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  • クラウドサービスとのデータ連携
2022.03.30

AWS導入における周辺システムとの連携方法~考えられる課題と解決策~

AWS導入における周辺システムとの連携方法~考えられる課題と解決策~

近年クラウドサービスの利用数は、以下の総務省のホームページにも記載の通り、年々増加しております。そのクラウドサービスの中でもAWS(Amazon Web Services)は3割強のシェアを誇っています。

■総務省ホームページ(企業におけるクラウドサービスの利用動向)
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r02/html/nd252140.html

AWSを導入するにあたり、AWSのサービスを社内の既存システムや他のクラウドサービスと組み合わせて利用するケースは多いと考えられます。各サービスやシステムを組み合わせて利用することで、業務の実現可能性を広げることができるためです。では、そうした連携をどのように行えば良いのでしょうか?考えられる課題と解決策をこれから紹介していきます。


■目次
 ▶AWSの導入時に考えられる連携課題は?
 ▶課題解決における糸口は?
 ▶具体的にDataSpiderを利用して解決できること
 ▶まとめ

AWSの導入時に考えられる連携課題は?

実際にAWSを導入し、既存システムやクラウドサービスを組み合わせて利用する際には、必ずと言っていいほどデータの連携が必要です。では、そのデータ連携をどのように実装する必要があるか、またどういう課題が発生するのか、次の3つの観点と例をもとに紹介いたします。


1.連携効率

まずは「連携効率」の課題です。様々なサービスを簡易かつ早期に使用できるAWSですが、AWSのサービス同士やオンプレミスのシステムとの連携部分が検討できておらず、手動でファイルアップロードをしている、というケースも少なくありません。例えば、下図の事例のように、DWHのバックアップを定期的にとるために、Amazon S3へアップロードする業務を手動で行う場合、いくらAmazon S3を手軽に構築できたとしても、バックアップ自体の効率性を上げることは難しいです。

2.運用・環境

続いて「運用・環境」観点の課題です。オンプレミスとAWS間で安定したデータの授受ができないといった課題が想定されます。たとえば下図の例では、AWS上の分析環境へファイル転送を行う業務を示しています。オンプレミス環境からAWS環境へのファイル転送にFTPを利用している場合、開発面、インフラ面において、安定したデータ授受ができません。

3.開発手法

最後に「開発手法」の課題についてです。各システムやサービスとの連携処理をスクラッチで開発した場合、どうしても開発に時間がかかってしまいます。さらに、API連携が多岐に渡れば求められるスキルレベルも高いものになり、開発要員の確保が難しくなるといったケースも考えられます。個々のシステムはクラウドにより早期立ち上げが可能になったとしても、結局開発のスピード感が出ないといった問題につながる可能性があるのです。

このように、AWSを導入し、既存システムやクラウドサービスを組み合わせて利用する際には、多くの課題が存在します。

課題解決における糸口は?

それでは先程の章で記載した3つの観点における課題をどのように解決していくのか、その方法として「DataSpider」が考えられます!DataSpiderは各システムやファイルをつなぐデータ連携ツールであり、大きな特長として、以下が挙げられます。

・処理開発を「ノンプログラミング」で実施できる
・Amazon Web Service をはじめとした「各データソースへの接続先も豊富」に用意

こうした特長を持ったDataSpiderを導入することで、前章で記載した3つの観点における課題を一気に解決させることが可能となります。

具体的にDataSpiderを利用して解決できること

AWS導入時の課題に対して、DataSpiderではどのように解決ができるのか、先述した3つの課題の中から1つをピックアップしてご紹介します。

連携効率について

DataSpiderを利用してAWSやその他各システム、ファイルを直接連携することで、各連携処理について人手を介さずに自動化することが可能となります。これにより、業務効率の改善に貢献できます。先述の例で挙げたような、バックアップファイルのAmazon S3への定期アップロードという処理をDataSpiderで実装しますと、DWHから出力されたバックアップファイルのデータをDataSpiderが取得し、Amazon S3へ格納するというフローを自動化でき、人手でアップロードする業務は必要なくなります。また、安全なファイル転送には、DataSpiderで連携可能なファイル転送ツール「HULFT」の活用が効果的です!

まとめ

今回は、Amazon Web Service と周辺システムの連携における課題と解決策をご紹介しました。記事でご紹介できなかった残り2つの課題をDataSpiderによってどのように解決できるのかを含め、より具体的に図を用いてまとめた資料を以下に用意しています。
また、あわせてAWSアダプタの説明資料もダウンロードいただけます。AWSアダプタを使ってどんなことができるのか、気になる方はぜひダウンロードしてみてください。

資料をご覧いただき、今後AWSを導入・運用する際に同じような課題が考えられる場合は、DataSpiderの導入実績が豊富なアシストまでお声がけいただければと思います。AWSとのデータ連携だけでなく、DataSpiderの活用、AWSのご利用に向けたお悩みがあれば、ぜひお気軽にアシストへお問い合わせください。

執筆者情報:

執筆者 浅井祐貴

浅井祐貴
DX推進技術本部 デジタル推進技術統括部

2018年度にアシストへ新卒入社をし、以降DataSpiderをはじめとするデータ連携製品のプリセールスを担当。

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