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Progress Corticon

たった2ヵ月で手に入れた保険会社への完全自動請求プロセス

BROCACEFのCorticon事例

Brocacef グループは、オランダに本社を置く大手医薬品流通業者であり、オランダ全域に薬局チェーンの「BENU Apotheek(ベヌ・アポテーク)」を展開しています。同社では1年に1,000万回以上の価格計算を伴う複雑な医療保険償還システムを管理するために、Progress Corticonビジネスルール管理システム(BRMS)を2ヵ月間で実装しました。Progress Corticonにより、ルール変更の実装にかかる時間を1.5週間から1.5時間に削減。現在、ベヌ・アポテークでは、医薬品の仕入価格や個々の保険会社の償還ルールなど4,000の異なる要素に基づき、迅速かつ正確に請求書を作成してします。コストとエラーを削減しながら、利益性と顧客満足度の向上を実現しました。

保険会社毎にルールの異なる請求処理と医薬品価格表への変更反映が限界に

オランダでは、市場の自由化により医療価格を決定するプロセスが抜本的に変更されました。現在、医療費は、もはや国に制定されるのではなく、医療機関と医療保険会社の間の年1回の交渉で決められます。各保険会社では、医薬品や他の医療用品に関する、患者や薬局への償還支払の独自のシステムとルールを持っています。中には、薬局に可能な限り一般処方薬か特定ブランドの医薬品を出すよう要求する保険会社もあります。保険会社毎の価格レベルの取り決めによる差異によって、医療償還システムは著しく複雑なものとなりました。

べヌ・アポテークにとって、医療保険会社に対して確実に正しい償還請求を行うために、莫大な量の変更を遅れずにシステムに実装することは、途方もない難題でした。更に、医薬品や医療用補助具の価格表に、毎月の更新内容を遅れずに反映することも求められていました。必要とされる更新は、およそ10万6,000製品の価格、償還、法律、規制の変更を含みます。Brocacefは、手作業では、この変更頻度と変更量に、もはや効果的に対応できないと判断しました。「Brocacefは、毎月87万2000回ほどの価格計算を実行します。これは、年間1,000万回以上です」と、Brocacefのビジネス情報アナリストであるイエルーン・アンベーク氏は言いました。「我々が使用していた既存のExcel表計算では、複雑さの増大に対処できませんでした。我々は新しいソリューションを必要としていたのです。」

プログラミング無しでエラーも自動検出し、最短時間でシステム稼働へ

Brocacefは、医療費償還を自動化するためのアプローチを探して、この新たな複雑さに取り組むには、BRMSが最善の方法であることにたどり着き、主にコストと機能性、ユーザ体験に重点を置き、徹底的な市場評価を行いました。新しく採用するBRMSはオランダ医療市場の複雑さに対応する必要があるため、Brocacefでは、オランダ国内で製品ヘルプデスクと実装支援を提供できるベンダーと取り組みたいと考えていました。

Brocacefは、評価した他のソリューションと比較した際、ProgressのPOCに深く感銘を受け、Progress Corticonを選択しました。「ビジネスアナリストが意思決定ルールを作成できるほどの容易さに匹敵するものはありませんでした」と、アンベーク氏は述べています。「Progress Corticonは、プログラミングを全く必要とせず、すべてのルールを統合することができました。我々のIT専門家も、作業をするのにCorticonが最も容易なソリューションであると認識していました。」

アンベーク氏によると、Corticonのルール検証システムは、予想を上回ったとも言います。「我々は、競合するソフトウェアベンダをテストするため、POCに意図的に2つのルールの論理エラーを盛り込んでいました。Progress Corticonは、このエラーを検出することができた唯一のBRMSでした。さらに、Progress Corticonは3つ目のエラーも検出しました。意図していないもう一つのエラーが仕様に含まれていたのです。」

さらに、Progress Corticonは最善のパフォーマンスを提供しました。環境は極めて安定し、拡張性もありました。「ルール間の自動エラー検出と、これらの不一致を解決する自動化されたソリューション探知機能のおかげで、最短時間でシステムは立ち上がり稼働しました。」と、アンベーク氏は述べました。

Progress Corticonは、高品質、高信頼性、高性能な自動化されたビジネス意思決定を提供します。Corticonにより、組織はより良く、より速く意思決定を行えます。Corticonの特徴的な「コーディング不要」のルールエンジンは、最も高度な意思決定プロセスの自動化のため、世界の多くの金融サービス、保険、医療、電子商取引会社や政府機関に使われ、開発、変更サイクルを90%削減します。

これまで1.5週間かかっていたルール変更を1.5時間以内に反映

Brocacefでは、Progress Corticonが会社の利益性と顧客満足度を向上しつつ、費用を削減したと評価しました。「我々は、極めて迅速にProgress Corticonを実装することができました」と、アンベーク氏は言います。たった2ヵ月後にBrocacefは、医療保険会社に請求するための完全に自動化されたプロセスを手に入れ、しかも変更も迅速かつ容易に、誤りなく処理できるのです。「Progress Corticonのおかげで、我々はビジネスを完全にコントロールできるのです」と、べヌ・アポテークのコマーシャルディレクターであるジョン・ファインマン氏は言いました。「これは主に、我々がルール変更をITリソースも人的ミスも少なく実装できるためです。またProgress Corticonは、意思決定の完全な追跡を可能にします。我々は、どのルールがいつ、誰によって適用されたのかを確認することができます。」

「Progress Corticonにより、IT専門家でない人が、アプリケーションコードと独立して、ビジネスロジックを記録や管理することができるようになります」と、アンベーク氏。「これにより、我々のビジネスユーザは現在、保険会社との取り決めに基づく変更を、数週間ではなく数時間以内に実装することができるのです。」

「以前のプロセスでは、意思決定の変更を実装するのに1.5週間かかっていましたが、現在はProgress Corticonを使用し、1.5時間以内に行えます。」と、ファインマン氏は言いました。「エラーをアプリケーションに反映することは、最小限に抑えられています。保険会社との取り決めを計算間違いしたり誤って適用すると、膨大な量の余分な仕事をもたらすため、著しく高い費用がかかりました。さらに、間違いによる顧客の不快感や、信頼の低下は言うまでもありません。」

Brocacefは、Corticonを業務の他の分野で活用することを計画しています。より賢明な顧客とのコミュニケーションを実現するためにBRMSとべヌ・アポテークの営業システムを統合しようとしているのです。例えば、胃の不快感を緩和する処方を促すため、3ヶ月以上ある医薬品を使用している患者を特定するビジネスルールを作成することもできます。これにより会社の売上高の増加が見込めるだけでなく、チェーン薬局の顧客サービスのレベルを向上させることができます。


(米国Progress社Web掲載の事例の日本語抄訳です。)

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