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2018年06月13日(水) 事例

大阪府済生会吹田病院、アシスト提供の「ダブルブラウザ・ソリューション」を採用

~ 800台の電子カルテ端末からマルウェア感染しないWeb閲覧を実現 ~


2018年6月13日
株式会社アシスト


 株式会社アシスト(本社:東京都千代田区、URL:https://www.ashisuto.co.jp/、以下:アシスト)が提供するクライアント仮想化製品「Ericom」(開発元:イスラエルEricom Software Ltd.)を基盤としたインターネット分離「ダブルブラウザ・ソリューション」が、大阪府済生会吹田病院(所在地:大阪府吹田市、URL:http://www.suita.saiseikai.or.jp 、以下:吹田病院)に採用されたことを発表します。

 「やすらぎの医療」を理念とし500床を有する病院として、地域完結型医療に取り組む吹田病院の医療情報課では、電子カルテシステムを中核とした医療情報システムの企画・運用を行っています。医療情報等を取り扱う基幹業務ネットワークと、インターネットに接続できる情報系ネットワークを物理的に分離しています。

 医療機関では厚生労働省の定めるセキュリティガイドラインに則り、電子カルテ端末から直接インターネットを利用できないようにネットワークが分離されていますが、業務の一環でWebサイトの閲覧などが必要になった際に、数少ない共有の情報系端末を利用しなければならないのは職員の使い勝手の面で改善が必要だと感じていました。また、吹田病院では、全職員に対して年間6回以上の集合研修受講を義務付けていますが、欠席者向けの院内eラーニングの公開作業が大変であることが課題でした。そこで、eラーニングは公開作業が簡単なクラウドサービスに変更し、800台の電子カルテ端末からも安全にWeb閲覧が可能になる仮想化ソリューションの検討が進められました。

 ソリューションの選定において課題となったのはコスト面です。初めに検討したソリューションではセキュリティの要件は満たせても、全職員1,200名分のライセンス購入が必要で予算に合いませんでした。また、Windowsサーバ上にブラウザを公開し、リモートデスクトップ接続する方式の場合はWindows RDS CALを全職員数分か全利用端末数分購入する必要がありました。そこでWindows RDS CALが不要なLinuxベースの仮想ブラウザ方式で、同時接続ユーザーライセンスで利用できる「ダブルブラウザ・ソリューション」の採用を決めました。

 導入効果としては、電子カルテ端末からの便利で安全なeラーニングの受講をはじめ、インターネット用端末の追加が抑制されたことによりネットワーク増設コストも削減できました。

 吹田病院では、現在、ダブルブラウザ・ソリューションの中核製品であるEricomの画面転送機能を利用して、電子カルテシステムを利用する案を検討中です。電子カルテのライセンスはクライアント端末台数でカウントされるため、Ericomを使ってサーバ上の電子カルテクライアントを共有利用することでさらなるコスト削減の実現を期待しています。


Ericomについて


クライアント仮想化製品の「Ericom」は、価格が他社製品よりも半額以下であることに加え、Windows版だけでなくLinux版の仮想ブラウザにも対応し、トータルの導入コストの大幅な削減を可能にします。

https://www.ashisuto.co.jp/ericom/

ダブルブラウザ・ソリューションについて


標的型攻撃などのサイバー攻撃やランサムウェアから大事な情報やIT資産を守るため、仮想ブラウザ方式でインターネット分離を実現します。

ニュースリリースに関するお問い合わせ


株式会社アシスト 広報担当:田口
TEL:03-5276-5850
URL:https://www.ashisuto.co.jp/contact/press/

「Ericom」および「ダブルブラウザ・ソリューション」に関するお問い合わせ


株式会社アシスト 仮想化事業推進室 担当:青木
TEL:03-5276-3475
URL:https://www.ashisuto.co.jp/ericom/



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