手書きのデータを簡単連携!DataSpiderのTegakiアダプタ
みなさん、社内システムでOCRはご利用ですか?
OCRとは、「Optical Character Reader」の頭文字を取ったもので、手書きの文字や印刷された文字を読み取り、データと照らし合わせて文字を判断し、電子テキスト化する装置、またはそういった機能を持ったソフトウェアのことです。依然として、印刷された発注書や手書きの書面などが多い中、社内のアナログ業務をデジタル化するにあたり、重要なソフトウェアの一つと言えます。
①画像の取り込み
スキャナやカメラを使い、画像として取り込む
②レイアウト確認
文字や罫線、写真を認識し文字として読み取る部分を確認
③認識
文字列から文字単位に切り出し、文字の割り出しを行う
④フォーマット出力
テキストをフォーマットに出力する
DataSpiderのTegakiアダプタ
OCRのソフトウェアの中には、読み取ったデータをシステムに入力するまでの機能は搭載されていないものが多く、手書き文字や印刷データの完全自動連携にはまだ課題が残っているというのが現状です。
そんなときには、EAIツール「DataSpider」に搭載された「Tegakiアダプタ」がお勧めです!
「DataSpider」は国産のEAIツールで、多種多様なデータソースに対しノンプログラミングでデータ連携処理の開発ができる製品です。
この度、DataSpiderにクラウド型OCRサービスである「Tegaki」と連携する「Tegakiアダプタ」が登場しました。
Tegakiアダプタにより、紙ベースのデータをTegakiから受け取り、その後の集計、結合等の連携プロセスを一括で行うことが可能になりました。連携イメージは次の通りです。
Tegakiアダプタを介してDataSpiderから送られたリクエスト内に画像データと画像読み取り用テンプレートをJSON形式で渡します。
受け取った画像をもとに、読み取り結果をJSON形式でレスポンスとして返します。
OCR連携のメリット
Tegakiアダプタを使いOCR連携を実装することで、下記のようなメリットが生まれます。
1.手書きの発注書内容の読み取りからシステムへの入力作業を自動化
- システムへの入力ミスを回避
- インターフェースの異なるシステムへの入力作業を自動化
2.Tegakiによる発注書の読み取りエラーハンドリング処理も柔軟に設計可能
- DataSpiderからエラー通知メールを自動送信
- エラー内容ごとに柔軟に処理フローを定義可能
まとめ
紙ベースのデータを自動的に社内システムと連携させることは、これまで自動化が難しく、課題感を感じていた方も多いのではないでしょうか。今回ご紹介したDataSpiderのTegakiアダプタを使えば、OCRサービスと社内の他システムとの連動を可能にし、人が動いて行う業務を減らすことにつながります。
今回はOCR連携についてご紹介しましたが、社内の様々なシステムと連携できるDataSpiderには、他にも以下のような機能があります。
また、Tegakiアダプタに限らず、DataSpiderに少しでもご興味を持っていただけた際は、ぜひウェビナーにもご参加ください!
執筆者情報
加藤 篤史(かとう あつし)
西日本支社 デジタル推進技術部
2005年 株式会社アシストに中途入社。
BI製品、CMS製品の担当を経て、「DataSpider」「Syncsort DMExpress」の技術として業務に従事。
デジタルマーケティングに興味あり。
スマホいじりとネットニュース閲覧、J-POPが趣味。
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