 本部長 小西雅宏による開会の挨拶が行われました。

現在弊社は3ヵ年の中期経営計画「超サポ-25」の2期目を迎えており、幸い今のところ計画通りに推移しています。来年は3期目の集大成の年になるので、ぜひWith BP!!の成果を生かして計画を達成したいと考えています。
現在アシストでは、お客様から頂いた声を事業活動に反映する形で、企業のナレッジ活用やAI活用のソリューションに力を入れています。その一環として「Knowledge Platformの推進」「DIC(Data Inovation Center)の設立」などの施策を矢継ぎ早に打ち出してきました。
またこれらと合わせて、東日本営業本部による独自の取り組み「営業戦略フレームワーク」も推し進めており、現在は主にITコスト最適化やDX推進などのキーテーマを掲げて営業活動に勤しんでいます。

こうした弊社の営業活動の方向性などもヒントにしながら、With BP!!の取り組みの中で弊社や他のパートナー様とのコラボレーションを加速していただければと思います。
続いてアシスト 東日本営業本部 戦略企画統括部 戦略企画推進室 岸啓介より、With BP!!の活動報告と今後の活動方針について説明が行われました。
With BP!!の参画企業数は2024年8月末時点で15社となり、第1回 情報交換会以降に新たに5社のパートナーが参画しています。パートナーのソリューションを紹介する動画コンテンツの数も300本を超えており、今後はこの動画コンテンツをさらに有効活用してより多くのリード獲得を目指していく予定です。
なおWith BP!!の活動そのものは、大きく「共創プロモーションの推進」「参画パートナーとの連携強化」という2つの軸に沿って行われました。共創プロモーションとしては、パートナーとアシストのソリューションを共同で紹介するウェビナーを全4回開催しました。またメルマガとWebサイトを活用したリード&案件創出施策「For X!!」も、これまで8社のパートナーと実施しています。
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パートナーとの連携強化施策としては、アシストとパートナーの共創ソリューションの創出に向けて、ディスカッションや勉強会などを開催したほか、アシスト社員に対するソリューション紹介動画の公開なども行いました。

これらの施策を引き続き強化していきつつ、今後はさらにパートナー様同士での協業ソリューションの創出と、アシストとパートナー様の商材を組み合わせて販売する仕組みを創出する取り組みに力を入れていきたいと考えています。
前回の情報交換会以降に新たに参画したパートナー企業
続いて、この1年半の間に新たにWith BP!!に参画したパートナー企業6社の担当者による挨拶と、簡単なソリューション紹介が行われました。
株式会社アイアクト

元々Webサイト制作を主な生業としてきましたが、2016年からはIBM Watsonの技術を用いたAIソリューションの提供も始めました。AIチャットボットサービス「Cogmo Attend」、AI検索サービス「Cogmo Search」などを展開するほか、近年ではChatGPTを既存の検索技術と組み合わせた「Cogmo Enterprise 生成AI」の提供も始めており、幅広い業界の企業から高い注目を集めています。
株式会社アイリックコーポレーション

業界初の保険ショップチェーン「保険クリニック」の運営元として広く知られるとともに、2018年にはグループ会社と共同でAI-OCR技術を共同開発し、現在はこれを「スマートOCR」として提供しています。特に保険業界向けに特化したAI-OCRソリューションに定評がありますが、それ以外にも官公庁など他の業界の企業・組織にもサービスを展開しています。
エヌ・ティ・ティ・コムウェア株式会社

NTTグループの一員として日本の社会インフラを支えてきた品質と信頼、技術力を生かして、社会インフラDXソリューション「SmartMainTech」、製造業・建設業向けソリューション「Collabo Work Solution」、民間街区型スマートシティ「GreenUs」などのソリューションブランドを展開するほか、GX(Green Transformation)ソリューションや「生成AI×ロボティクス」などの分野にも力を入れています。
さくら情報システム株式会社

SMBCグループの情報子会社として金融業界向けシステムを長年手掛けてきた技術力とノウハウを生かして、現在様々な業界向けにコンサルティングからシステム開発・保守、DX支援などを提供しています。また2024年6月にはMicrosoft Azureの生成AI技術を活用したAI-OCRサービス「AI TextSifta」を新たにリリースしており、幅広いユースケースへの適用が期待されています。
株式会社電通総研

2024年に電通国際サービス(ISID)から電通総研へと商号変更が行われました。SAPソリューションを手掛けるエンタープライズIT事業部は、With BP!!の発足当初から参画していましたが、このたび新たにセキュリティソリューション「KnowBe4」を取り扱う金融ソリューション事業部もWith BP!!に参画し、他のパートナー企業との共創をより一層推し進めることになりました。
日本システム技術株式会社

2023年に創業50周年を迎え、現在は東京と大阪にそれぞれ本社を置いて東阪双方の商圏において様々なITサービスを提供しています。「DX×SI事業」「パッケージ事業」「医療ビッグデータ事業」「グローバル事業」の4つの事業領域を軸に据え、特に近年は医療ビッグデータを他社の製品・サービスと組み合わせて新たな価値を創出するソリューションに力を入れています。
アシストとパートナーの商材を組み合わせて販売するための戦略
続いてアシスト 東日本営業本部 戦略企画推進室 室長 児玉理が登壇し、今後アシストが自社商材とパートナーの商材を組み合わせて販売していくための営業戦略について説明を行いました。

おそらく本日お集まりいただいた皆様の中には、「本当にアシストの営業は私たちのソリューションを顧客に紹介してくれているのか?」と疑念を抱いている方もいらっしゃるかと思います。確かにアシストの営業全員がパートナー様のソリューションを全てインプットして提案するのは難しい面もあるため、先ほど小西から紹介した「営業戦略フレームワーク」をより有効活用していきたいと考えています。
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アシストでは現在、「お客様にとっての最高の体験と感動」を実現すべく、「モノ売り」から「コト売り」への転換を軸とする営業スタイル改革を進めており、営業戦略フレームワークはその取り組みの中核に位置しています。2025年度版の営業戦略フレームワークも既に策定を終えており、その中では5つのキーテーマを掲げています。

この5つのテーマの中に、「このテーマなら自社のソリューションとの相乗効果が期待できるのでは」というものがございましたら、ぜひご提案いただけますと幸いです。
またアシスト 東日本営業本部 戦略企画統括部 戦略企画推進室 小林晴一からは、アシストのプリセールス部門のマネージャーから「日ごろお客様の課題をお聞きする中で、アシストの商材だけでは対応が難しい領域」についてヒアリングした内容の紹介が行われました。

大きく分けて5つの技術領域において、アシストが持つ商材だけではお客様の課題になかなか対応できないと聞いております。これら5つを始めとしたアシストの商材と、先ほど児玉からご紹介した営業戦略フレームワークの5つのキーテーマを中心に、ぜひ皆様とビジネスを新たに創出していきたいと考えております。
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パートナー同士の協業ソリューションの創出に向けて
With BP!!では今後、アシストとパートナーの商材の組み合わせだけでなく、各パートナーの商材同士を組み合わせたソリューションの創出にも積極的に取り組んでいきます。その第一歩として今回の情報交換会では、5社のパートナーに「他社との協業を推し進めたい製品・サービス」をそれぞれ紹介していただきました。
株式会社アイアクト

アイアクトが提供する「Cogmo Enterprise 生成AI」は、弊社が元々得意とする検索ソリューションに生成AI技術を組み合わせることで、検索キーワードではなく自然文による検索を可能としました。また検索結果も、ヒットしたドキュメントのファイルではなく、その中の該当ページを提示できることが大きな特徴になっています。既にサイト検索や社内ポータル、コールセンターのオペレーター用システムなどの場面で数多くの導入実績があります。
株式会社ジール

ジールでは、国や自治体が公開している各種オープンデータを使いやすく加工して配信・提供するサービス「CO-ODE(コ・オード)」を提供しています。高度なデータ分析を実現する上でオープンデータの活用は極めて有効ですが、その半面データの所在やフォーマットなどがバラバラなため、利用ハードルが高いのも事実です。そこでCO-ODEを使うことでオープンデータを1ヵ所から共通フォーマットで取得できるようになり、その利用ハードルを大幅に低くすることが期待できます。
株式会社電通総研

電通総研ではSAPユーザー向けに、SAPバージョンアップの影響分析をクラウドサービスとして提供する「Panaya」、そしてSAPが管理するデータを容易に活用可能にする独自ソリューション「BusinessSPECTRE」を提供しています。これらの商材に他のパートナー企業のSAPデータ活用ソリューションを組み合わせることで、SAP S4/HANAへのバージョンアップを検討している企業に価値の高いソリューションを提供していきたいとしています。
トレノケート株式会社

人材育成サービスを専門に扱うトレノケートは、特にIT分野の教育サービスに強みを持ち、様々な業界の企業に対して研修やトレーニングを提供しています。近年ではDX人材育成サービスのニーズが高く、様々な業界の事業会社に対して、それぞれのニーズに応じたデジタル人材の育成プログラムやDX基礎研修、リスキリング研修、さらには新入社員に対する伴走型メンタリングサービスなどを幅広く提供しています。
日本システム技術株式会社

日本システム技術ではこれまで、健康保険組合や自治体から医療データを預かり、これを分析して医療費削減や健保加入者の健康増進に貢献する保険事業を行ってきました。その際に預かった医療データの二次利用許諾を取り、データを匿名化することで幅広く利用可能とする医療ビッグデータ事業に近年力を入れています。これらの医療データを容易かつ安全に活用できるプラットフォームやダッシュボードを提供しており、既に民間企業やアカデミアにおける利用事例が次々と生まれつつあります。
なお最後には、参画パートナー企業の担当者同士が自由に交流できる懇親会が開催されました。会場のあちこちで様々な交流や情報交換が行われ、今後の協業やビジネス創出の可能性を大きく感じさせる会となりました。
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アシストでは今後もWith BP!!の活動を通じて参画パートナーとのビジネスをさらに活性化させ、互いにWin-Winの関係を築きながらお客様により高い価値を提供していきたいと考えています。
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