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  • ジョブ管理
2017.07.05

【JP1/AJS3】開始時刻が過ぎてしまったジョブを実行中止にする方法

【JP1/AJS3】「開始時刻」が過ぎてしまったジョブを実行中止にする方法

JP1/AJS3-Managerを停止したり再起動した場合、次にJP1/AJS3のサービスを起動する時点で「開始時刻」が過ぎているジョブネットやジョブは、そのまま実行されてしまいます。

例えばトラブル対応や急なメンテナンス時に、想定外の時間にジョブがいきなり実行されてしまったという経験もあるのではないでしょうか?
今回は、そのような場面でも慌てずにすむ「サービス起動時のジョブ実行を抑止する方法」をご紹介します。

環境設定パラメーターでジョブ実行を抑止

トラブル対応が完了しJP1/AJS3-Managerのサービスを起動する前に、環境設定パラメーター"SUPPRESS"を設定することで、ジョブネットやジョブの実行開始を一時的に抑止できるようになります。

例えば、
トラブルでJP1が19:00まで利用できなかった場合、18:00に実行される予定のジョブネットやジョブは「実行中止」とする機会もなく、サービスを起動した時点で実行されてしまいます。
環境設定パラメーター"SUPPRESS"の設定を行なうことで、実行開始する前に、実行するかどうか確認する機会を設けられるようにすることができます。

以下のコマンドを実行して、環境設定パラメーター"SUPPRESS"に値"exec"を設定をします。

設定用コマンド(スケジューラーサービス[AJSROOT1]の場合)

[Windowsの場合]
> jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1]
"SUPPRESS"="exec"

[UNIX系の場合]
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\
AJSROOT1] "SUPPRESS"="exec"

ジョブのピックアップとスケジュール変更→抑止解除

設定後は、サービスが起動した時点ですべてのジョブネットやジョブが抑止状態になります。
既に開始時刻が過ぎているジョブネットやジョブで実行をさせたくないものは、スケジュールを一時変更して実行中止にする、または登録解除するなどの必要な対応をとったうえで、以下のコマンドを実行して抑止状態を解除します。

抑止解除コマンド(デフォルトスケジューラーサービスの抑止解除を行う場合)

[Windowsの場合]
> ajsalter -s none

[UNIX系の場合]
# /opt/jp1ajs2/bin/ajsalter -s none

必要なくなった抑止設定を元に戻すことも忘れずに!

このままの設定では、次回通常のメンテナンスなどでサービスを再起動した際も、すべてのジョブネットやジョブの実行が抑止されてしまいます。
サービス起動時にジョブの実行を抑止する必要がない場合は、以下のコマンドを実行して環境設定パラメーター"SUPPRESS"の値を"none"に戻してください。

設定用コマンド(スケジューラーサービス[AJSROOT1]の場合)

[Windowsの場合]
> jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1]
"SUPPRESS"="none"

[UNIX系の場合]
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\
AJSROOT1] "SUPPRESS"="none"

まとめ

今回ご紹介した「ジョブ実行抑止設定」は、弊社サポートセンターへのお問い合わせがとても多いノウハウです。特にトラブル発生時は、ヒューマンエラーも発生しやすいことから、本設定を行って落ち着いて対応することが重要です。(解除設定を忘れないことも重要です!)


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