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「手軽に・素早く・正確に」高速開発と品質維持を実現する生保業界での機能テスト自動化

スミセイ情報システム株式会社

導入製品/サービス…
UFT One  


スミセイ情報システム株式会社 UFT One 導入事例

スミセイ情報システムでは、保険商品のリリースサイクルを短期化したいという顧客要望に応えるため、検証工程での自動化ツールの積極的活用を検討。テストツール「UFT One 」と、Excelをベースとして自社開発したユーザーインターフェースを連動させ、誰でも簡単に使用できるテスト自動化の仕組みを構築。それにより、機能テストの時間削減とシステムの品質向上を実現しました。

スミセイ情報システム株式会社

導入のPOINT


1.打鍵から証跡取得までの全自動化で、打鍵ミスや証跡取得漏れが減少し作業品質が向上
2.誰でも簡単に使用できるユーザーインターフェースで検証準備から完了までの時間を高速化
3.UFT Oneのスクリプトを汎用的な構造にし、スクリプトメンテナンス不要の状態を実現


課題

  • 検証工程では機能テストにかかる時間が6~7割を占め、中でも「テスト打鍵・証跡取得」の負荷が最も高かった
  • 手作業のため打鍵ミスや証跡取得漏れなど、作業品質への懸念もあった
  • 回帰テストはUFT Oneで自動化されているが、仕様変更時のスクリプトメンテナンスには時間がかかっていた

対策

  • 誰でも簡単に使用できるユーザーインターフェース「神楽」を自社開発し、UFT Oneと連動させることで機能テストの自動化を実現した
  • UFT Oneのスクリプトを汎用的な構造にすることで、仕様変更してもメンテナンスが発生しないメンテナンスフリーの状態とした

効果

  • テスト打鍵・証跡取得作業の自動化により、機能テストの作業時間削減に成功
  • 手作業の範囲が減ったことでヒューマンエラーの発生率も下がり、作業品質も向上させることができた
  • スクリプトのメンテナンスを気にせず、テストを最速で始められるようになった

自動化対象と連動イメージ



良い商品を少しでも早くお客様に届けるために ~開発期間短縮への挑戦~


中西 敬彦 氏

保険業のある顧客より、保険商品の開発期間を従来の4分の3に短縮して商品リリースサイクルを早めたいという要望があがり、2017年度に商品リリースサイクル早期化のためのプロジェクトが発足しました。アジャイル開発手法や様々なツールの活用を検討する中、従来の開発工程に大きな課題が存在することがわかりました。プロジェクトの責任者であった同社生保ソリューション第2部 中西敬彦氏は次のように説明します。

中西氏  検証工程の中、特に機能テストでの「手作業によるブラウザへのテストデータの打鍵と、画面のスクリーンショットやデータベースの情報を証跡として取得する作業」の負荷が高く、開発期間短縮の大きなネックとなっていることがわかりました。この作業を自動化し肩代わりする手段を実現しなければ、開発期間短縮は不可能であろうと考えました。

また、開発期間短縮という観点で別のテスト課題を、同社生保ソリューション第2部 小林正幸氏は次のように語ります。

小林氏  テスト自動化が実現したとしても、仕様変更の度にスクリプトのメンテナンスに時間が掛かると、テスト準備がボトルネックとなり開発期間を短縮できません。だからこそ、テスト準備も作業を楽にする必要がありました。

小林 正幸 氏


「Excelとの高い親和性によって拡張性が高く、柔軟な業務構築が可能」である点を評価


従来、同社では回帰テストでUFT Oneを利用していましたが、仕様変更時のテスト準備に時間がかかること、そして操作に一定の専門知識を必要とすることが課題だと感じていました。機能テストで使用するためには、仕様変更に柔軟に対応できる拡張性と、誰でも簡単に使用できるような操作性を兼ね備えたツールでなければ開発の中で活用することはできないのではないかと考え、様々なツールをフラットな目線で比較したと小林氏は言います。

小林氏  UFT Oneを含め、様々なテストツールの比較を実施しました。その結果、重要視していた拡張性、操作性の面では各ツールとも一長一短であり、どれを選択したらよいか決めあぐねていました。

そんな中、UFT OneとExcelという二つのツールを並べた時に一つの可能性に気付いたと小林氏は言います。

小林氏  ユーザーがテストデータを入力するインターフェースをExcelで独自開発し、UFT Oneと連動させることをひらめきました。UFT Oneのテスト自動化に関する充実した機能と、Excelという汎用的で拡張性に富んだ強みを活かすことがベストな方法だと思ったのです。

そうした視点で比較検討を改めて行った結果、Excelとの親和性の高さからUFT Oneを選択しました。データの持ち方、スクリプトの形式もExcel・VBAと同様の扱いで使用可能という点は大きな魅力でした。他のテストツールでもExcel呼び出しは可能ですが、大幅なカスタマイズが必要、Excel表上の値の読み込みに制限があるなど、今後の改修を考えた際にネックとなることが予想されました。

このように、ExcelとUFT Oneの組み合わせにより、誰にでも簡単に使える理想のテスト自動化ツール実現を目指し、UFT Oneを採用することを決めました。


簡単、かつ使いやすいテスト自動化の仕組みによって開発者も大満足!


小林氏がExcelをベースに開発したユーザーインターフェース「神楽」により、Excelシートを操作するイメージで誰でも簡単にテストの自動実行が行えるようになりました。テストを実行するUFT Oneについても、スクリプトは汎用的な構造・処理となるように工夫し、どのような機能追加や仕様変更でもスクリプトの変更は必要がないメンテナンスフリーの状態を実現しました。こうした仕組みの開発により、テスト準備からテスト実施までのスピードは向上したと、小林氏は次のように説明します。

小林氏  UFT Oneと「神楽」を組み合わせたテスト自動化の仕組みにより、機能テストの作業を大幅に楽にすることができました。また、今回の導入によって機能テストの実施形式も大きく変わりました。これまでは、自分でテストを実施するとなると他の作業は行えませんでしたが、UFT Oneと「神楽」の導入後は作成したテストケースを隣のパソコンで自動実行することにより、並列で作業を進めることも可能となりました。また、日中にテストケースを作成し、夜間に自動実行することで効率的に時間を使うことも可能です。このように、使い方も含めてテスト自動化の仕組みを開発した結果、目標であった開発期間短縮が実現できたと考えています。打鍵のミスや証跡取得漏れなども少なくなり、システム品質向上も図れました。本当に神懸ったように楽になりましたね。

また、テストに携わるメンバーが国際化していることも挙げ、「神楽」を用意したことで誰でも簡単にテストの自動実行ができるようになり、作業引き継ぎの負担や伝達漏れなどが軽減された点もシステム品質向上につながっていると評価しています。


「手軽に・素早く・正確に」を妥協することなく、テストの進化を続けたい


本プロジェクトでの機能テスト自動化の仕組みより以前から、UFT Oneは回帰テストで利用され、重大なトラブルの防止にもつながっていました。UFT Oneの効果について、中西氏は次のように語ります。

中西氏  大きなトラブルが続いた時期があって、その際、保険証券をはじめとするお客様向け帳票の回帰テストを自動化するためにUFT Oneを利用しました。商品開発の都度、重要な帳票に対してはUFT Oneで回帰テストを実施するようにしたところ、バグが事前に検知できるようになり、その年を境にトラブルは毎年3割程度削減、また重大なトラブルはほぼなくなりました。UFT Oneは、当部の検証作業において、欠かせないソフトウェアとなっています。

こうしたテストツール活用に関する知見やノウハウを、今後は他部署にも展開していきたいといいます。

小林氏  現在は、部内の開発チームにUFT Oneと「神楽」を配布して、それぞれ思い思いに使ってもらっています。今回の例を成功事例として、他部署への情報の横展開をぜひやって行きたいと考えています。また、UFT Oneのライセンスも増やしながら「神楽」の新機能も追加していくことで、更なる進化を目指しています。アシストに対しては、UFT Oneのバージョンアップを行う際にもご協力いただきましたが、今後の活用に向けたサポートには、更に期待したいと考えています。


  • 本事例は取材時の内容に基づくものです。
  • 製品内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

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本事例でご紹介したお客様情報

会社名 スミセイ情報システム株式会社
概要 住友生命のIT子会社として1971年に設立。以来、住友生命・住友生命グループのIT企画・開発・運用を担う。また、現在はグループ会社以外にも、金融業界を中心にビジネスを展開している。
本社 大阪市淀川区宮原4-1-14 住友生命新大阪北ビル(大阪本社)
設立 1971年5月
資本金 3億円
従業員数 1,462名(2020年4月現在)
URL https://www.slcs.co.jp/
取材日 2020年5月

関連製品/サービス

UFT One

UFT Oneは、GUIおよびAPI(GUIレス)アプリケーションの両方の機能テストを実現するツールです。

  • 回帰テストの効率化とテスト量の確保
  • エビデンス取得も自動化
  • 定期的なデータ登録作業の完全自動化

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