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  • ジョブ管理
2021.05.28

【JP1/AJS3】JP1/AJS3 - Web Console活用のススメ

【JP1/AJS3】JP1/AJS3 - Web Console活用のススメ

JP1/AJS3は、バージョン11からWebブラウザでジョブの確認が行えるWeb Console機能が追加されました。
本記事では、最新バージョン12.5でさらに機能が拡張され、使いやすくなったWeb Consoleの基本的な機能やお勧め機能をピックアップしてご紹介します。
JP1/AJS3 - Web Consoleの導入で皆様のジョブ運用がより快適になりますよ!


第1章 JP1/AJS3 - Web Console 概要

JP1/AJS3 - Web Console(以下、Web Console) でできることは、大別すると以下の3つです。

1. ジョブ、ジョブネットの実行予定、結果の確認
2. ジョブ、ジョブネットの定義修正、再実行
3. 実行エージェントの確認、変更(V12.5~)

ジョブの定義やスケジュール定義など一部は、JP1/AJS3 - Viewに限られた機能ですが、ダッシュボード機能はWeb Consoleでのみ提供される機能です。また、ジョブネットの監視や強制終了など、Web Consoleでも行える多くの機能があります。
さらに、Web Consoleは複数のJP1/AJS3 - Managerと接続できるため、Web Consoleが1台あれば、複数のジョブ管理マネージャへの接続が行えます。(※)。
※ログイン時に接続ホスト名を入力することで、接続先のジョブ管理マネージャを切り替えます。

接続先のジョブ管理マネージャの切り替え可能


第2章 JP1/AJS3 - Web Console お勧め機能


Web Consoleの独自機能

JP1/AJS3 - Viewにはなく、Web Consoleでのみ実装されている便利な機能があります。

【1】全体の実行進捗度の確認(ダッシュボード)

ダッシュボード画面で監視したいジョブ、ジョブネットの実行進捗度の確認が可能です。
また、実行結果および実行予定のジョブのうち、「正常・異常終了の件数」や「実行待ち件数」が一覧で確認できるようになっています。

JP1/AJS3 - ダッシュボード

※クリックで拡大します

【2】複数のジョブネットをグルーピングして監視

Web Consoleでは、異なるジョブグループに属しているジョブネットを、ユーザーが自由にグルーピングしてダッシュボードで確認することが可能です。

定義はログインしているユーザー単位で保存されます。

<jp1adminでログインした場合の画面>

※クリックで拡大します

<jp1userでログインした場合の画面>

※クリックで拡大します

<運用のヒント>

特に重要なジョブネットや、自分が担当しているもジョブネットに絞ってグルーピングすることで、見たいジョブに絞った監視がJP1/AJS3 - Viewよりも簡単に行えます。

【3】実行エージェントの編集

JP1 V12.5から、実行エージェントの追加や変更をWeb Consoleから行えるようになりました。本機能については前回のブログ 「JP1 V12.5新機能のご案内『ジョブ管理製品編』」 にて詳細を紹介していますので、そちらをご確認ください。


JP1/AJS3 - Viewと同じくできること

Web Consoleで、JP1/AJS3 - Viewと同じことができる機能についてご紹介します。
以下、Web Consoleで実行できることの一例です。


・JP1/AJS3 - Viewと同じ表示での監視

JP1/AJS3 - Web Consoleでの監視

※クリックで拡大します

JP1/AJS3 - Viewでの監視

※クリックで拡大します

・実行登録
・実行登録解除
・再実行
・中断
・強制終了
・ジョブの詳細定義の編集(PCジョブ、UNIXジョブのみ)

ジョブネットモニター、マンスリースケジュール画面

※クリックで拡大します

・保留設定/解除
・ジョブネットモニター、マンスリースケジュール画面


Web Consoleではできないこと

様々な作業が行えるWeb Consoleですが、以下の操作は行えません。

・ユニットの定義
 Web Consoleでは、JP1/AJS3 - Viewのようにユニット(ジョブグループ、ジョブネット、ジョブ)の定義は
 できません。
・ジョブ定義の編集
 PCジョブ、UNIXジョブ以外のジョブ定義の編集はできません。
・スケジュール、カレンダーの設定
 ジョブネットやネストジョブネットのスケジュール設定やカレンダーの定義はできません。

<運用のヒント>

Web Consoleは監視や一時的な対処用として使用し、ユニットの定義はJP1/AJS3 - Viewで行います。


Web ConsoleとJP1/AJS3 - Viewの機能の一覧

Web Console
でのみできること
Web Console、
JP1/AJS3 - View
どちらでもできること
JP1/AJS3 - View
でのみできること
・全体の実行進捗度の確認
(ダッシュボード)
・複数のジョブネットを
グルーピングして監視
・実行エージェントの編集
・実行登録
・実行登録解除
・再実行
・中断
・強制終了
・ジョブの詳細定義の編集
(PCジョブ、UNIXジョブのみ)
・ユニットの定義
・ジョブ定義の編集
・スケジュール、
カレンダーの設定


まとめ

Web ConsoleはWebブラウザがあれば使えるため、JP1/AJS3 - Viewのインストールは不要で、PCやモバイル端末から接続してジョブの確認が可能です。

ジョブの定義など、あらゆる操作を行う管理者はPCにインストールしたJP1/AJS3 - Viewで操作を行い、オペレーターはWeb Consoleで監視を行うなど、ユーザーによって使い分けることでJP1/AJS3 - Viewのライセンスを節約できます。

柔軟なジョブ運用にぜひWeb Consoleを活用してください。


製品正式名称(略称表記) および機能対象バージョン

JP1/Automatic Job Management System 3 (JP1/AJS3) 09-00以降
JP1/Automatic Job Management System 3 - View

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執筆者情報

1999年入社。BI系のサポートを経て2003年よりJP1担当。
2020年9月より本ブログ記事を担当することになりました。
JP1サポートセンターの生き字引としてJP1のお役立ち情報を発信したいと思います。

京都在住。最近は韓国コスメを色々試すことが楽しみです。

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