
- サポセンブログ
そうぞうしてみようmappingの世界
DataSpiderでデータの加工やフィルターを作成時に利用する「マッピング」の裏側で流れているデータの構造や流れについての動画を作成してみました。
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サポートセンターでは、お客様からのお問い合わせに対して的確にお答えできるよう、製品に対する研究を日々行っております。
機能を説明するだけでなく、具体的にどのような用途で利用できる機能なのか、利用シーンを想定して回答ができるように務めております。
今回は、kintoneアダプタの3種類のアイコンについてご紹介です。
kintoneのテーブルデータは、上記のアイコン以外でも取得可能です。
どのようにアイコンを使い分ければよいか、テーブル連携アイコンとその他アイコンの違いも含めて解説します。
kintoneテーブルは、kintoneアプリの1レコード内に作成するテーブルです。例えば、会社単位のレコードに、商品単位の売上データのテーブルを作成します。テーブルを作成することで、商品数の増減に対して柔軟に対応することができます。
<テーブル作成したアプリ>
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テーブルを作成しないと、商品情報を入力する項目が固定となるので、項目数が多すぎて値が見えなくなったり、商品数が多いと入力フィールドが足りなくなったりします。
<テーブル作成しないアプリ>
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DataSpider 4.1 SP2から、kintoneアダプタにテーブル連携専用のアイコンが追加されました。
※本ブログでは、テーブル連携を行うアイコンを総称して「テーブル連携アイコン」、レコードから始まるアイコンを総称して「レコード連携アイコン」と呼びます。
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「レコード連携アイコン」と「テーブル連携アイコン」の違いは、処理単位とデータモデルです。
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「テーブル連携アイコン」は、その名の通り、kintoneテーブルデータを処理するアイコンです。しかし、kintoneテーブルは1レコード内に作成されるため、「レコード連携アイコン」でもテーブルデータを取得することが可能です。
では、どのような場合に「テーブル連携アイコン」を使うのでしょうか?
読み取り/書き込み/削除、それぞれの処理で、「テーブル連携アイコン」を使わなければならない処理内容を見ていきましょう。
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テーブルの特定データのみを抽出する場合、「テーブル読み取り」アイコンが必要です。一方、テーブルを含むレコード全体を取得する場合には、「レコード取得」アイコンを使用します。「レコード取得アイコン」を使用した場合、テーブルデータ数分のレコードを取得します。
▼「レコード取得アイコン」実行結果
アシスト 太郎,1234,チョコレート,0001
アシスト 太郎,1234,クッキー,0002
アシスト 太郎,1234,せんべい,0003
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読み取り同様、書き込みする際も、テーブルの特定データのみ追加/更新する場合には、「テーブル書き込み」アイコンが必要です。テーブルを含むレコード全体を追加する場合は、「レコード追加」アイコンを使用します。
テーブルデータを全件上書きする場合は、「テーブル連携アイコン」ではなく「レコード更新」アイコンを使用します。テーブルデータの全件上書きを行う場合、処理対象はテーブルデータですが、「テーブル連携アイコン」ではないため、ここは注意が必要です。
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読み取り同様、削除する際も、テーブルの特定データのみ削除する場合には、「テーブルデータ削除」アイコンが必要です。テーブルを含むレコード全体を削除する場合には、「レコード削除」アイコンを使用します。
kintoneアダプタの「テーブル連携アイコン」と「レコード連携アイコン」の違い、使いどころなどをご紹介しました。kintoneアダプタご契約のユーザ様は、現在作成済みの処理内容の見直しや、今後の処理作成にお役立ていただければと思います。
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甲斐 祐子 (かい ゆうこ)
サポートサービス技術本部 本部付 DX推進サポート部
DataSpiderでデータの加工やフィルターを作成時に利用する「マッピング」の裏側で流れているデータの構造や流れについての動画を作成してみました。
お客様の課題解決を早めるため、アシストサポートWebサイトではFAQを日々更新しています。本記事では、FAQの中で特に人気の「CSVファイルをJSON形式に変換する方法」について動画も合わせてご説明いたします。