- 社員紹介
頼れる仲間と、挑戦を愉しむ(嶋津 絵里子)
入社3年目ながら社外にも積極的に出ていき、メーカーの「2024 Japan AWS All Certifications Engineers」にも選出された嶋津さんにお話を伺いました!
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JP1の研修講師を経て、現在フィールド技術者として数多くのお客様へのご提案やシステム運用のアドバイスをされ、大活躍の藤井さん。いつも笑顔で対応してくれる藤井さんにお話を伺いました!
── この「社員紹介」に10年ほど前にもご登場いただいていますが、入社されてもう20年なんですね。今回改めてお話を聞かせてください!藤井さんは東京農業大学ご出身ですが、アシストとの出会いは何だったんですか?
「地元の農業高校から東京農大に入学して、就職先がIT会社」という話をすると、若い頃は「なぜ?」とよく聞かれました(笑)。そもそもなぜ東京農大に入学したのかというと中学時代に遡ります。当時、将来は警察官になりたいと思っていたので、高校を選ぶときに警察官になるのに有利なものはないかと考えて、射撃部がある地元の農業高校に進学しました。射撃部では全国大会で優勝もでき、スポーツ推薦のお話も頂きましたが、「一人暮らしはしたいけど地元からあまり離れるのは嫌だな」と思っていました。そこに、東京農業大学への推薦のお話を頂いたので入学を決めたんです。大学では学園祭実行委員に所属し、毎年15万人が入場する「収穫祭」での企画や運営を担当した経験などを通じることで、警察官になりたいという目標が、「人を大切にしたい。人に感謝したいし、されたい。役に立つ仕事がしたい」と、何(what)からなぜ(why)に求めるものが変わっていきました。
アシストのことは、大学で開かれた企業説明会で知りました。実はアシストが説明している隣の教室の企業に興味があったのですが、到着が遅れて満席で入れず、同級生(一緒にアシストに入社した同期)と隣のアシストの説明会に参加したのです。事業内容はあまり理解できませんでしたが(笑)、「人」を大切にしている会社であることと「三方よし」の考え方にとても共感したのを覚えています。その後、「哲学と信念」を読むにつれてこの会社で働いてみたいなという気持ちが強くなっていきました。
選考当日、受付に向かうと人事の方が「あっ藤井さん、こんにちは!」と、1ヵ月程前に大学の説明会で少し話しただけなのに名前を覚えてくれていたのが嬉しかったです。人を大切にするアシストで、人に感謝される、役に立つ仕事がしたいと思い、入社を決意したのを今でも覚えています。
── 入社以来、研修講師からフィールドエンジニアと、仕事内容は変わってもずっとJP1に携わってこられました。長く同じ製品を担当しているので製品への愛も強いと思いますが、いかがですか?
新人研修を経て教育部に配属になり、1年目から「JP1」の研修講師として運営から企画までを担当しました。教育部が各製品事業部に分離された後は、フィールドエンジニアとしてお客様へのご提案や導入に向けた設計のご支援、導入作業を行っています。
最近は中堅(おじさん枠)ということもあり、若手社員によく言っているのは、「お客様はJP1を使いたいわけではない。解決したい課題があって仕方なくJP1を使っている、という気持ちでお話を伺ったり提案するようにしよう」ということです。仕方なく、というのは大げさかもしれませんが、お客様は今の業務を効率化したい、品質を上げたい、コストを下げたいなど様々な課題や思いがあってアシストにお声掛けいただいているのです。製品技術者であっても、製品バカになるのではなく、製品に特化したプロ技術者の視点からお客様業務や要件を客観的に捉えて、お客様に感謝されるような仕事をこれからもしていきたいと強く思っています。
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── 藤井さんは常に複数のお仕事を同時進行されていますが、そのコツを教えてください!
複数の仕事を同時進行するには、タスクを可視化して分担するとか、優先度をしっかり決めて管理するなどのノウハウも必要ですが、私は当たり前のことですが「大事なポイントを押さえること」「信じたところは任せること」「ボールを自分で持たないこと」がコツかなと思います。
「大事なポイントを押さえる」というのは、日々の細かなやり取りは抜け漏れが出てしまうことを前提としながら、約束事や案件のクリティカルパスを押さえた対応をするということです。これが抜けると自分だけでなく他者に迷惑がかかるという部分を、キチンと対応するという意味です。
「信じたところは任せる」とは、複数人で仕事を行うときに、相手の性格や仕事への取り組み姿勢などに応じて関与度を少なくして業務を任せるということです。コンプライアンス的なものは別として、何でも報告を求めることはせず、経緯は見守りつつできるだけ手を出さないことでメンバーも成長できるし、自分も別のことに注力できます。もちろん、丸投げにならないようにいつでも相談に乗るし、必要なタイミングでは自分から方向性を示したりすることが大切です。
「ボールを自分で持たない」とは、毎日多くのメールを受信し、社内チャットでも様々なやり取りがある中で、ただちに判断できるものや誰かに対応を任せるものはすぐに返事を返して、自分でボールを持たない事が大切だと思います。そのときには、次に何をしてほしいのか、何が必要なのかが相手に伝わるようなコミュニケーションも必要です。特にお客様の場合は、専門家としてだけではなく、アシストにご相談いただいている感謝を込めて、プラスαの情報や意見を付けて返すことを心掛けています。
また、今の上司が毎回キックオフなどのタイミングで発信している言葉ですが、「人とのコミュニケーションでは、言った、伝えた、理解したではなく、相手が行動を起こす事、さらにはその先の成果を得る事が目的であることを忘れずに行動する」ということも実践していきたいと思っています。
── 元研修講師らしく藤井さんのお話はとてもまとまっていて分かりやすいのでもう一つ質問です。お仕事をする上で大切にしていることを教えてください!
改めて考えてみると以下の三つかなと思います。
一つ目は、教育部に配属されて講師としてデビュー準備をしている時に先輩社員から頂いた言葉で、「お客様(受講者)から頂いたお金に見合う価値を提供できているか考えて行動する」という姿勢です。
受講者の方がIT知識や経験が豊富で、JP1研修という枠の中であっても自分がちゃんと価値を提供できるのかを考え続ける事が大切だと学びました。ですから、今でもお客様にご提案やサービス提供をするときには、お客様の価値にどうつながるのか、いかに顧客体験の向上につなげられるかが大きなテーマだと思っています。
二つ目は、「自分ならではの価値を出す」という思いです。アシストはメーカーではありません。メーカーから見ると販売代理店ですし、お客様から見ると購買代理店になります。昔は「世界中から日本のお客様のお役に立つ製品を仕入れてお客様が活用できるようにする」というのがアシストの役割でしたが、これからの時代はサブスクに代表されるような「モノ」から「コト」への提供価値の変換が更に求められます。顧客体験を、アシストがファブレス企業のようになってお客様と一緒に価値創造する必要があります。その中で自分としての知識、経験、考え方などから、どのような価値に結びつけるかを考え続けていく必要があると思っています。
三つ目は、社内外問わず相手を知るように心掛けることです。
先ほども言ったように、アシストが提供するのはメーカーが開発した製品を中心としたサービスです。つまりは不具合があっても自分達では解決できない事も少なくありません。その反面、様々なお客様にご利用いただいている実績やナレッジから、代替案や解決策をご提示できます。せっかく採用いただいたのに使えない、役に立たない、では意味がありません。どんな目的で、なぜその製品やシステムが必要なのか、またお客様の環境や業務はどうなっているのかなどをできる限りヒアリングして、最適な提案やサービス提供をする事が大切です。
同様に社内の関係も同じで、営業、技術、サポートのそれぞれの思いや考えがうまく共有されていないと、どこかで問題につながったり、お客様にご迷惑をお掛けしたりする事になります。ゼロにするのは難しいですが、安心してアシストをご利用いただける行動をしたいと思っています。
── 長年アシストでお仕事されてきて、思い出に残るプロジェクトはありますか?
入社3年目の時、社内でプロジェクトマネジメント標準、通称「あぽろ」を作るというプロジェクトが発足され、事務局として参加した経験は思い出深いです。各事業部の技術部長が一同に集まり、PMBOKなどの様々な参考資料と現場でのマネジメント事例を出しながら、侃々諤々と一日中様々なディスカッションをしている横で、ひたすらに議事録を取っていたのを覚えています。当時の技術部長の皆さんの考え方や視座の高さに触れることができたのは楽しかったですし、今でも貴重な経験だったと思っています。
もう一つは、入社6年目に全社の新入社員研修を担当したことや社員育成プロジェクトに参画した経験です。研修の目的、内容、数十人におよぶ講師手配、講師の準備フォロー、新入社員の相談役などの運営まで経験できました。当時のアシストは、人事部主体ではなく教育部と各事業部からの選抜メンバーで、新入社員研修プロジェクトを毎年結成していました。このプロジェクトには8年ほど携わりましたが、毎年変わるメンバーの考え方を踏まえつつ、プロジェクトとしての一体感を出しながら、事業部の協力をどう取り付けてもらうのかといった調整が大変でした。
私が新入社員研修プロジェクトでリーダーを担当していた時は、担当メンバーには「アシストに入社した真っ白な新入社員に、社会人としての最初の色を入れるのは自分たち。この研修での経験や思いが、その子の社会人人生(アシスト人生)に大きく関わるという思いで頑張ろう!」とよく話をしていたのを思い出します。人の育成には、ティーチングやコーチングなどのテクニックはもちろん必要ですが、一番大切なのは、思いに共感をしながら一体感をもって取り組むことだと思っています。また育成担当側も楽しむことも大事な要素です。今担当されているメンバーの皆さんも楽しみながら参加されており、少し羨ましいなと思いながら応援しています(笑)。
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── 藤井さんの感じる「アシストらしさ」とはなんでしょうか。また20年を振り返って、変わったこと、これは変わってほしくないというアシストの良さって、なんでしょうか?
アシストらしさは、哲学と信念にもあるように「最高を目指す」を実践しているところだと思います。営業や技術問わずに、アシストの利益よりもお客様にとって最適な方法がないかを考え、ご提案やサービスをご提供する姿勢ですね。
アシストは上場を目指さず株式も公開しない事で、株主のための仕事ではなくお客様と社員のための会社として中長期の目線でお客様との関係作りに注力できるのが特徴だと思っています。また、若手でもベテランでも「やってみようの精神」で社内に発信できる文化なので、入社○年だからなどは関係なくどんどん発言ができますね。「働きがいのある企業ランキング2020」でも様々な大企業を抑えてのランキング10位を獲得しましたが、その理由にも挙げられていた通り、風通しが良いのだと思います。職種の壁や、部署や製品といった事業部の壁もあまりなく、同じ目的に向かって頑張ろうという姿勢もアシストらしさだと思います。これらは今後も変わってほしくないですね。
最近は社員数も毎年増え続け会社自体が大きくなってきている中で、今の企業文化の良いところをしっかりと継承できる仕組みや、コロナ禍で働き方が変わる中で社員のコミュニティをどう活性化していくかが課題になるのかなと思っています。以前は社員旅行や社内でちょっとした企画があったりと、一体感が醸成されていましたが、今は開催も難しい状況です。ですが、最近は社内の動画共有基盤を使って部署や個人が発信できる機会も出てきましたし、今年はアシスト50周年という事もあり、感謝を伝え合おう、コミュニケーションを活発化しようといった取り組みがたくさん出てきています。組織が大きくなって様々な考え方の社員が増え、またリモートワークで直接顔を合わせる機会が減る中でも、お互いを知る機会や感謝を伝える仕組みはぜひ継続してほしいなと思います。
── 藤井さんは仕事で煮詰まったり、落ち込んだりすることはありますか?そういうときはどうやって克服していますか?
仕事で煮詰まることはありますが、落ち込むことはありません。「仕事は給料をもらっているんだから、辛くて大変なのは当たり前」という考え方は好きではありません。少し大袈裟かもしれませんが、仕事は人生の一部であり、楽しむべきものだと思います。
人生80年で考えると、22歳で大学を卒業して60歳まで約40年間働いた場合、人生の半分は仕事の期間です。さらに週5日で仕事をすると、人生の3分の1は仕事をしていることになります。この期間を辛い思いをしながら、我慢しながら乗り越えるのは私にはできません。だからこそ仕事は楽しまないと損だと思います。そのためにもやりがいを見つけ、楽しめるようにしていこうと常に考えています。ちょっとした事でいいのです。例えば、お客様に提出する資料も相手が思っている以上の内容にして「驚いてもらう」のを楽しむとか、営業さんからの急ぎの見積もり依頼などを当日中に処理をして「助かった」と言ってもらうとか、社内チャットの依頼に即レスをして相手から「早っ」と言ってもらって楽しむとかです。
落ち込まない秘訣は、「仕方ないものは仕方ない」と考えることでしょうか。他人に迷惑がかかることはダメですが、後戻りできないものは仕方ないと早々に諦めるという考え方です。仕事の例ではありませんが、私が大学時代に気に入って購入した8万円の絵を奥さんが誤って落としてしまい、額が壊れてしまった事がありました。その時の奥さんはとても申し訳なさそうに落ち込んでくれましたが、私としては「奥さんに怪我もなく絵が壊れただけだし、壊れたものは仕方ない。落ち込んでも直らないし、じゃあ新しい絵を買うか、次は落とさないようにどうすれば良いか」とすぐに気持ちを切り替えました。仕事でも同じで、失敗したときにきちんと反省して改善するのはとても大事ですが、気持ちまで落ち込む必要はないと思っています。落ち込んでも解決しませんしね。この考え方が根本にあるので、多少モヤモヤが残っても寝れば翌日には忘れているのだろうなと思います。
── オフタイムは何をしてリフレッシュされていますか?また、農業プロジェクトはどうなっていますか?
若い頃は、たまに休日前の会社帰りに一人で結構良いホテルに泊まってビジネス本というか啓発本を読むなどして非日常を楽しむようにしていました。啓発本も多いときは月に10冊以上読んでいた事がありますが、ある時「どの本も書いてある事が同じだな……」と思ってからはあまり読まなくなりました。結婚してからは毎年ハワイに10日ほど行くのが楽しみで習慣でしたが、コロナ禍で渡航も難しくなり、最近は時事ニュースのチェックやYouTube視聴、オンラインゲームなどをよくしています。特にYouTuberやVTuberの動画はよく見ていますね。彼らの活動を見ていると、今の一瞬を楽しく一生懸命に生きているのを感じられるのがとても好きです。自分も、今の仕事や案件、プロジェクトは今しか出来ないモノなので頑張らねばと思い返させてくれます。
会長のビルさんが「社員とその家族3,000人の食を確保したい」という思いで発足した農業部検討プロジェクトには、農大出身だし、社員の生活を守るという思いに共感して応募しました。幕張、新百合ヶ丘、大阪にレンタル農園を借りて有志で作物を作るというところから開始して、年1回の社員向けイベントとして、農家にお邪魔して収穫体験をしたり、採れたてのお米や野菜を食べたり、味噌作りをしたり、料理教室を開いたりなど活動していました。コロナ禍により活動の見直しもあり、今は有志が作物を作る活動をしながら次の一手を考えているところです。
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── これからアシストで、またはプライベートでやりたいこと、目指していることなどがあれば聞かせてください!
アシストの中では、もっと自分ならではの価値を出していきたいですね。仕事をして20年も経てば、誰にでも自分ならではの特徴や価値観があります。それを仕事にどう還元していくか、役に立ててもらうかを考えると共に、実践していきたいと思っています。また、仕事の楽しみを実感できる仕組み作りや、チーム作りもしていきたいですね。お客様、社員、取引先などの立場関係なく、仕事を楽しみながら馴れ合いではなくお互いをフォローしあえる仲間を増やしていきたいと思っています。
プライベートでは、「幸せになる」が目標です。社会人になって数年経ったときに、自分が幸せになるのが大目標で、そのためには「周りの人が自然と笑顔でいる事」が一番大事であると定義しました。この考え方は定年まで高校の教諭をしていた両親から学びました。父親は担任のクラスを受け持ったり、サッカー部の顧問をしたりしていましたが、生徒が問題を起こせば休み関係なく対応し、部活では土日も顧問として自腹でドリンクを持参して指導していました。母親は保健室の養護教諭として、怪我や体調不良の生徒の世話はもちろんですが、保健室登校する子供たちに親身に接して、たまに夜や休みの日に相談の電話があっても優しく丁寧に対応していました。家庭でも、両親が子供の前で喧嘩することはありませんでしたし、愚痴をこぼしているのも一度たりとも見た事がありません。自分が幸せになるためには、周囲の人が自然と笑顔でいられるようにお互いが自分のできる事をできる範囲で楽しみながら、一生懸命に過ごせるような環境を作る事が必要だと思っています。
入社して20年、定年までを考えると約半分が経過しました。残りのアシスト人生の半分を楽しみながら、自分ならではの価値をできるだけ多く提供して、幸せになりたいなと考えています。そして、アシスト入社時の「人に感謝したいし、されたい。役に立つ仕事がしたい」という思いを実現できるように、さらに成長できればと思います。
── 真面目で自分に厳しい藤井さんからたくさんの温かい良いお話を聞くことができました。これからもっとお客様が喜ぶお仕事をして、もっともっと幸せになってくださいね!
入社3年目ながら社外にも積極的に出ていき、メーカーの「2024 Japan AWS All Certifications Engineers」にも選出された嶋津さんにお話を伺いました!
インサイドセールスとして、また新人育成の面でも活躍する西木さん。プライベートでは二人のお子さんを育てながらも、いつも笑顔の理由に迫ります!
Internet of Knowledge製品の担当技術として全国を飛び回り、各地に社内外のファンを増やしていると噂の榎本さんにお話を伺いました!