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そうぞうしてみようmappingの世界
DataSpiderでデータの加工やフィルターを作成時に利用する「マッピング」の裏側で流れているデータの構造や流れについての動画を作成してみました。
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DataSpider開発時のお悩みについて、サポートセンターでは日々お客様のお役に立てるよう奮闘しております。さらに、お客様の課題解決を早めるため、サポートWebサイトではFAQを日々更新しています。
FAQの中で最も人気があるのは、サンプルスクリプトを一覧公開している「サンプルスクリプト一覧」(FAQ No.47524)です。サンプルスクリプトについて、利用シーンに合ったサンプルスクリプトが見つかり、ダウンロードしてみたけど、意外と内容が難しい…!と感じたことはないでしょうか?
今回は、特に人気のサンプルスクリプト「CSVファイルをJSON形式に変換する方法」について、処理の流れ、作成のポイント、+αの情報を徹底解説しました!
※サンプルスクリプトのダウンロードや実際のFAQの確認等は、弊社のサポートをご契約のお客様のみ可能です。
■目次
▶サンプルスクリプト「CSVファイルをJSON形式に変換する方法」の概要
▶JSONデータを出力できるアダプタはないの?
▶サンプルスクリプトのポイントは?
▶まとめ
本サンプルでは、カンマ区切りのCSVデータを波括弧やコロンで表現するJSON形式のデータへ変換します。
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DataSpider最新バージョン「4.3 SP2」で、JSONデータを出力できる機能が搭載されているのは、HTTPトリガーのみです。HTTPトリガーを使ってJSONデータを出力するために、RESTアダプタの「POST実行」アイコンでHTTPトリガーを起動しています。
「RESTアダプタ」はREST API連携時に使用されるケースが多いですが、HTTPリクエストを行うことができるため、HTTPトリガーを実行することが可能です。また、HTTPトリガーへ入力データを渡したり、HTTPトリガーで実行したスクリプトの出力結果をトリガー終了後に出力できるため、これらの機能を使用してCSVデータをJSONデータへ変換します。
※本サンプルでは「RESTアダプタ」を使用します。Advancedエディションでは標準搭載ですが、Basicエディションではオプションとなりますのでご注意ください。
JSONデータを出力するためにはHTTPトリガーが必要とご紹介しましたが、「そもそもJSONデータを出力するための専用アダプタはないの?」というお問い合わせをDataSpiderユーザ様からよくいただきます。
残念ながら、DataSpider最新バージョン「4.3 SP2」時点では、JSONデータを出力するための専用アダプタは搭載されていません。
JSONデータを出力する専用アダプタにつきましては、メーカーへエンハンスを行っております。搭載時期は未定です。JSONアダプタが搭載されるまでは、JSONデータへの変換は、HTTPトリガーのJSONデータ出力機能をご利用ください。
本サンプルのポイントは4つです。
各ポイントについて、デザイナ画面での設定方法や、ナレッジについて動画で徹底解説しました。特に「3.CSVデータを『JSONデータとして出力できるXML形式』へ変換」では、JSONファイルからXMLスキーマを取得することができる、RESTアダプタの裏技を動画内で詳細に解説しています。ぜひ、解説動画をご視聴ください。
いかがでしたでしょうか?サンプルスクリプトをダウンロードしただけではお伝え出来ていなかった、処理の全体イメージ、製品仕様、裏技、など+αのナレッジを、動画内でお伝え出来たのではないかと感じております。
アシストでは、お客様のスピーディな自己解決を支援するため、FAQの「改善」「作成」に常に力を入れています。2022年6月時点での、DataSpiderの公開FAQ数は2600超となります。現在公開中のサンプルスクリプトにつきましては、さらに内容を分かりやすくお客様へお届けできるよう創意工夫して参りますので、今後ともどうぞご期待ください!
甲斐 祐子(かい ゆうこ)
DX推進技術本部 デジタル推進技術統括部
2015年 アシストに中途入社。
入社後3年間「DataSpider」の提案活動とお客様支援に従事。
1年の産休を経て、DI製品サポートセンターで複数製品のサポート活動中。
サポート活動を通してお客様支援に役立てるよう精進中。
DataSpiderでデータの加工やフィルターを作成時に利用する「マッピング」の裏側で流れているデータの構造や流れについての動画を作成してみました。