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HPE LoadRunner

Citrix XenAppの負荷テスト、その勘所をお伝えします!

Citrix XenApp環境を構築する際に考えておくべきテスト項目のひとつに「サーバサイジング」があります。机上の計算で、ある程度サイジングができるものの、実際のアプリケーションを動作させた検証は必要であり、基幹システムなど重要度の高いシステムは運用後のビジネスインパクトを考えると、事前の検証は必須と言えます。

以下、LoadRunnerを使ったCitrix XenAppの負荷テストの勘所をご紹介いたします。

  • 今回の特集は、XenApp Online Plug-in Web を使った接続形式を前提とした内容です。


LoadRunnerを使ったCitrix XenApp 負荷テストの流れ

基本的には、他環境と負荷テストの流れは大きく変わりませんが、「②スクリプト作成」でCitrix環境ならではポイントがあります。以下「スクリプト作成のポイント」でご説明します。


スクリプト作成のポイント

記録中の注意点

Citrix XenApp環境の場合、LoadRunnerは、キーボード操作(クリック、タブなどのキー入力)を主に記録します。記録されるイベントを理解して操作する必要があります。例えば、メニュー・バーの操作はマウスだけで操作するのではなく、メニュー・バーとクリック後、キーボードのPage Downキーで操作する方が、スクリプトは安定して動作します。

Citrix環境におけるスクリプト例です。(クリックで拡大します)


同期ポイント

記録したスクリプトをデバックする際、スクリプトの実行とアプリケーションの実行のスピードがあわず、エラーになる場合があります。(サーバから応答が返ってこず、スクリプトが先に実行されてしまう場合などです。)

LoadRunnerではスナップショットを使って同期をとることができ、その設定は記録後、LoadRunnerの画面上からできるため、記録し直す必要はありません。またLoadRunnerは、記録時と実行時の画面ショットを比較することができるため、どのステップで失敗しているか判断が容易にできます。

ビットマップ同期関数を挿入しています。(クリックで拡大します)



Citrix側の評価ポイント

負荷分散設定

複数台のCitrix XenAppサーバでサーバファームを構成する場合、負荷分散機能が正常に動作するかが、評価ポイントの一つになります。負荷テストを実施して、各サーバに均等にユーザが割り振られるか、極端な偏りがないか確認します。


以下、負荷評価基準と設定例です。

負荷評価基準 説明 設定例
負荷調整 サーバーへの同時接続試行数を制限します。これにより、ユーザーからの過度の同時接続によるサーバー障害を防ぐことができます。デフォルトの設定(高)は、ログオンによりサーバー負荷に深刻な影響があることを前提としています。この規則は、最初のログオン時にのみ影響し、ログオン後のセッションには影響しません。[負荷調整]規則はサーバーにのみ適用でき、各アプリケーションには適用できません。 有効
メモリ使用率 サーバーのメモリ使用率の範囲を定義します。上限値のデフォルトは90です。また、下限値(デフォルトは10)以下になると負荷なしとみなされ、この規則は無視されます。この規則では、Memory:% Committed Bytes in Useパフォーマンスカウンターにより負荷が測定されます。 最大:80%
最小:50%
サーバの
ユーザロード
サーバーに接続できるユーザーの数を制限します。サーバーに接続しているユーザーの数が、この規則の上限値(デフォルトは100ユーザー)に達すると、負荷限界とみなされます。この値には、システムがサーバー上でサポートできる最大ユーザー数を設定します。XenAppでは、アクティブなICAセッションだけがユーザーロード測定の対象になります。 35ユーザ

この他に、「CPU使用率」「IPアドレス範囲」「ディスク操作」などが負荷評価基準にはあります。


まとめ

Citrix環境ならではの注意点はあるものの、ポイントを押さえれば、限られた時間でも負荷テストは十分可能です。Citrix XenAppの負荷テストにご興味がある方、是非アシストにご相談ください。

<補足>運用中の監視について
負荷テストで問題無しと判断されても、運用中にパフォーマンス劣化が発生しないとも限りません。ユーザ数の増加、システム変更、データ量の増加など、システムを取り巻く環境が日々変化するためです。

LoadRunnerのスクリプトを定期実行して、ユーザ視点の監視をするソリューションも提供しております。

HP Business Service Managementのご紹介

テストをテストで終わらせず、運用にも活用できるようなソリューションも、別の機会にご紹介したいと思います。

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