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この度、東芝三菱電機産業システム株式会社(以下TMEIC)様から、アシストの技術支援サービスを高く評価いただき、感謝状を頂戴しました!
今回の感謝状は、アシストで働く社員の軸である経営理念「哲学と信念」の実践、そしてアシストの「超サポ」がお客様に対価以上の価値があったと感じていただけた証なのではないでしょうか。
感謝状の対象となる製品と技術者はこちらの方々です。
Qlik Sense
:東日本技術本部情報基盤技術統括部 技術2部 染谷・我満・庄司・高木・小関
DataSpider
:東日本技術本部情報基盤技術統括部 技術3部 大久保・竹石・中村
各種サービス提供後にフィードバックを頂戴する機会はありますが、感謝状までいただくケースはなかなかありません。今回、どのような技術支援サービスが評価され、感謝状をいただいたのでしょうか。
今回の支援の中心となった営業の宮田 新さん、Qlik Sense技術の染谷 尚秀さん、我満 美帆子さん、庄司 拓矢さんにお聞きしました!
── TMEIC様から感謝状をいただいたということで、おめでとうございます!!担当として、こんなに嬉しいことはないですよね。感謝状を頂戴する機会ってそうそうないと思うんですが、どういうきっかけでいただけたのでしょうか。
宮田さん:ありがとうございます!非常に光栄なことだと思っています!
TMEIC様では、Qlik Sense(以下、Qlik)とDataSpiderをベースとして、グローバル情報システム基盤「TMGIT-C」(TMEIC Global IT System - Core)を構築されています。
このTMGIT-Cプロジェクトが社内で大きな成果を出されたことから、2019年度TMEIC社長賞を受賞されました。その中で、当プロジェクトにおけるアシストの技術支援サービスの貢献を評価いただき、感謝状をいただきました。
── お客様のプロジェクトが、社内で大々的に表彰されたんですね!社長賞を受賞するような取り組みがどんな内容だったか、とても気になります。
宮田さん:海外拠点を含む全社を巻き込んだ情報システム基盤構築のプロジェクトになります。今回のプロジェクトの目的は大きく2つあって、1つ目はこれまで個々のシステムで分散して管理していたデータを共通サーバーで情報を共有し、経営情報(KPI)のグローバルな情報を見える化することで、「経営による意思決定スピードの向上」を実現すること。2つ目はこれまでのExcelとメール等での俗人的マニュアル作業を、Qlikをベースとし多軸での分析を可能にしたIT基盤の整備による「業務改善によるコスト削減」の実現です。このプロジェクトは現在もStep2、Step3と今後さらに応用分野を拡大される計画とお聞きしています。
染谷さん:経営層向けには、財務・非財務KPIに対しての実績・予算をQlikでタイムリーに可視化されています。プロジェクトの中で最初に着手しまして、今では経営会議の中でも様々な場面で活用されており、Qlikの特徴であるドリルダウンや異常値表示等の機能をふんだんに使われています。また社長自ら日常的にご覧になられていると、うかがっており嬉しい限りです。
ユーザー部門向けには、これまでExcelで都度個別にシステムからダウンロード等して運用してきた様々なレポートを、QlikでシステムやExcelから自動取得することでタイムリーに見られるようにし、利便性や情報の鮮度を上げることを目指しています。全社共通の部門費・販売管理費等に関するレポートから、事業部門を対象とした受発注レポート、工場向けの生産見込みレポートなど様々なレポートが順次公開されています。利用ユーザーは全体把握と同時に、閾値による異常値表示から原単位のデータまでドリルダウンしての活用や、自身でマイシート作成しさらなる分析へといった段階に進んでいます。
また、より一層の利用拡大に向けて、ユーザー自身がスクリプト作成をする教育と、セキュリティを考慮した扱いやすいデータ提供(QVD)やExcel取得の仕掛け等、運用面の自動化・充実化もDataSpiderを利用して図られています。
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── 各種データを新鮮なまま、様々な角度から分析し、その結果を基に誰でも簡単に最適な判断をくだせる基盤となるシステムを構築、ということですね。具体的にアシストはどんな支援を行ったのですか?
庄司さん:TMEIC様は自社での開発・運用を目指していたので、まずはIT部門様向けにスキルトランスファー支援を実施しました。特にQlikは全社ユーザーへ公開する基盤となるため、分析テーマに基づくアプリ開発の支援から、システム運用に必要となるアクセス制御やユーザー管理など、自社でのBI推進を実現するための様々な支援を実施してきました。IT部門が適切にシステムを運用できることは大前提とし、今回のプロジェクトのゴールとしては、ユーザー部門の利活用をとっても意識しています。ユーザーが業務の中でQlikを使うことが当たり前だと感じてもらえるほど、日々の業務にQlikを定着させることを目指したんです。IT部門が作ったものをただ使うだけではなく、ユーザー自身で必要な情報を取得したり、発信できるようにならなければ、システムの“活用”には届かないと考えました。
── アシストが得意とする「システムの“使いこなし支援”」が生きてきますね。
我満さん:そうなんです。いかにシステムをユーザーが使いこなせるようにするかがポイントでした。そのため、ユーザーに対する教育は入念に打ち合わせを行い、TMEIC様内のユーザーとなる方向けにオリジナル研修を作成しました。これまでに10回以上実施しており、のべ200人以上の方にご参加いただいています。
振り返ってみても、この研修に関する場面が多く印象に残っています。地道な内容ではあるんです。研修の内容をいつでもだれでも見返せるように動画化してイントラに公開していただいたり、時には一度に50名以上の方々を前に研修を実施したりしました。途中でコロナの影響もあり、Skypeを使ってリモートの講義も開催したりと、研修と一言でいっても受講者に合わせて受講形態を工夫し、一つひとつを丁寧に取り組みました。ユーザーにシステムを使いこなしてもらうために手を抜かないプロジェクトの姿勢に、こちらも全力で応えなくてはと気持ちが奮い起こされた結果だと思います。
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── 今回、感謝状にいたったのも、そこが評価されたんですか?
染谷さん:そうですね。プロジェクトの目標達成に向けて、求められる支援を柔軟に提供したこと、そしてユーザーの利用促進・定着に向けて手厚い教育を実施したことの2点を評価いただきました。
特に教育については、受講したユーザーからも高い評価をいただいているとフィードバックをいただいています。
宮田さん:今回感謝状という形で評価をいただきましたが、やっぱり一番はプロジェクト担当者の方の、情報を活用することで今の業務のやり方を改革していきたいという強い思いがあったからこそだと思っています。
染谷さん:そうですね!まだまだプロジェクトとしては道半ばなのですが、それでも今ある最良の選択としてQlikの可能性を信じてくれたお客様に最高の支援ができるよう、引き続き課題解決のご提案をしていきたいです。今、Qlikに登録されているユーザー数は社内で400名くらいなんです。これをもっと増やせるように、更なるQlikの定着を目指して、今後もお客様に伴走していきたいと思っています。いえ、“します”ですね!
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宮田さん、染谷さん、我満さん、庄司さんありがとうございました!
アシストとして、お客様の支援に携わって成果を出すのは仕事として当たり前のことではあるのですが、やはりこういった形で評価をいただけるのはありがたく嬉しいことですね。今回の支援に携わったアシストメンバーは、今まで以上の熱い気持ちをもって取り組んでいくのではないでしょうか。
こういった関係をお客様と築かせていただけること、そしてお客様からの温かい言葉のおかげで、アシストがアシストとしていられるのだと、そして「もっと何かをしたい」という思いをもって成長の糧にしていけるのだと思います。もちろん、もっとこうして欲しいというご要望や、時にはお叱りもお寄せいただき、アシストの支援魂をさらに磨き上げてみせます!
TMEIC様、この度は素敵な機会をいただきありがとうございました。引き続き、TMEIC様がさらに輝いていくためのお手伝いをさせてください!
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