LoadRunner
必要な箇所のみ詳細ログを取得する方法
スクリプトのデバッグ作業に掛かる時間で困っている方、必見!!
スクリプトのデバッグ作業は、「編集」→「実行」→「拡張ログの確認」 と、スクリプトが問題なく動作するまで繰り返し行う地道な作業です。 そんなデバッグ作業に、苦労している方も多いのではないでしょうか。
最近ではアプリケーションが複雑化し、 スクリプトのデバッグ作業も単純にはいかないことが多いようです。特に、クライアントとサーバとやり取りをするデータが多い場合は、 スクリプトの実行時間もかかりますし、膨大な量の拡張ログから必要なデータを探すのは非常に大変です。
そこで、デバッグにかかる時間を少しでも抑えることができる、必要な箇所のみ拡張ログを出力するlr_set_debug_message関数をご紹介します。
こんな課題ありませんか
- スクリプトの行が長ければ長いほど、デバッグ時に確認するログの量が多く見づらい
- デバッグ時に、詳細ログを取得するとスクリプトの実行時間がかかる
解決策
テストスクリプト内にlr_set_debug_message関数を追加して、必要な箇所のログのみ取得します。
lr_set_debug_message関数利用の手順
(1)関数の記述
例えば、デバッグログをスクリプトの一部だけ出力したい場合、出力したいスクリプトをlr_set_debug_message関数を使用し、出力開始と終了を宣言します。
lr_set_debug_message(unsigned int message_level,unsigned int on_off)
※引数の詳細については、LoadRunnerの関数リファレンスを参照ください。
サンプルスクリプト
lr_set_debug_message
(LR_MSG_CLASS_EXTENDED_LOG|LR_MSG_CLASS_PARAMETERS ,LR_SWITCH_ON);
《詳細ログ》 《パラメータ値取得》 《ログ出力開始》
//ログ出力が必要なリクエスト
・
・
lr_set_debug_message
(LR_MSG_CLASS_EXTENDED_LOG|LR_MSG_CLASS_PARAMETERS ,LR_SWITCH_OFF);
《ログ出力終了》
(2)実行環境の設定
ログ出力の設定は「標準ログ」出力設定を選択します。
※「拡張ログ」が選択されていると、スクリプト全体について詳細ログを出力します。
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