SAP S/4HANA導入の最大効果のためSAP BTPを活用し、DataSpiderとJP1で既存システムとの柔軟なデータ連携を
実現!
株式会社 日立ハイテク
- 導入製品/サービス…
- DataSpider Servista JP1
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「計測・分析・解析」をコア技術にハイテクノロジー領域でビジネスを展開する株式会社 日立ハイテクは、SAP S/4HANA Cloudへの基幹システムの移行に、Fit to Standardの実現に向け、SAP Business Technology Platform(SAP BTP)を活用。従来のSAP ERPや周辺システムとの連携に、DataSpider Servista とJP1 の組み合わせを採用し柔軟なデータ連携を実現しています。 |
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「SAP S/4HANA CloudとSAP BTPを柔軟に連携させるためのデータ連携基盤の構築と整備ができたのは、DataSpiderとJP1があってこそです」
株式会社 日立ハイテク
デジタル推進統括本部 クロスドメインプラットフォーム本部
クラウド管理部 部長代理 高橋 翔 氏
課題/背景
- グローバルに展開していたSAP ERPが硬直化し、アップデートなど環境変化への対応が困難に
- データドリブン経営に向けたDXプロジェクトで、SAP S/4HANA Cloudへの移行を計画
- Fit to Standardアプローチを採用しSAP BTPを展開、周辺システムとデータ連携するための基盤が必要に
対策
- JP1のジョブ管理との接続と共に、各種データベースとの柔軟なデータ連携基盤を検討
- JP1やOracle Databaseなど、10年以上前から支援を続けるアシストに注目
- アジャイル開発に適した環境として、社内に導入実績のあったDataSpiderを導入
効果
- SAP BTPで開発したWebAPIへのREST連携や、既存のSAP ERPとのデータ連携基盤として安定稼働
- JP1で6,700を超える数のジョブを開発し、EDI連携など様々な用途で活用
- DataSpiderで開発した同じ処理を各拠点に展開し効率化、開発工数を大幅に削減
システム概要図
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SAP S/4HANA Cloudへの移行で、既存環境を含む周辺システムとの連携が必要に
「計測・分析・解析」をコア技術に、半導体製造装置や医療用検査システム、分析機器などを開発するハイテクノロジー領域でビジネスを展開する株式会社 日立ハイテク。ヘルスケアをはじめ、ナノテクノロジーやバリューチェーン、コアテクノロジーの各領域でソリューションを展開し、データドリブン経営に向けたDXプロジェクトを積極的に推進しています。
同社は、1990年代から基幹システムとして、SAP ERPをグローバルに展開してきましたが、アドオン開発が増加したことで環境変化への対応が困難になりました。そこで、業務プロセスのシンプル化と経営のデータドリブン化に向けたDXプロジェクトをスタートさせ、その一環として、SAP S/4HANA Cloudへの移行計画を進めました。新たな環境への移行に向け、周辺システムとSAP Business Technology Platform(SAP BTP)※を円滑に連携するための基盤が求められたのです。デジタル推進統括本部 クロスドメインプラットフォーム本部 クラウド管理部 部長代理の高橋 翔氏は、当時を次のように振り返ります。
高橋氏
当時、JSON形式でREST連携することが必要でしたが、周辺システムでRESTを採用している仕組みがない状況でした。また、新たな環境は、追加でアドオン開発せずにERPの標準機能に業務内容を合わせるFit to Standardで進めるため、周辺業務のアドオン開発基盤としてSAP BTPを採用しています。
- ※SAP BTPとは、アプリケーションの拡張開発、データ管理およびアナリティクス、統合、AI・機械学習などの機能を備えたプラットフォームです。
JP1のジョブ管理と親和性が高く、実績やサポートの充実も踏まえてDataSpiderを採用
同社の新たな基盤構築では、SAP BTPとの連携と共に、営業部門で利用しているSalesforceなどの各種ツールとのリアルタイムなデータ連携が求められました。また、長年利用してきたJP1のジョブ管理との連携と共に、Oracle Databaseなどの各種データベースとの接続が容易なことも具体的な要件として挙げられました。
このような中、データ連携のハブの役割として注目されたのが、EAIツールとして社内で実績のあったDataSpider Servista(以下、DataSpider)でした。同部 クロスドメインDX本部 コーポレートDX部の山本 孔一氏は、次のように語ります。
山本氏
アジャイル方式で開発を進めていたので、慣れていない技術でプロジェクトを遅延させることは避けたいと考えていました。DataSpiderもSAPソリューションとの連携実績はありますが、最初は他製品が候補に挙がっていました。しかし、機能過多でコスト面も検討した結果、DataSpiderのほうが社内での活用実績もあり、私たちの求める要件にも合致していました。
同社では、従来からジョブ管理でJP1を利用しており、JP1との連携実績でもDataSpiderが申し分ないと判断しました。また、同社を長年支援してきたアシストにも注目しました。以前、那珂工場で他社から導入したDataSpiderもアシストにサポートを切り替えた結果、同社の求める対応であったためです。最終的に、ジョブ管理のJP1と共に、周辺システムとSAP BTPの連携を実現する仕組みとして、アシストの提供するDataSpiderが採用されました。
開発効率も大幅に向上し、SAP S/4HANA Cloudとの連携ジョブは6,700超を突破
SAP S/4HANA Cloudへの移行は、海外のグループ会社を起点に、拠点ごとにアジャイル開発を進めながらロールアウトを実施しました。周辺システムと連携させるためのWebAPI(Java)をSAP BTP上で開発し、DataSpiderからWebAPIにREST連携、既存のSAP ERPとの連携部分でもDataSpiderは活用しています。
当初は、DataSpiderで共通部品を開発して海外のグループ会社のEDIや在庫情報の連携から始まりました。現在は、グループ会社を含めた受発注や外部システムとのEDI、帳票データや会計システム、既存システムとの連携で必要なデータ加工など幅広い用途で活用しています。また、JP1では6,700を超えるジョブが開発されている状況です。
環境面では、Azureの専用回線で直接接続する機能を使い、Azure上に展開するプライベートクラウド環境にJP1とDataSpiderを展開しています。RESTをはじめ、SalesforceやOracle Database、Microsoft SQL Serverなどの豊富なアダプタを採用し、円滑なデータ連携を実現できています。DataSpiderは誰でも使いやすいため、協力会社も含む200名以上のアカウント登録があり、必要に応じて活用しています。
DataSpiderによって、SAP S/4HANA Cloudのシステム間をグループ会社や各工場などの拠点ごとに連携でき、開発では同じ処理を横展開することで効率化され、大幅に工数も削減できました。
山本氏
DataSpiderでの開発は、アイコンの操作だけで処理が作成できるだけでなく、処理フローの可視化も簡単で他のメンバーに処理内容を説明しやすくて、何かあったときの見極めも迅速です。これまでSAPとRESTで接続する実績はありませんでしたが、DataSpiderのおかげで上手く連携できるようになりました。
アシストに全面的な信頼を寄せ、更なるクラウドファーストを推進したい
同社は、プライベートクラウド上に現在展開しているDataSpiderなどをSaaSやPaaSのパブリッククラウド上に今後移行させたり、これまで以上にクラウドファーストを進めていく予定です。また、DataSpiderはSAPとの連携で幅広く利用され、今後も周辺システムや社内サーバー間、他ポータルとの連携で更なる増加が見込まれることから、その標準化での活用も期待しています。
DXプロジェクトを支援するアシストには、障害発生時の切り分けの具体的なフォローや開発勉強会の実施と、手厚い支援を得られている点などを評価し、高橋氏が最後に締めくくられました。
高橋氏
アシストとは長年仕事をしており、全面的に信頼しています。DataSpiderやJP1に限らず、自分自身のマインドチェンジに繋がる情報や新たな技術知識の提供など様々な支援をいただいています。今後も良きパートナーとして強力な支援を期待しています。
取材協力
株式会社 日立ハイテク
デジタル推進統括本部 クロスドメインプラットフォーム本部 クラウド管理部
部長代理 高橋 翔 氏(写真右)
デジタル推進統括本部 クロスドメインDX本部 コーポレートDX部
シニア社員 山本 孔一 氏(写真左)
- ※本稿は取材時の内容に基づくものです。製品やお客様情報など最新の情報と異なる場合がありますので、ご了承ください。
- ※記載されている会社名、製品名は各社の商標または登録商標です。
お客様情報
会社名 | 株式会社 日立ハイテク |
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本社 | 東京都港区虎ノ門一丁目17番1号 虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー |
設立 | 1947年4月12日 |
資本金 | 7,938,480,525円(2025年3月31日現在) |
URL | https://www.hitachi-hightech.com/jp/ja/ |
従業員数 | 連結:15,016名、単体:6,689名(2025年3月時点) |
取材日 | 2024年4月 |
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