DevOpsユーザー会2022 開催報告
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2022年5月26日にアシスト主催の「DevOpsユーザー会」をオンラインで開催いたしました。
マイクロフォーカス社のテスト自動化製品をご利用のお客様をお招きし、20年を超える製品取り扱いの歴史の中で初めてのユーザー会開催となりました。
当日は、日本ナレッジ(株)加藤大受様による基調講演やアシストによる製品活用事例をお伝えすると共に、今後のユーザー会定期開催に向けユーザーの皆様から“ユーザー会に期待すること”と題しまして貴重なご意見、アドバイスを頂戴しました。
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目次
基調講演 「レバレッジが効くテスト自動化の実現」
基調講演では、加藤様より「レバレッジが効くテスト自動化の実現」題しまして、テスト自動化の効果を最大化するためのテスト設計手法やチーム作りについて貴重な提言をいただきました。
セッションサマリ
- テスト自動化の成熟度モデル(マチュリティモデル)
- テスト自動化の効果を最大化するフェーズ毎の検討/実施事項
- テスト自動化と品質特性のかかわり
- 自動化のレバレッジを効かせるためテスト自動化の目的化の重要性
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アシストセッション 「テスト自動化活用最新事例紹介」
負荷テスト、静的解析、回帰テスト事例を紹介しました。
【負荷テスト事例】
大手製造業様におけるAPM製品「JENNIFER」とLoadRunnerを組み合わせたアプリケーション性能問題の可視化事例を紹介しました。
【静的解析事例】
生命保険会社様におけるFortify SCAとCIツールを連携させ、コードコミットからコードレビューまでを完全自動化させた事例を紹介しました。
【回帰テスト事例】
影響調査ツール「ChangeMiner」を利用しテスト対象を明確にした上で、精緻なテストを効率的に実施したUFT Oneの事例を紹介しました。
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アシストセッション 「アシストのDevOpsへの取り組み」
DevOpsは、あくまでも手段であり「自分達は何を達成しようとしているのか?目的は何なのか?」というミッションステートメントの確認が重要であるとお伝えしました。
また、後半ではスピード×品質をキーワードに「圧倒的なスピードで高品質なアプリケーションをリリースし続ける」ことを目的としたソリューションの紹介をさせていただきました。
リードタイム、品質の阻害要因となり得る開発工程に潜むボトルネックを可視化するサービスや、明らかとなったボトルネックに対する改善策の一端をお伝えしました。
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最終セッション 「今後のユーザー会へ期待すること」
セッション中に「今後のユーザー会に期待すること」をアンケート回答いただきました。
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「他社の取り組み」への関心が非常に高く、特に「テスト設計」については、全参加者様が関心をお持ちでした。今後のユーザー会企画、運営に反映させていただきます。
まとめ
ご参加いただいたユーザー様からは、以下のようなコメントを頂戴しております。
「参考になる情報をいただけた」
「テスト自動化を推進していくために必要なことやステップの説明が聞けた」
「今後の当社内での活動の指針となるようなアイデア・意見を聞くことができました」
「基調講演にて、テスト自動化を推進するうえでの有益な情報を聞けたため」
また、弊社の気づきとなるような貴重なご意見も頂戴いたしました。ありがとうございます。
「UFT Developerが実務で使われて評価されているというので、弊社でもチャレンジしたい
(アシストではあまりプッシュしている印象がないがもっと研究してアピールして欲しいと思う)」
以下のアンケート結果からも「製品の利活用」がユーザー様の大きなテーマであることを改めて認識いたしました。製品利活用にお役立ていただけるようユーザー会コンテンツに活かすと共に、弊社技術者一同より一層製品利活用に向けご支援させていただきます。
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執筆者情報:
若月 恵介
システム基盤技術本部 技術1部 部長
2001年 アシスト入社
入社後、JP1技術担当を皮切りにセキィリティ分野、開発・テスト分野、ITサービスマネジメント分野に従事。
運用・開発におけるお客様の「めんどくさい」を無くすことをテーマに日々活動中