アシストのブログ

  • 鴨川だより
2024.11.26

鴨川だより~北陸サロンと大統領選挙~

株式会社アシスト 代表取締役会長
ビル・トッテン



今月はサロンのスピーカーとして金沢へ行ってきました。以前は京都から金沢まで特急サンダーバードで一本だったのが、北陸新幹線が敦賀まで延伸したため、敦賀で新幹線に乗り換えなければなりませんでした。北陸は、1月には石川県能登半島での大地震、そして9月には能登豪雨と大きな自然災害に見舞われた一年でしたが、多数のお客様にご参加いただきました。



11月最後の週末は、綾部の志賀郷で開かれた「週末養蜂家」の集まりに参加しました。志賀さんにはニホンミツバチだけでなく烏骨鶏でもお世話になっています。庭に、これまでなかった鉄線が張られており、猪や鹿だけでなく熊の足跡もあるらしく、特に秋は12月からの冬眠期に向けてエサを採取する時期のため行動が活発になるそうです。



金沢でも綾部でも一番聞かれたのが、11月初めに行われた米国大統領選挙についてでした。日本のマスメディアが、ハリス優勢とか接戦などと報じていたようで、トランプ勝利に驚かれていた人もいましたが、私は不正選挙がなければトランプが勝つだろうと思っていました。マスメディアがどう報じようとも、米国民の多くはウクライナとの戦争、パレスチナ人を虐殺しているイスラエルへの支援、そして流入する不法移民などにこりごりしているからです。そして米国とイスラエルが世界の中で孤立する一方で、「グローバルサウス」または「グローバルマジョリティ」がBRICSで団結し、米国の「ルールに基づく国際秩序」への抵抗を強めています。バイデン政権に功績があったとすれば、米国が敵とみなしているBRICSの3国、ロシア・中国・イランの絆を強めたことでしょう。ではトランプ大統領になって、平和がやってくるのでしょうか。ユダヤ人の富豪から多くの献金を得ているトランプが反イスラエル的な政策をとるのは難しいかもしれません。しかし国際刑事裁判所がネタニヤフ首相らに戦争犯罪や人道に対する犯罪の疑いで逮捕状を出した今、イスラエルと米国以外の国と敵対することが米国にどんな影響を及ぼすのか、ビジネスマンであるトランプ氏が理解していることを心から希望しています。でももしトランプ氏が超富裕層の献金者たちから期待されている通りの行動を取らないとすれば、また狙撃手の心配をする必要が出てくるかもしれません。いずれにしても波乱の展開になることは確実だと思います。



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