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介護保険ソフトの価値向上と仮想化製品保守費80%減

株式会社ファティマ

導入製品/サービス…
Ericom  

株式会社ファティマ Ericom AccessNow 導入事例

介護保険ソフト「Quickけあ2」を自社開発・販売する株式会社ファティマでは、10年間使い続けてきたクライアント仮想化製品の安定性に問題が生じてきました。そこで、Windowsアプリケーションをブラウザから利用可能にするEricom AccessNow(以下、AccessNow)を検証し、製品の安定性とアシストのサポートを高く評価し、採用を決定。保守費用が80%削減され、顧客の保守継続率も大幅に向上する見込みです。

株式会社ファティマ

介護現場の声が反映された介護保険ソフト


高齢化が進む日本。特別養護老人ホームでは、52.4万人が入居待ちをしていると言われています。介護施設や在宅介護の充実、介護に従事する人材の確保が喫緊の課題です。長崎県に本社を置く株式会社ファティマは、医療・福祉分野を中心に多様なシステム開発を手がけると同時に、パッケージ・ソフトウェアを提供し、介護に携わるすべての人たちの仕事を支援しています。

現場のケア記録をシステムへ入力するニーズは従来からあるものの、それを実現する他社製品は非常に高価で、紙を利用したケア記録が一般的でした。同社はこの課題に着目し、実際の介護現場で働く人たちからの生の声を聞いて開発を続け、現場が喜ぶきめ細かな機能や使い勝手を実現しつつ、価格を大手の半額程度に抑えた「Quickけあ2」を2012年にリリースしました。これは、介護スタッフが施設内にあるパソコンやタブレットを使ってバイタルチェック等のケア記録を入力したり、ケアプランの立案から請求処理まで、現場で働くすべての人が利用する基幹システムとなっています。

10年使い続けてきた仮想化製品に異変


Quickけあ2は、Webアプリケーションでは難しい細かな機能を実現するためにクライアント/サーバ型システムを採用し、介護・医療保険の制度改定にも速やかに対応しています。その反面、複数拠点でQuickけあ2を利用する場合、端末が物理的に分散し、システム導入や保守の工数、各端末のOSとの相性が課題となるため、複数拠点での利用では、クライアント仮想化製品を一緒に導入し、各拠点の端末では画面転送によってシステムを利用できるようにしていました。同社で開発の指揮を取る福岡営業所 部長 安藤信洋氏は次のように語ります。

安藤氏  約10年間、あるクライアント仮想化製品を標準的に使っていましたが、最近になって、運用に支障をきたす障害がたびたび発生するようになりました。サポートからも納得のいく回答を得ることができず、新たな製品の検討に踏み切ることになりました。

AccessNowの弱点をプラスに変えたアイデア


安藤氏の目に止まったのは、アシストが国内総代理店を務めるEricom社のAccessNowでした。AccessNowは、RDP(リモート・デスクトップ・プロトコル)をWebの通信に変換し、あらゆるクライアント・デバイスのブラウザから遠隔にあるWindowsデスクトップやアプリケーションへアクセスを可能にするソフトウェア製品です。

アシストが公開するAccessNowのデモサイトを試し、動作が意外に速いことに好感触を持った安藤氏は、評価版をダウンロードして評価を開始しました。テスト環境に導入すると、Quickけあ2に問題なくブラウザでアクセスできましたが、1つだけ致命的な問題があることが発覚しました。AccessNowの標準機能では複数の印刷ジョブの一括印刷ができなかったのです。介護の現場では紙でなければできない仕事もあります。例えば、ケアマネージャは1人が35人前後の利用者を受け持っており、全利用者分のサービス提供票及び別表の印刷を月末に行っています。サービス事業所には印刷した紙をFAXしたり、紙を手渡ししています。AccessNow標準の印刷は、独自の仮想プリンタで印刷ページをPDFに変換し、印刷ジョブ単位でクライアント側にダウンロードしてくる仕組みでしたが、その機能のまま使うと、印刷作業を利用者の人数分繰り返さなければならず、現実的ではありませんでした。

解決策を模索する中、AccessNowが提供する、ファイルをダウンロードする際に利用できるインターフェースを利用できるのではないか、というアイデアが安藤氏に浮かびました。試行錯誤の上、印刷ジョブを実行せずに一旦プールし、印刷したいタイミングで1つのPDFに出力し、端末側にダウンロードされる仕組みが出来上がりました。ダウンロードされたPDFは適切な印刷設定で端末側のプリンタから印刷できます。実はAccessNowを使う前から、両面印刷ができなかったり、レイアウトが崩れるといった弱点がありましたが、新しい印刷機能はその課題も解決していました。これが決め手となり、安藤氏は正式にAccessNowの採用を決めました。

AccessNowで保守コストを80%削減、顧客からも高い評価


安藤氏はAccessNowを次のように評価します。

安藤氏  AccessNowの実体はWebサーバとプロトコル変換を兼ねたモジュールで、インストールはたった数分で完了します。導入の容易さは、パートナー経由で販売していく時に大事になります。端末側にはGoogle Chromeをインストールするだけなので、特に複数拠点からの利用の場合に導入/運用の負荷が下がり、個々の端末に依存した問題もなくなります。

機能面の評価だけでなく、安藤氏はアシストのサポートも高く評価しています。

安藤氏  印刷機能の開発も含め、評価には半年近くかかり、その間何度もアシストの評価窓口に相談しましたが、常に利用者の視点に立った丁寧なサポートを受けることができました。

   山下氏

福岡営業所で営業を担当する山下翼氏は、AccessNowの価格面を次のように評価しています。

山下氏  以前の製品の場合、保守費用が高額で、お客様が保守をキャンセルする要因となっていました。AccessNowは、ライセンス費用は65%、保守は80%も削減でき、お客様にも無理なく保守更新をお願いできます。ユーザ追加の対応やトラブル時の技術サポートが問題なく行えるため、お客様も私たちも安心できます。

8月にAccessNowの評価を終えた後、Quickけあ2の複数拠点導入案件があり、AccessNowも一緒に導入されました。作業は問題なく完了し、稼働も安定しています。現場の職員からは、どの端末からでもシステムが使えるようになり、新端末への移行作業やバージョンアップ等の手間がなくなったこと、従来システムよりも動作が早くなったという声が上がりました。ローカル端末に保存していたデータをサーバ側に集約できたため、システム担当者からもセキュリティ面が向上したと評価されています。

Quickけあ2の今後の展望について安藤氏は、「今はオンプレミスですが、今後はクラウドサービスに展開し、自社でシステムを抱えられない小規模な事業者様の受け皿になりたいと考えています。技術者としては自分の作ったものをより多くのお客様に使っていただきたいですから」と語っています。



導入のポイント


1.AccessNowで従来製品以上の機能とコスト大幅削減
2.ブラウザ対応によるユーザへの様々なメリット
3.高い費用対効果と安心なシステム提案を実現


課題

  • 10年間使い続けてきたクライアント仮想化製品の安定性に問題が発生
  • クライアント仮想化製品の保守費用が高く、9割のお客様が保守継続をキャンセル

対策

  • AccessNowを新たなクライアント仮想化製品として選定
  • 標準機能にない複数の印刷ジョブの一括印刷は、作り込みとAccessNowのプログラムを組み合わせて実現
  • アシストの評価版サポート窓口をフル活用し、検証時の技術課題を解消

効果

  • システム安定性の向上
  • AccessNowでライセンスコストを65%、保守費用を80%削減
  • データをサーバ側に集約し、セキュリティ向上
  • どの端末からでもアクセスが可能に
  • 新端末へのデータ移行やインストール、バージョンアップの手間を削減

システム概要



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本事例で採用された製品情報

本事例で採用された、クライアント仮想化製品「Ericom AccessNow」の関連資料を無料でダウンロードいただけます。
AccessNowの事例集をはじめ、Ericom製品の概要・機能・構成・事例などが網羅的に紹介された資料、3つの導入規模別にまとめた価格/システム構成資料、標的型攻撃対策「ダブルブラウザソリューション」の紹介資料など、多数ご用意しています。
貴社のご検討状況に合わせて、お気軽にお申し込みください。


本事例でご紹介したお客様情報

会社名 株式会社ファティマ
概要 医療、福祉分野に特化したシステムの開発やサービスを提供する会社として、医療機関様や福祉事業者様はもちろんのこと、その先にいる利用者様のお役に立てるシステムの開発やサービスの提供を目指して活動しています。
本社 長崎県長崎市富士見町11-28 2F
設立 1998年2月
資本金 5,000万円
URL http://www.phatima.co.jp/
取材日 2016年11月

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Ericom

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