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Progress Corticon

社会福祉サービス適格決定システムの自動化による生産性と市民サービスの向上

ペンシルバニア州社会福祉局のBRMS事例

ペンシルバニア州社会福祉局(DHS)は、州市民により良いサービスを提供するため、旧来の電子顧客情報システム(eCIS)の性能を最適化する大規模な技術改革計画を実施しました。DHSではeCIS変革プロジェクトの一部として、統合適格システム内の適格決定プロセスの裏側のルールとロジックを自動化するため、ビジネスルール管理システム(BRMS) Progress Corticonを採用しました。導入前はどんなルール変更を行う場合もIT技術者に依存し、完了するのに数週間から数ヶ月を要することもありましたが、現在では数時間から数日でルールを変更できます。生産性、敏捷性の改善により、法律の変更にも、より迅速に対応することが可能になり、市民サービスを向上することができました。同州では、適格決定プロセスの継続的な改革だけでなく、Progress Corticonの使用を社会福祉局以外にも拡張していく計画です。

福祉サービスの適格決定で手作業による再確認が多く発生し、連絡遅れや間違いが発生

ペンシルバニア州社会福祉局(DHS)の使命は、ペンシルバニアの個人や家族の生活の質の向上です。DHSは、市民の税金への説明責任を果たしつつ、サービスと支援を通して独立の機会を促します。この組織は、①児童の発育と幼児教育、②児童・青少年と家族、③発育計画、④長期生活、⑤医療扶助制度、⑥所得維持室、⑦精神衛生・薬物乱用管理の7つの主なオフィスを管轄しています。

DHSは州市民に、より良いサービスを提供するため、旧来の電子顧客情報システム(eCIS)の性能を最適化する大規模な技術改革計画を開始しました。このeCISスイートはDHSの重要な要素であり、案件処理、適格決定、サービス権限付与をサポートし、支援の必要なペンシルバニア州市民270万人以上に援助を提供しています。DHSは毎年、貧困家庭向け一時援助金プログラム(TANF)、食料配給券(FSまたはSNAP)、一般扶助(GA)、州の視覚障害者年金(SBP)、医療扶助(MA)、長期介護(LTC)、基本的な生活保護(SSI)助成金への補填を通して8億5000万ドル以上のサービスを提供するためeCISを使用しています。

eCIS変革プロジェクトの一部として、DHSは統合適格システム内の適格決定プロセス裏側のルールとロジックを自動化するためビジネスルール管理システム(BRMS) Progress Corticonを使用しています。Progress Corticonを使用する前は、適格決定を導くビジネスルールは、この局のメインフレーム上のCOBOLと、.NET VisualBasicでハードコードされていました。その結果、どんなルール変更を行う場合も、この局はIT技術者に依存していました。そのプロセスは煩雑で、完了するのに数週間から数ヶ月を要することもよくありました。しかしながら、頻繁に変化する法律、方針や生活費などの他の要素に対応するためには、時間はほとんどありませんでした。

「我々には、これらの変更に対応する準備期間がほとんど無いことが多いのです」と、ペンシルバニア州、社会福祉、保険と高齢化の最高技術責任者であるシャーリー・モンロー氏は説明します。「例えば、我々の会計年度は6月に終わりますが、州は予算を成立させる必要があります。それはおそらく3、4週間は確認できませんが、必要とされるあらゆる変更に即座に対応することが求められます。」

DHSはデータ照合のために、社会福祉局とペンシルバニア州労働産業省(DLI)、職業安定所(OES)、社会保障庁(SSA)、国税庁(IRS)などの、州と連邦政府の100以上の団体との情報交換の最適化にも努めました。Corticonを導入する前は、システムは頻繁に適格不一致の可能性に関する警告を発していました。このため社会福祉士は、これらの各動作を手作業で見直す必要がありました。未処理で審査中の多くの警告を抱え、社会福祉士は問題を解決することで手が離せなくなり、ペンシルバニア市民への適格決定が遅れかねませんでした。「これは大きな問題に発展しました」と、モンロー氏は説明します。「既存のCOBOLと手作業ベースのプロセスの両方に多くの誤りがあることが、監査で見つかったのです。」

ビジネスとITユーザの両方が迅速にビジネスルールを作成/再利用できるProgress Corticonを採用

DHSは、これらの業務全体のプロセスの合理化、正確性の向上、更なる敏捷性の向上には、より良いルール自動化へのアプローチが必要とされていることに気付きました。DHSはBRMS市場を調査して評価を行い、Progress Corticonを選択しました。「我々は他のソリューションと比較しProgress Corticonを選択しました。それは、ルールの作成と変更がはるかに簡単だったからです。このシステムであれば、ユーザはIT技術者でないユーザにも理解できるフォーマットと用語を使用し、ビジネスアナリストでさえ自ら簡単に方針をルールに変換できます」と、ペンシルバニア州、社会福祉、保険と高齢化の最高情報副責任者のジェームズ・ウィーバー氏は説明します。「他のルールエンジンは、製品を使用するためにC#プログラマになる必要があるような気がしました。これは、正に我々が避けたいと思っていたことなのです。」

Progress Corticonは、高品質、高信頼性、高性能で自動化されたビジネス意思決定を提供します。Progress Corticonは、意思決定変更プロセスの敏捷性を向上させ、個々の繰り返し発生する意思決定とビジネスパフォーマンスとの関係の新しい洞察を可能にします。意思決定とプロセスを分離することにより、CorticonはビジネスユーザとITユーザの両方が迅速にビジネスルールを作成、再利用することを支援します。さらにビジネスアナリストは、IT技術者と協力しながらの高価なカスタムコーディングを必要とすることなく、ビジネスルールの特定や自動化を行ない、自動化されたビジネスルールと意思決定システムを展開することができます。

「Progress Corticonの柔軟性と、ルールを普段使用する言語に変換する能力により、Progress Corticonは他のサードパーティ・ソリューションやハードコーディングよりはるかに容易に使用することができます」と、モンロー氏は言います。「我々は、ルールの多義性や不整合のチェック、複雑なルールの簡素化、複数の単純なルールを1つの複合ルールに結合、「仮定」や「条件分岐」による動作の制限、ルールの事前コンパイルを行うことができます。また、例えば生活費の上昇が起こることが分かっている場合、未来にルールを有効にするためのスケジュールを登録することもできます。」

インフラ面では、DHSはCorticonの配置の選択肢の柔軟性も評価していました。「我々には、アプリケーションをホストするサーバにCorticonを配置することと、ネットワークを介してサービスコールを行うことができるよう他のサーバに配置することの2つの選択肢がありました。我々はそれをアプリケーションの一部としてコンパイルし、プロセス内でコールする、もしくは、我々のSOA環境で行っているようにゲートウェイの内側でその安全性を確保することもできます。Corticonの使い方には非常に柔軟性があり、.NETとJavaを含む我々が従来から持つ技術とうまく連携します」と、モンロー氏は言います。

今日、DHSは、警報の優先順位付け、修正されていない調整後総所得(MAGI)適格ルール、案件対応を含む数々の活動の自動化のためにCorticonを使用しています。そして今後TANF、SNAP、MAGIの適格ルールを自動化する計画です。

また、DHSはCorticonを以下でも使用しています。

  • 家庭と地域サービス情報システム(HCSIS) - 州レベルのプログラム管理のためのデータを収集する集中型ウェブ対応システム
  • 企業向け事故管理(EIM) -患者を伴う事故を記録、管理するために設計
  • ペンシルバニア州保険局 -DHSが監督する医療扶助制度の副プログラムである児童医療保険プログラム(CHIP)の管理を担当する局

「我々は、メインフレームからオープンシステムへの長期間にわたる適格システムの移行に取り組んでいます。このため、ルールを必要とするあらゆる動作の自動化のため、Progress Corticonを継続的に使用します」と、モンロー氏は言います。

メインフレームで2日間かかった260万レコードのバッチ処理を43分間で実現

Progress Corticonにより、ペンシルバニア州にとってルール管理プロセスは劇的に改善し、生産性とビジネス敏捷性の両方が向上しました。「古いプロセスでは、ビジネスルールの作成や変更は、時間のかかる煩雑なものでした。ビジネスアナリストは、方針をコードに変換するため開発者と話し合わなくてはなりませんでした。開発者は、その後、変更とテストを行い、ルールを展開しなくてはならなかったのです」と、モンロー氏は言います。「今日では、ビジネスユーザと開発者の両方がProgress Corticon Studio(ルール開発ツール)を使用し、迅速かつ容易にルールを管理することができます。ルール管理は、より反復的で敏捷なプロセスになりました。以前は数週間かかったプロセスは、現在、数時間とまではいかなくても、数日で終わります。」

また、Progress Corticonのルール再利用機能により、生産性も向上しました。例えば、ペンシルバニア州が医療保険制度改革を実装した際、別のCorticonユーザであるニューメキシコ州からルールを受け取り、そのルールをペンシルバニア州のアプリケーションに配置することができました。「もちろん、ルールをペンシルバニア用にするため、いくつか微調整をする必要はありました。しかしながら、この既存ルールを活用する機能により、我々は大幅に時間を節約することができました」と、ウィーバー氏は言います。「また、ニューメキシコ州が.NETではなくJavaを使用していることは、注目に値します。しかし、Corticonではルールはモデルとして管理され、異なるITインフラにわたり稼働するため問題ないのです。」

Corticonの最も著しい利点は、パフォーマンスと拡張性です。「例えば、我々には国税庁や社会保障庁のような数々の情報源にわたり情報を照合しなくてはならない所得資格検証(IEV)バッチ処理が四半期ごとにあります。その一連の意思決定のバッチ処理を、Corticonは1秒に1,000件以上の処理能力で、260万レコードを43分間で処理しました。同じプロセスは、メインフレーム上のCOBOLでほぼ2日間掛かりました」と、モンロー氏は言います。「Progress Corticonは、全般的にこのようなレベルの実績を収めています。」

過払いを削減しつつ、パフォーマンス、顧客サービスとコンプライアンスを向上

Corticonを使用することで、以前はマンパワーを必要とした多くの業務を自動化できるようになり、この局のデータ交換管理プロセスは著しい影響を受けました。「現在、我々の社会福祉士は、人の分析が本当に必要な対象だけに集中しています」と、ウィーバー氏は説明します。「これにより、未処理で審査中の多くの警告が一掃され、著しく生産性が向上し、市民が必要な時、受けるに値する給付を適格な市民に提供することができるようになりました。」

また、高いレベルで自動化したことにより、過払いの数が削減されました。「我々は、給付が発行されるタイミングについて、時間の制約の中で判断する必要があります。このため、旧システムでは、誤った給付金額を発送してしまうリスクを冒していました。会計検査院長官がコンプライアンスのチェックに来ると、いつも過払いを見つけていました。しかしその金は、ほぼ確実に戻ってくることはありませんでした」と、ウィーバー氏は説明します。「Progress Corticonでこのプロセスを自動化することにより、我々はプログラムの整合性を向上し、費用回避を達成したのです。」

ウィーバー氏は、Corticonで最も高く評価していることの1つは、持続的成長を支援することができる能力だと言います。「Corticonはパフォーマンスに影響を与えることなく我々の要件を満たすため拡張することができます。これは、多くの製品と異なりCorticonが直線的に拡張するためです。このため、システムに2倍の負荷を課す場合、ただインフラを2倍にすれば、システムは今日と同様に継続して動作するのです。意表を突かれるような瞬間はないのです。」

ペンシルバニア州全体でProgress Corticonを利用した継続的な改革を計画

ペンシルバニア州には、Progress Corticonの使用を拡張する2つの戦略があります。1つ目に、適格プログラムの更なる自動化を実現するために、このソリューションを活用することを計画しています。そして2つ目に、他のDHSアプリケーション全体の技術刷新を継続しながら、ルールエンジンの使用を拡張することです。「我々がハードコードされたルールを、より持続可能なプラットフォームに移行する機会があればCorticonを活用します」と、ウィーバー氏は説明します。

また、ペンシルバニア州は適格決定プロセスの更なる自動化を計画しています。例えば、この局が市民の死亡を人口動態統計から検出すると、システムが自動的に案件を終了し、通知生成プロセスを開始できるようにするというものです。

ウィーバー氏は、ペンシルバニア州の他の局全体でProgress Corticonの使用を拡張する機会は絶大だと考えています。「我々が適格決定プロセスやセキュリティや他の分野において行った作業は、最も重要なものと考えられています。実際、我々の作業は全国的に認識されています。いずれは、他の機関に役立つよう、ルールエンジンや我々が既に行った作業を紹介する可能性もあります。今までのところ、我々はCorticonで有意義な経験しかしていません。Corticonは社会福祉局以外の局にも同様の価値を提供することができると、私は確信しています。」


(米国Progress社Web掲載の事例の日本語抄訳です。)

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