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Progress Corticon

大手銀行に正確で柔軟な信用評価プロセスを実現させたProgress Corticon

DBS銀行のBRMS事例

シンガポールを拠点とするDBSは、アジアにおける大手金融サービスグループであり、シンガポールと香港においては100万社以上の小売顧客を含む400万人以上の顧客が利用する大手消費者銀行です。DBS銀行では、消費者ローンと商業融資の両方の活動を支援するための、信頼性が高く、正確で柔軟な信用評価プロセスを提供するためProgress Corticonを採用しました。CorticonはDBS銀行の主要マーケットで競争力ある融資事業において、手作業に代わってスピーディにクレジット・レポートを提供し、さらに意思決定のための信頼性の高いプラットフォームを提供しつつ、市況やデータ変更に伴うルールの適用を可能にしました。

手作業と場当たり的なクレジット・レポート業務からの脱却を目指して

DBS銀行は50年近く前にシンガポール開発銀行として設立され、国の独立初期には、シンガポール経済開発の促進剤の役割を担っていました。それ以来、DBS銀行は、非常に成功した金融サービス機関になりました。この銀行の強固な資本基盤と『AA-』、『Aa1』の信用格付(アジア太平洋地域において最高の評価の一つ)により、DBS銀行は2009年から2013年の間、5年連続でグローバル・ファイナンス誌の『アジアで最も安全な銀行』の評価を得ました。

シンガポールにおいて、DBSは大手の消費者銀行であり、SMEと呼ばれるシンガポールの中小企業の成長のための融資に積極的に取り組んでいます。また、2002年には、シンガポールで最初の不動産投資信託(REIT)を開始するなど、DBS銀行は幅広い視野を持ってビジネスを展開しています。

同様に、香港でもDBS銀行は、消費者とSME向けの金融業界で中心的な役割を果たし、設備資金貸付や貿易金融市場で大きなシェアを獲得。広範囲に及ぶ製品開発、リスク管理能力を持つ資本市場のパイオニアです。

これらの活動の多くを支援する、重要な『バックオフィス』業務のひとつにクレジット・レポートがあります。これには、個人や企業のリスクや信用度を査定するための知能とスキルが必要です。21世紀への変わり目の頃でも、この作業の多くは手作業と場当たり的なプロセスで行われており、科学的根拠のある論理よりも勘に頼るところが多かったのが実情でした。DBS銀行 アプリケーションマネジメント担当 副社長のサクシダラン・スワミラジャン氏によると、当時のプロセスは質問事項に基づき作成されたもので、データとリンクしていませんでした。例えば、取引先担当のマネージャが融資希望者に対して一般的に一連の質問をすると、その融資希望者はどのような回答でも選ぶことができ、プロセスが直接データに関連していなかったのです。

このようにDBS銀行の与信判断プロセスは手作業が多く、間違いを起こしやすいものだったため、より高いリスクを想定し、不良債権の可能性に備えてより多くの資本を維持する必要がありました。

そこでDBS銀行では、不要なリスクから銀行を守って事業を成功させるため、既存プロセスを改善し、より自動化された事実に基づくプロセスを構築するための方法を模索することになりました。

数ヵ月の開発期間をかけても価値を生んだBRMSへの知識の取り込み

2009年、DBS銀行の与信プロセスは大幅に変化しました。DBS銀行では新しい与信決定プロセスを構築するためProgress、TIBCOとOracleを選択したのです。「Progress Corticonのおかげで、DBS銀行で行われている信用評価方法を変更できました。」と、サクシダラン氏は言います。

DBS銀行の経験や知識が豊かな環境の複雑なプロセスを自動化することへの障壁は、かなり大きなものでした。企業の多くには、高速に適用されなければならない複雑な決定ロジックを持つビジネスプロセスがあります。そのため、DBS銀行ではロジックを正しくすることと、必要なトランザクション処理量に合うようにロジックをすばやく処理することを課題としていました。そして、意思決定をしたのが人かソフトウェアかに関わらず、毎回、意思決定は一貫して正確になされなければなりませんでした。多額の資金が関わるため、特にクレジット・レポートでは、危険度は非常に高いものでした。

この課題を克服するため、2009年DBS銀行は新しいシステムの土台としてProgress Corticon(BRMS)とEnterprise Data Connectorを採用しました。また、TIBCO BusinessWorksとTIBCO iProcess DecisionsをOracleデータベースと共に、このソリューションの一部として使用しました。このシステムは、それぞれ何百ものルールと評価に繋がる何百もの要素を含む8つの評価モデルを持ち、DBSチームが開発するのに数ヶ月を要しましたが、サクシダラン氏によると、この結果には、費やした時間の価値があったとのことです。「Progress Corticonにより、必要に応じて新しい現実を反映する新しいルールを実装し、マーケットの速度で動くことができています。Corticonにより、これらの変更を取り入れ、展開することが簡単にできるようになりました。」

「内部で顧客に対応するよう設計されているため、一度設定するとProgress Corticonルールエンジンはデータベーステーブルを読むことができ、オンラインワークフローモジュールを使用してテーブルの主要な要素を変更できるのです」と、サクシダラン氏は説明します。「現在我々が使用しているルールは、信用データと顧客データを直接使用しています。Corticonを基盤とするプロセスで、我々は全てのパラメータを取得しています。更に、データに基づき臨機応変に基準を変更することができるため、プロセス更新に数ヶ月待つ必要がないのです。」と、彼は言い足します。

このクレジット・レポート・システムでは、ルールはシンガポール金融管理庁(MAS)などの規制元と、DBS銀行クレジットポートフォリオ分析部門の統計分析の組み合わせで構成されています。

現在Corticonで信用ルールプロセスを支援しているため、DBS銀行は内部監査もMASによる外部監査も常にパスしています。また、DBS銀行自身の信用リスクを低減しただけでなく、不良債権の可能性に備えて維持していた資金も削減できました。

ITとビジネスの両方が市場の変化に即座に対応

多くの企業と同様にDBS銀行の業務は、日々専門家により正しく繰り返される多くの意思決定に依存しています。クレジット・レポートに関わる意思決定を取り込み、強化および自動化するためにDBS銀行は Progress Corticon を実装しました。「Corticonによって達成できた、使いやすさ、ルールの徹底した可視性、ルールの完全性チェック、柔軟なテーブルマッピングを非常に喜ばしく思っています。」と、サクシダラン氏は言います。

CorticonによりDBS銀行ではより良いクレジットモデルを構築できたため、リスクを低減し、予想外の損失を補填するため確保していた予備費を削減することができました。長期的に見ると、Corticonは業務の速度を向上させ、新しい信用評価モデルを提供/更新し、モデルの誤りを減らし、敏捷性と適応性を強化しています。例えばDBS銀行では、Corticonは複数のモデルでロジックを再利用することを支援しています。そして何より、Corticonは使用、展開と管理が簡単であることを証明しました。「Corticonにより、ITとビジネスの両方が市場の変化に即座に対応できるようになりました。以前の方法と比較すると、所要時間は25%削減されました。」と、サクシダラン氏は評価しています。


(米国Progress社Web掲載の事例の日本語抄訳です。)

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