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アシストが東海大学様の2021年度後期の講座に、学外講師として協力させていただきました!
大学と企業の関わりとして、就職活動の時期に学内説明会をする、なんていうのはよく聞きますが、授業で関わるというのはあまりないですよね。
今回は、アシストが東海大学様の講座にどんな形で協力させていただいたのか、ご紹介したいと思います!
きっかけは、アシストのパートナー様です。東海大学様の「ビジネスIT応用B」という講座において、ビジネスにおける情報活用というテーマでの講義を予定しており、パートナー様がハードウェアに関した内容を担当されるとのことでした。そこで、あわせてソフトウェアに関する内容で講座に協力いただける企業を探しているということで、アシストにお声がけをいただいたのです。
講座を担当する先生にお話を伺ったところ、ITを知識として学ぶだけではなく、ビジネスの観点も踏まえて学生に学んでほしいとの思いをお持ちでした。世の中に役立つアイデアであっても、お金を度外視してしまえば現実社会では通用しない。学んだ知識を机上の空論とせず、現実世界で生かしていくためにどうビジネスと結び付けていくのかを学生の段階から学び、より良い学習機会にしていきたい、という思いから「ビジネスにおける情報活用」というテーマを掲げられたそうです。
この思いに共感したこともあり、アシストも講座に関わらせていただくことにしました。今回は、アシストでの若手営業の育成機関「愉快塾」の創立などに携わり、様々な社内向け研修を担当した経営企画の設楽さんに担当いただきました!
今回の授業の主な内容は、「ビジネスにおける情報活用」を主題とし、テーマに沿って問題発見から業務分析、そして仮説検証をし、システム導入提案書を作成して提案をするということを実践してもらいます。
講座は「ビジネスIT応用B」という全14回にわたるものですが、アシストはその中の第4~8回を受け持ちました。アシストが担当する回では、「DXの推進」をテーマとし、アシストで取り扱っている「DataSpider Servista」を題材に、自身を社内システム担当者と仮定して自社内にDXの提案をしてもらうことにしました。ユーザー側としてITシステムを企画・提案するということですね。業界/業種は学生の皆さんの興味分野に合わせて、自由に設定してもらう形です。自分がいる業界はどんな業界で、自社内にどんな問題を抱えていて、それを解決するにはどうしたらいいかを費用対効果まで含め考えてもらいました。
せっかくなので、講義の様子をもう少し詳しくお伝えします!
学生の皆さんは、今回の提案実践を行うにあたって、有用な問題解決のフレームワークを事前の講義で学んでいます。ビジネスの場で生かせる、というのを大事にしているだけあって、社会に出ても大切な知識ばかりですね!これを基にどんな提案が出てくるのか気になります。
戦略立案 | PEST※
3C※ STP※ 4P/4C |
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アイデア創出 | 問題分析※
バックキャスティング/フォアキャスティング マンダラチャート |
コンセプト設計 | Mission-Vision-Concept※
ゴールデンサークル |
モデル化 | UML ビジネスモデル図解 |
その他 | 機能比較表 スペック比較表 |
アシストからは、第4回目の講義で、アイスブレイクとして大学生活を基に簡単に問題解決の思考に触れ、テーマであるDXの解説、アシストのビジネス紹介、DataSpider Servistaの製品・事例紹介を行いました。途中、接続不良で資料の投影ができなかったりとトラブルもありましたが、学生の皆さんが熱心に取り組んでくれたこともあり、難を乗り切りました。
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第5~7回では、第4回の内容を受けて、学生の皆さん同士でグループワークの形をとり各種フレームワークを用いて、業界分析から課題発見、提案の検討を行ってもらいました。
第8回目では、学生たちが作り上げた提案を聞き、アシスト側が講評しました。色々な側面から分析してデータを持ってきていたことを評価しつつ、より効果的な提案をするためには各素材をどう結び付けて論理展開をすると良いか、その素材は事実なのか解釈なのかといった点などをアドバイスしました。今回のフィードバックを受けて、さらに提案をブラッシュアップして後日提出してもらい、最終の成果物を作り上げてもらいました。
今回の講義に参加した学生たちからは、「自分たちが学んでいることが実社会でどう評価されるのか知れた」、「一般的な良いものが、必ずしもその会社にとって良い提案ではない」というコメントがありました。また、「解決案が先に来てしまって、その思考から抜け出せなくなってしまった」、「自分の意見を根拠を基に言えていないことに気付いた」、「グループワークで自分と違う意見がある楽しさを感じる反面、意見をどうまとめるか難しかった」など、新しい視点や考え方に気付く機会になったのではと感じさせるコメントもありました。
今回の講座への協力を通して、講義を担当した設楽さんからこんなコメントがありました。
「ビジネスの方から学校などの学ぶ場に寄り添っていくことも大切だと、改めて気付かされました。社会と学校がより近しいコミュニティになっていくことで、学生が実社会にうまく羽ばたけるようにしていきたいですね。学校と社会というコミュニティでは、考え方や文化も違います。別のコミュニティに急に入っていくのでは、その文化の違いに戸惑い、うまく馴染めないことが少なからずあると、毎年新入社員を迎える側としても感じています。今回のような講義だったり、採用だったりといった接点にとらわれず、様々な形で学校と社会の結び付きを作っていきたいですね。一緒に何かを考えたり取り組んだりすることで、産学共同とも言われますが、企業にとっても新たなアイデアを創出する機会になるのではないでしょうか。
今回を契機に、アシストとしても、大学問わず教育の現場と社会との橋渡しとして何かできることはないか、考え続けていきたいですね。」
今まで、アシストの社会貢献を考えたときに、流行りのSDGsや環境問題、災害支援などといった点にフォーカスしがちでしたが、学習の場への支援というのも、今回を機に選択肢の一つになるのではないかという気がしています。
今回の講義に参加していただいた学生の皆さんの今後の活躍を願いつつ、アシストとしてもできることを模索していきたいですね。
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