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MacのブラウザからWindowsの基幹システムを利用。
社外利用時のユーザ体験と可用性を改善

株式会社ロボット

導入製品/サービス…
Ericom  

株式会社ロボット Ericom AccessNow 導入事例

映像制作会社の株式会社ロボットは、Macユーザが基幹システムへのアクセスに利用するRDPクライアントのパフォーマンス不足と接続不良を解決するため、HTML5クライアントのEricom AccessNow(以下、AccessNow)を採用。社外からでも安定的かつスムーズにターミナルサービスを利用できるようになりました。

株式会社ロボット



テレビCM、劇場映画、アニメーションなど様々な作品作りを事業とする株式会社ロボットは、『ALWAYS 三丁目の夕日』や『永遠の0』、アカデミー賞 短編アニメーション賞を受賞した『つみきのいえ』などの作品を誇る、日本を代表する制作プロダクションの1つです。

少数精鋭のIT部門で現場目線のITサービスを提供


── 御社における情報システム部門について教えてください。

弊社の社員数は約200名。PC400台、40台の仮想サーバを情報システムの専任2名と他業務の兼任1名で管理しています。
クラウドなど新たな技術を上手に使えば情シス部門は1人でも可能という意味の「1人情シス」という言葉があります。これは1人というより少人数でも大きな価値を生み出せるということが大事で、常に省力化を意識しながら、今の人数を変えずに現場にメリットのあるITサービスを提供し続けています。最新の技術の恩恵を受けながら、要所で協力会社の力を借り、できるところは積極的に内製化するようにしています。

── 社内で利用されているシステムはどのようなものでしょうか?

会社の中に別会社があるのかと感じるほど、映画、CM、Web、デザインとそれぞれの制作の仕事内容は他とは全く異なります。このように多様な仕事を手掛ける社員全員が共通して使うのが基幹システムです。映像制作業務の関係上、社内の大半がMacユーザなのですが、このシステムはコストなどの観点からWindows上に構築しました。Webアプリも検討しましたが、月に数千枚に及ぶ伝票をシステムに入力することもあり、Webアプリではユーザの求めるレスポンスや堅牢性を実現するのは難しかったと思います。

Windows版とは異なるMac用RDPクライアントの挙動と性能


── 基幹システムはどのように使われていますか?

MacユーザはRDPクライアントからWindowsのターミナルサーバに接続し、基幹システムを使っています。Windowsユーザも同様にRDPクライアント経由で利用しています。ターミナルサーバを使うのは、Macユーザへの対応とバージョンアップ等のメンテナンスをWindowsサーバ側に集約させるためです。また、ターミナルサーバ上では、Internet Explorer、一部のWindows専用アプリなども利用できるようになっています。

── 運用上何か問題はありますか?

MacのRDPクライアントにはいくつか問題があります。Microsoft社製のRDPクライアントを使っていますが、以前のバージョンではベースのRDPバージョンが古く、社内でも遅いと感じるユーザがいます。また、Windows版では発生しない接続時の挙動があり、月末のシステム利用ピーク時にはIT部門に問い合わせが入ってきます。
また、社員の多くが、スタジオ、ロケ先、広告代理店との打ち合わせなど社外に出ている時間が長いため、会社の端末を社外に持って行かないと仕事になりません。社員はVPN経由で社内ネットワークに接続していますが、認証手続きの手間や接続確立までの待ち時間、さらにRDPクライアントを立ち上げてリモートデスクトップにログオンするまでの時間が長く、ユーザ体験に課題がありました。

RDPクライアントに代わるHTML5クライアントを検討


── 運用上の課題に対してどのような対策を検討されましたか?

4、5年ほど前にHTML5が普及し始めた当時、ブラウザをRDPクライアント代わりに使える製品が出始めたので、調査をしたことがありました。その時はまだ総合的に満足できる製品がなかったため導入は見送りましたが、2016年の春頃、MacのRDPクライアントの代替として再度検討を行いました。調査対象はカナダの製品、オープンソース製品、VDI製品付属のHTML5クライアント、そしてAccessNowです。

── 調査の結果はどうでしたか?

カナダの製品は以前も一度検証しており、パフォーマンスに問題はなかったのですが、日本に代理店がなく、購入やサポートはカナダのメーカーと直接やり取りする必要がありました。オープンソース製品は、クライアント側にアプリケーションのインストールが必要な上、インストールパッケージもなく、導入に手間がかかるものでした。VDI製品付属のHTML5クライアントは、HTML5クライアント部分の他にVDI側の機能も含んだライセンスの購入とシステム構築が必要で、価格も構成も大掛かりになってしまうものでした。その他、最近では各パソコンにリモートアクセスできるものも多くありますが、今回の評価の対象はあくまでWindowsサーバ上にあるターミナルサービスのマルチセッション環境での利用だったため、それらはすべて対象外としました。
その中で、Ericom社のWebサイトを見つけてダウンロードしたのが、AccessNowでした。ターミナルサーバ側の環境を変更することなく追加で簡単にインストールでき、クライアント側にインストールや設定は不要でした。日本の代理店であるアシストに日本語環境のサポート状況を質問したところ、Macを含むブラウザ別のテスト結果を教えてもらえました。アシストの丁寧な対応と検証結果から、AccessNowで大丈夫だと判断しました。

AccessNowに対するMacユーザの声


── AccessNowの評判はいかがでしょうか?

ユーザは社外から基幹システムを利用する際には、社員用Webサーバのメニュー選択ページにアクセスし、サービスを選択すると、EricomのSSLゲートウェイへのログイン認証に進みます。認証が完了すると、ターミナルサーバとのセッションが開始されます。インターネットに繋がる環境であれば、ブラウザだけで短時間のうちに基幹システムに接続できるようになりました。VPNに繋げなくてもすぐにアプリケーションが利用でき、Mac用のRDPクライアントよりも早いと喜ばれています。

── 今後の展望をお聞かせください。

現状は、RDPクライアントとVPNの組み合わせと、AccessNowの両方が利用できる状態です。今後は、Macユーザは社内アクセスについても動作が不安定なRDPクライアントではなく、AccessNowを使ってもらいたいと考えています。近日中にMac端末の入れ替えを控えていますが、キッティング時にAccessNow接続のショートカットをデスクトップに置いていますので、社内へより普及していくと思います。アシストには今後もEricom製品のような小ぶりだがキラリと光る、そんな製品を世界から探し出し、提案を続けて欲しいと思います。

 <取材協力>

 管理本部 経営企画/情報システム担当
 鴨川弘樹氏(写真左)

 管理本部 経営企画/情報システム担当
 藤巻正之氏(写真右)


導入のポイント


1.Mac用のHTML5ベースのRDPクライアントの選択肢は少ない
2.社内外問わず、MacとWindows端末からのブラウザによるRDP接続
3.ネイティブのRDPクライアント以上のパフォーマンスと安定性を発揮


課題

  • MacからRDPクライアント経由での接続はパフォーマンスが悪く、接続不良も発生していた
  • 必ずVPNに接続しなければならない社外での利用は、ユーザ体験として改善したいと考えていた

対策

  • RDPクライアントに代わるHTML5クライアントを幅広く検証
  • 製品のシンプルさ、価格、安心のサポート体制を理由にアシストのAccessNowを採用
  • 既存のターミナルサーバ環境にインストールするだけで利用開始

効果

  • MacのSafariやChromeブラウザからWindowsアプリケーションに接続
  • ユーザからはVPNとRDPクライアントを使うより早くて便利と好評
  • 安定性の低いRDPクライアントからHTML5クライアントに集約
  • 社外からのターミナルサービス利用時にVPN接続が不要

システム概要



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本事例で採用された製品情報

本事例で採用された「Ericom AccessNow」について詳しく知りたいお客様向けに、関連資料を無料でご提供します。
AccessNowの事例集(代表的な9つの事例をAccessNowの強みや他製品に対する優位性とともにご紹介したもの)のほか、Ericom製品の概要・機能・構成・事例など網羅的に紹介した資料、3つの導入規模別にまとめた価格/システム構成資料、Ericom製品を基盤とした標的型攻撃対策「ダブルブラウザ・ソリューション」のご紹介資料など、多数ご用意しています。
貴社のご検討状況にあわせて、お気軽にお申し込みください。


本事例でご紹介したお客様情報

会社名 株式会社ロボット
概要 エンターテインメントを通じて社会に勇気と希望を与えたい、少しでも多くの人々を感動させる作品を作り、世の中の明日への力になりたい、そんな思いでテレビCM、劇場映画など、様々な分野に向けた作品作りに取り組んでいます。
本社 東京都渋谷区恵比寿南 3-9-7
設立 1986年6月3日
資本金 1億円
従業員数 215名(2016年4月現在)
URL http://www.robot.co.jp
取材日 2017年1月

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Ericomは簡単に、低コストで導入できるクライアント仮想化ソリューションです。独自のRDPアクセラレーターとHTML5ブラウザクライアントから仮想デスクトップ(VDI)や仮想アプリケーション(RDS/TS)に対して、いつでも・どこでも・どんなデバイスからでも高速アクセスを可能にし、ワークスタイル改革を支援します。VDIやシンクライアントの仕組みはコストが高いと敬遠してきた方にピッタリの、シンプルかつ効果的な新しいクライアント仮想化ソリューションです。

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