こんにちは。DataSpider技術担当、アシストの三村です。
Google社が取り組んでいることでも有名な「ハッカソン」に、アシストもチャレンジしてみました!
今回は2日間に渡るハッカソンイベントを体験して、私が感じたことをレポートしてみたいと思います。
恥ずかしながら、私はこのイベントの開催が決まるまで、ハッカソンって何?状態でした。。。
IT用語辞典より解説を引用しますと、
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ハッカソンとは、同じテーマに興味を持った開発者が集まり、協議・協力しながら集中的にコーディングを行う催しである。
ハッカソンという言葉は、ハック(hack)とマラソン(marathon)を組み合わせた造語とされる。
ハッカソンは、プログラマーの個人作業になりやすいプログラミングを、大人数で賑やかに行う点に特徴がある。短時間で集中して開発を進めることで、スキルの向上が促されたり、意見を出し合いながら進めることで、新しいアイデアや発見が得られたりといったことが期待できるという。
ハッカソンはプログラマーの祭典として、あるいは、研修活動などとして行われる。例えばGoogleは、エンジニアの研修として社内でハッカソンを催すことがあると紹介している。
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ということです。
今回実施したハッカソンのテーマは
「身の回りの業務の中で自動化されたらうれしいなぁ」
と思うこと。
全国の各拠点にいるEAI/ETL分野の技術者が一同に集い、わいわいとアイデアを出し合いました。
アイデア出し~実は結構いろいろある身近なものの自動化~
メンバーそれぞれから、いろんなアイデアが出てきました。
自分では思いつかないような「これが本当に自動化できたらすごい!」というアイデアがたくさん出てきて
私は感心するばかり。
たくさんのアイデアの中から、投票により開発しがいがある6案に絞りこみました。
『お客様のお問い合わせ内容にマッチしたFAQをプッシュ型でお知らせする』
という仕組みの開発がおもしろそうだなぁと思い、私はこれにチャレンジすることに!
この仕組みの背景を簡単に説明しますと、
弊社には、専任の技術スタッフがお客様からのご質問に対応するサポートセンターがあります。
サポートセンターのWebサポートポータルでは、お客様からよく聞かれる質問をFAQとして公開していて、
1,000件ほどのたくさんのFAQが載っているのですが、残念ながらお客様からの認知度が低いという現状があります。
宝の持ち腐れというやつです。
そこで、このFAQをなんとか活用してお客様のお役に立てないかという思いから、お客様の質問内容と1,000件のFAQ資産とのマッチングを行い、最適なFAQを探しだしたら、プッシュ型でお客様にお知らせするというアイデアが生まれました。
図で解説するとこんな感じです。
プッシュ型でメール配信することで、サポートセンターの対応時間外にお問い合わせをいただいた場合でも、お客様自身で解決の糸口を見つけられるかも知れない!という点も、このアイデアのポイントになりました。
Hackしてみよう
企画案を元に開発要件を検討した結果、メールを使った質問内容の読み取りや、質問からキーワードを抽出しデータベースと照合をかける、などさまざまなシステムを繋ぐ仕組みが必要であることがわかりました。
今回のハッカソンではEAIツール「DataSpider」を選択して、具体的な開発へと進めました。
ハッカソンにもつかえるEAIツール3つのメリット
とにかくどんなシステムもデータも繋げるEAIツール(DataSpider)は、RPA的な業務自動化には欠かせない存在だと改めて思い知りました。
想定した要件を難なく満たせたことはもちろん、開発する中で仕様変更をしなくてはならないシーンにも柔軟に対応してくれました。
特に私が「ここがすごい!」と感じたポイントは次の3つです。
1.共有のしやすさ
企画者の要件に沿った開発ができているか、実際に開発画面をメンバーで共有しながら進めることができました。GUI画面で、処理フローがアイコン化されるのでプログラミングの経験がない相手にもロジックの説明がしやすいと感じました。
2.要件変更への対応の速さ
要件が変更した場合、スクラッチ開発では属人化していてすぐに対応できないといった課題がありますが、DataSpiderならGUIの専用開発画面でグラフィカルに修正範囲を確認することができます。なので、修正が必要なケースにもとても迅速に対応できました。ハッカソンのようなアジャイル開発の場ではかなり有効なツールであると実感しました。
3.連携範囲の広さ
EAIツールが1つあるだけで、色々な形式のデータをやり取りできるため、専用ツールを用意する手間も省けます。
一家に一台、ならぬ、一社に1EAIツールがあると、いろいろな業務に活躍できそうです!
まとめ
今回のハッカソンイベントで優勝したのは、なんと新人2名が中心となって開発したチームでした。
新人が入社してもうすぐ1年。実業務についてからは約半年。
そんな若手でも、アイデアを形にできてしまうEAIツール「DataSpider」は、手前味噌ながらやっぱりすごいです。
また、お客様が実際の業務でやられるようなアイデア出しから企画、設計、開発、運用までのシステムリリースの流れを体験したことで、お客様目線で物事を捉えることができるようになり、1つ成長した三村になれたと感じています。
ハッカソン全体の様子や優勝チームが考えたアイデアなどを、広報ブログでもまとめていますので、ぜひこちらもあわせてご覧ください!