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社内外のシステムやサービスとの柔軟な連携を可能に!
共通基盤としてのデータハブとなるDataSpider

東北電力株式会社

導入製品/サービス…
DataSpider Servista  

東北電力株式会社

東北地方を中心に電力を提供している東北電力株式会社(以下、東北電力)では、将来的な業務基盤のあるべき姿を模索する中で、データハブとなる共通基盤を整備することに。社内システムのみならず、クラウドを含めた社外にある各種サービスをつなぎ合わせるためのデータ連携の共通基盤として、アシストが提供するデータ連携プラットフォーム「DataSpider Servista 」(以下、DataSpider)を採用しました。

東北電力株式会社

「DataSpiderのおかげで、大掛かりな改修を行うことなく、既存のシステム同士や社外サービスとの連携が可能になっています。データの変換や加工なども含め、データハブとして活躍しています」

東北電力株式会社 情報通信部 吉田 健人氏

課題/背景

  • DX推進も見据えながら、社内外のデータ活用を促進させるためのデータ連携の共通基盤を模索
  • システムごとに個別実装された環境から脱却し、データハブとしての基盤整備に注目
  • 当初選定したツールが想定された機能を満たしておらず、プロジェクトが停滞

対策

  • 勘定系システムのプロジェクトで評価の高かったDataSpiderを再検討
  • 疎結合をベースとした連携基盤の構築により柔軟性、拡張性を担保
  • メーカーへのエンハンス要望をアシストが強力に支援し、ツールでの対応を実現

効果

  • 社内外のシステムやサービスとの連携を可能にするデータ連携の共通基盤を構築
  • データ連携の際に大掛かりな改修をしなくても、柔軟に連携できるデータハブの整備を実現
  • 直感的にフロー開発が可能になるなど、利便性の高い環境整備を実現

システム概要図

システム概要図



社内外のデータ活用を促進させるためのデータ連携基盤の必要性が高まる


「東北の繁栄なくして当社の発展なし」という基本的な考え方のもと、安全を大前提に、低廉で環境に配慮した電力を東北地方や新潟県に提供している東北電力。東北発の新たな時代のスマート社会の実現に貢献し、社会の持続的発展とともに成長する企業グループを2030年代のありたい姿とする東北電力グループ中長期ビジョン「よりそうnext」を推進し、新たなサービス開発やカーボンニュートラルの取り組みを加速させています。

東北電力の情報通信部では、社内のIT基盤の整備をはじめ、AIやドローン、データ活用といったDX推進のための役割を担っています。現在、脱レガシーを推し進めながら、長期的な視点に立って社内外システムの共通基盤の再構築を進めています。

そのような基盤づくりにおいて、以前から課題となっていたのが、社内外のデータ活用を促進させるためのデータ連携の在り方でした。「300を超える業務システムは、それぞれ部分最適化した仕組みとなっており、システム間を連携させてデータ活用を促進するような使い方までは考慮されていません。そのような状況下で将来的な業務基盤の理想像について検討した結果、データ活用に役立つデータ連携の共通基盤の必要性がテーマの一つに挙がりました。」と、東北電力 情報通信部の吉田 健人氏(以下、吉田氏)は、当時を振り返ります。

そこで、将来を見据えたIT基盤の整備に向けてデータ活用に関するワーキンググループにて議論を重ねました。その結果、部分最適化された環境から全体最適化に役立つ新たな環境作りの具体的な検討を、情報通信部内の情報システム基盤グループで行うことになりました。


エンハンス要望に対するアシストからの強力な働きかけが大きな契機に


新たな環境を整備するべくデータ連携に必要な要件を洗い出し、その中で注目したのがアシストの提案したDataSpiderでした。当初は、プロキシを経由した特定プロトコルの通信に対応できていなかったことで、DataSpiderではなく別のソリューションを選択したものの、検証過程において想定されていた機能が十分に満たせていないことが明らかになりました。メーカーに対応を要請したものの、その対応が遅々として進まず、プロジェクトの停滞を招いていました。

そのような中、勘定系システムの刷新プロジェクトが新たにスタートし、現行の各システムとのデータ連携が要件として浮上しました。

吉田氏  勘定系システムの刷新に向けて、データ連携に関する各社からの提案を見たところ、全てのベンダーがDataSpiderを使った提案内容でした。それを受けて、ちょうどデータ連携のための共通基盤を整備するプロジェクトにおいても勘定系システム側で導入検討しているDataSpiderを、再度検討の土俵に上げる声が徐々に大きくなりました。

当時対応できていなかったプロトコルへの対応は、DataSpiderを開発しているメーカーに対して、アシストが機能改修に向けたエンハンスを強力に要請。その結果、メーカーとの折衝を通じて製品改修へのめどを付けることに成功しました。そのようなアシストの各種対応によって、アシストが持つ開発メーカーとのリレーションや調整能力を東北電力は高く評価しました。

実は、アシストとはメインフレームの時代から付き合いが続いており、顔をよく知る関係性でした。様々なソリューション導入における支援体制も含めて信頼関係が醸成されていたことも手伝い、将来を見据えたデータ連携の共通基盤としてアシストが提供するDataSpiderが採用されることになりました。


社内外のシステム・サービスをつなぐデータ連携の共通基盤として活用


現在は、社内システム同士を連携するためのデータ連携の共通基盤としての活用だけでなく、グループで利用しているアマゾン ウェブ サービス(AWS)をはじめとした社外サービスと連携する際に利用されるなど、異なるシステム・サービス間をつなぐための共通基盤として、DataSpiderが活用されています。

グループ会社との連携に関する一例を挙げると、停電に関する情報をDataSpiderにて連携し、顧客からの電話での問い合わせに対して自動応答するシステムにデータを受け渡す処理を行っています。さらに、社内の情報機器を総合的に管理するシステムと外部のシステムとを連携し、特定部署の社員が使うPCに緊急テロップをプッシュ通知する際も、DataSpiderが活躍しています。

今回、DataSpiderにてデータ連携のための共通基盤を整備したことで、社内外とのデータ連携時に大掛かりに改修しなくても済むようになり、データハブとしての広がりに期待が広がっていると吉田氏は評価します。

吉田氏  もしDataSpiderがなければ、専用回線を個別に契約して接続するといったことも想定しなければいけなかったかもしれません。システム同士が疎結合できるようになったことで、新たに連携先が加わっても拡張していけるようになるなど、将来的に柔軟性のある基盤が整備できました。

DataSpiderの使い勝手について、直感的にフロー開発できるなど利便性の高さを評価しています。

吉田氏  簡単なデータ連携のフローを試しに作ってみたところ、アイコンと矢印をつなぎ合わせるだけでデータ連携が実現できました。細かなチューニングにはプログラミングの知識が必要かもしれませんが、シンプルな連携であれば、1日や2日程度で自由に開発でき、使い勝手は良好です。

導入支援を行っているアシストは、以前から様々なプロジェクトでの支援もあって互いに何でも話せる関係性にあり、手厚いサポートについて評価の声が寄せられています。

吉田氏  普段から足しげくわれわれのもとに通っていただいているからこそ、社内のシステムについての理解度も高く、手厚く支援いただけて感謝しています。DataSpiderについては、メーカーに対するエンハンスの要望について強力に働きかけていただけたことは何よりでした。メンバーを集めてのハンズオンセミナーを開催いただくなど、ツールを社内に浸透するための活動にも協力いただけています。


新勘定系システムへの展開とともに、グループ全体でDataSpiderの啓蒙活動を推進


現在は、勘定系システムの刷新プロジェクトが進められており、各部門システムとの連携に関して、DataSpiderにて構築したデータ連携の共通基盤の活用が期待されています。

また、DataSpiderによるデータ連携共通基盤を社内に浸透させていく活動にも取り組んでいく予定です。

吉田氏  システム同士の連携は個別に作り込んでいくことが、これまでの常識でしたが、開発や運用面はもちろん、ガバナンスの強化についても共通基盤を利用するメリットは大きいです。各システムを管理している社内部門や各開発パートナーに対して、データハブとなるDataSpiderの認知度を高める活動を積極的に行っていきたいと考えています。

ただし、ローコード開発が可能なDataSpiderではあるものの、プログラミング知識のない初心者が業務の処理プロセスを開発することは現実的に難しい面もあります。DataSpiderでの処理をしっかり作り込んでいける人材を育成していくことも重要になってくると、吉田氏は語ります。

吉田氏  勘定系システムの開発に関しては、DataSpiderを扱った経験があるベンダーだったため、スムーズに開発が進んでいます。ただし、全く経験のないパートナーに使ってもらうことは容易ではありません。まずは、グループ内のIT企業である株式会社トインクス内にDataSpiderが扱える人材を増やしてもらうなど、グループ全体で体制作りを進めていこうと考えています。

グループ全体への啓蒙活動を通じて、今後、DataSpiderによるデータ連携の共通基盤の活用を更に促進したいという熱い思いが溢れていました。



  • 本事例は取材時の内容に基づくものです。
  • 製品内容は、予告なく変更される場合があります。
  • 記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。


お客様情報

※お客様情報は取材時の内容に基づくものです。

会社名 東北電力株式会社
本社 宮城県仙台市青葉区本町一丁目7番1号
設立 1951年5月1日
資本金 2,514億円
従業員数 4,927名(2022年3月末時点)
URL https://www.tohoku-epco.co.jp/
取材日 2022年11月

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