アシストのブログ

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2021.12.14

「人心掌握」のマジシャンに(池松 淳)

「人心掌握」のマジシャンに(池松 淳)


リーダーとしての不可欠な要素、それは人の心を掴める人であること。厳しさの中にいつも優しさがあふれ、部下から厚い信頼を寄せられている、そんなリーダーの池松さんにお話しを聞きました!

入社のきっかけ:社員が生き生きと働いている姿を見て


── 池松さんがアシストを知り、入社されたきっかけは何だったのですか?

今年、35年の永年勤続表彰をもらったんです。あっという間の35年ですね。

学生時代、就職活動を始めた時に、クラブの同期の友人から「私の兄が就職した会社、2年目でボーナスが100万円も出た」という話を聞いて、お金に目が眩んだわけではないですが、めっちゃ跳んでる会社やん!と、興味津々でアシストに電話したのがきっかけですね。当時、まだ300人位の会社で、こんな小さな会社で大丈夫か?という不安はありましたが、会社説明会の時に、“アシスト自身は小さな会社ですが、お客様は超一流企業ばかりです”という言葉に強烈な印象を持ちました。そしてオフィスで働く皆さんが若く、(多分当時は平均年齢27歳位だったかな?)生き生きと働いている姿を見て、自分もここに飛び込んでみたいな、と衝動的に思いました。

── バブル崩壊前で、新卒で就職するなら大企業志向が強かった時代に、先見の明があったのですね。

独立系の小さな会社というのは当時の学生には不安も大きく、それからも就職活動を続け、会社探しを継続しましたが、アシスト以上にインパクトある会社に出会うことがなかったので、最終的にアシストに決めました。ただ本人は平気でしたが、当時、両親は冷や冷やもんだったと思います。きっかけになった友人のお兄さんは、私が入社後、1年も経たずアシストを辞められましたので、「ほんまかいな?」と思いましたが、既にアシストにどっぷり浸かっていましたので、特に不安にはならなかったです。

アシストでの歩み:技術から営業へ、全国各地の営業所担当を経験


── アシストでのキャリアを教えてください。

入社後、大阪に配属され5年間は技術でした。森沢さんが率いるPansophic(後のACA)のSEとして、プリセールスから導入、教育、サポート、トラブル対応と、一通り全部の業務をこなしていました。当時のSEは多能工でしたからね。元々営業志望ということもあり、営業に転籍することになったのですが、技術ではリーダーになり重要な顧客対応もしていましたので、技術チーム内に大きな衝撃が走りました。でも、異動してみると、特に混乱もなく、若干寂しい思いをした記憶があります(泣笑)。

余談ですけど、当時1年目の社員をお客様先に出向(丁稚奉公)させる研修制度があり、私はミノルタカメラ株式会社(現コニカミノルタ株式会社)さんに出向しました。入社した年の年末までの8ヵ月間だけの約束でしたが、生産管理システムの大型プロジェクトに参画し、開発が佳境に入ったこともあって、出向が翌年5月まで延長されました。アシストがお客様に新入社員の教育をお願いする出向でしたから、無給ではありましたが結構戦力になったと自負しています。その当時ミノルタさんで一緒に働いた方々とはアシストに戻ってからも公私共にお付き合いいただき、現在ソリューション研究会の会長をしていただいている玉本さんもそのお一人なんです。

営業になってからは、私が(お笑いの)師と仰ぐ大山師匠の元で鍛えられ、家電メーカー、岡山、広島などのお客様を担当し、広島営業所の立ち上げにも関わらせてもらいました。その後、大山さんからオファーがあり、2000年に九州営業所(当時は福岡営業所)へ転勤することになりました。博多で単身赴任をしている間に、西日本は大塚さん体制となり、今度は大塚さんからの指示で大阪へ戻り、営業統括部長として、九州を含む西日本の半分のエリアを任せていただくことになりました。その時、残りの半分を担当していたのが大塚真佐子さんでした。その後、またまた大塚さんから2009年に東京転勤を命じられ、東日本第3支社、システム基盤ソフトウェア事業部 BP営業統括部、ビジネスパートナー営業本部を経て、2019年9月に西日本支社へ凱旋し、2021年からは、中日本支社を兼任させていただいています。

アシストには、現在9つの支社、営業所があります。全国の営業所を担当したという経歴を持っているのは、私以外にはいません。この経験は、アシストに遺した一つの痕跡だと思いますが、全国各地の社員の皆さんと一緒に仕事ができたことが私の最大の誇りですし、各地の皆さんとの関係は私の財産となっています。

全国制覇に関しては、実は大山さんと2人で競っていました。大山さんは、東北営業所だけを残していますが、一足先に私が全国制覇をさせていただきました(笑)。


一番の思い出は福岡転勤


── 全国を網羅されてきたのですね。その中で一番思い出深い勤務地での経験について聞かせてください!

一番を選ぶのは超難しいですが、最初に福岡に転勤した時のことですかね。当時の福岡営業所は、売上もメンバーも少なかったですが、東阪名に次ぐ4つ目の拠点として期待されていましたから、プレッシャーも大きかったです。自分も30代でしたから体力もありましたので、毎日遅くまで仕事や飲みニケーションに明け暮れていました。単身生活で、平日は仕事に没頭できたことは良かったのですが、息子が幼かったこともあり、仕事と家庭を両立させることに必死でした。

幸い、社内からも家族からも、最大限のサポートをしてもらったおかげで、最初は苦しかったですが、徐々に福岡営業所に一体感も生まれ、結果も出始め、春喜の会やアシストフォーラムのような大きなイベントを開催できるくらいの営業所になりました。沖縄セミナー、博粋会や桜島サロンなど、九州・沖縄のお客様との交流の場も増え、アシストファンを少しずつ増やせたことが嬉しかったですね。

アシストならではの「おもてなし」


── 35年にわたって色々なお仕事に携わってこられた中で、「これはアシストならでは!」といえるプロジェクトは何ですか?

森沢さんが企画されているエグゼクティブ勉強会があるんですが、あれは、まさにアシストならではの「おもてなし」の超塊りだと思います(笑)。

もちろん、森沢さんのこだわりがその最たるものなんですが、それを、大塚さん始め役員やスタッフ全員が愚直に実行し、お客様を終始笑いの渦に巻き込みながら、最高の気分になっていただく。アシストと付き合って本当に良かった、と感じていただくことができる会です。会の終了後、スタッフはヘトヘトですけど(笑)。

他にもこのような「おもてなし」を提供する会はたくさんあります。単に楽しいだけでなく、仕事にも役立つ、他社との交流も深まるなど、お客様と長くお付き合いしていただけるように、今後も会を盛り上げていきたいと思います。

コロナで人心掌握に最大のピンチ!オンライン/オフラインの融合を目指す


── 昨年からのコロナ禍で、アシストもお客様も働き方や仕事のやり方を変えざるを得ない状況となりましたが、池松さんはいかがでしたか。

昨年の大阪の春喜の会から、ほぼ全てのイベントが中止になり、一部はオンラインに切り替わりました。一昨年に西日本に帰任し、今年から中日本に着任しましたが、イベントなどでお客様に直接お会いできる機会がなくなり、新しいお客様との接点を増やしづらいこと、新しいメンバーとのコミュニケーションも円滑に進められないことが最大の課題であり悩みです。今までは、何気なく声をかけたり、普段の表情を見かけたり、そういうことで相手の気持ちや状態を感じることができました。人心掌握には最大のピンチですね。

ただ、今後もwithコロナ、afterコロナは続くわけなので、OMO(Online Merges with Offline)と言われるように、オンライン/オフラインを区別するのではなく、融合させるような意識改革が必要なんじゃないかと思います。どちらも最大限に生かせるようにしていきたいと思っています。

辛かったことは、仲間を失ったこと


── 池松さんはいつも楽しそうにお仕事されているイメージなのですが、アシスト人生の中で一番辛かった経験のお話を聞かせてください。

仕事上のトラブルとか、人間関係とか、中々結果が出せなかったこととか、色々ありますけど、何とかなってきたんですよね。だからあまり「辛い」って思ったことがないんです。大体が寝たら忘れてしまいます(笑)。

でも、一つだけ、最大に辛かったことは、仲間を失ったことですね。今まで一緒に愉快に頑張ってきた仲間が、まさかこの世からいなくなるって想像できなかったですし、実際に最期の別れの時に、人生で初めて泣き崩れてしまいました。泣きすぎると本当に身体ごと崩れていくんですね。彼が生前好きだったゴルフを、毎年残った仲間同士でプレーすることで供養し、仲間と一緒に楽しかったことを思い出すことで、彼の分まで頑張っていこうという気持ちになって救われています。

大切にしていること:ズバリ「人心掌握」!相手の気持ちを十二分に慮る


── 仕事をする上で池松さんが大切にしていることは何ですか?

「人心掌握」でしょうか。人の心をがっつり掴む、それができる人は、本当に人から尊敬され信頼されている人だと思います。そのためには、利他の心を持ち、相手の気持ちを十二分に慮ることができないといけません。自分には、まだまだ自分勝手な思いが強く、日々反省することばかりですが、人の心をがっつり掴んで、離されなくなるよう、これからも自分の心を成長させていきたいです。

趣味はマジックとゴルフ


── 池松さんといえばマジシャン……趣味のお話も聞かせてください!

アシストに入社時、マジックができるというと、必ず「契約書を出してくれ」と言われました(笑)。鳩とちゃうんかい!って突っ込みましたが、マジシャンっていつでもどこでも何でもできると思われるので、逆に面倒くさいですね(笑)。でも、マジックができたことで、色んな人に覚えてもらえて、それがコミュニケーションのきっかけになったので、仕事でも何でもやりやすくなったことは確実にありました。芸は身を助く、とはまさにこのことですね!

── お休みの日はどんなことをしてリフレッシュされているんですか?

マジックの鍛錬、というのは嘘です(笑)。

休みの日、基本はじっとしてないですね。最近はもっぱらゴルフです。練習も熱心にするようになりました。オープンエアで、ディスタンスも取れ、コロナ禍で唯一大手を振って出かけることができますしね。でもストレスが溜まることが多く、リフレッシュできているかどうか、微妙ではあります。


今後の展望:一人でも多くの方にアシストファンになっていただくこと


── 執行役員として、これからやってみたいことはありますか?

執行役員として、というわけではないですが、60歳を前にして、アシストでのサラリーマン人生も終盤を迎えました。そんな時、やはり考えるのは、アシストの将来のことです。来年は50周年を迎えます。今後100年続く会社を目指すために、その基盤をしっかり築いていくことに力を注ぎたいですね。

大塚さんが言われる「売上高はお客様からの信頼の証し」という言葉が大好きです。売上を400億、500億にすることが目的ではありません。お客様からの支持を増やすことで、結果として売上の数字が残るだけだと思っています。このままアシストを支持していただけるファンのお客様が増えれば、アシストが1,000億円企業になることも可能だと思います。その時まで現役でいる可能性はほぼ無いと思いますが(笑)。一人でも多くの方にアシストファンになっていただくこと、をこれからも頑張っていきたいです。

── いつも明るく前向きな池松さん、これからもお客様、社員の心をがっつり掴んで、アシストを引っ張っていってください!

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