- ジョブ管理
【JP1/AJS3】JP1 x SAP 使い慣れたAJS3の画面からSAPジョブを一元管理!
JP1/AJS3での、SAPのバックグラウンドジョブ制御をご紹介します。
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ジョブやジョブネットの実行予定を「実行中止」にしたり、保留中のジョブを「保留解除」したことはありますか?これらの操作を、誰がいつ行ったのかはデフォルトではログを見なければ分かりません。
しかし、実はこれらの操作履歴はJP1/AJS3 - Viewの画面から参照できるようにすることが可能です。
そこで今回は、ジョブの計画一時変更や保留属性変更などの操作履歴をJP1/AJS3 - Viewから確認する方法をご紹介します。
ジョブの計画一時変更/保留解除などの操作履歴は、JP1/AJS3の「一時変更の操作管理機能」から確認できます。この画面では、以下9つの項目が表示できます。
一覧の画面を表示するためには、JP1/AJS3 - View画面から表示対象ユニットを選択して、[表示]-[一時変更情報の一覧]を選択します。
なお、操作履歴は「一時変更の操作管理機能」を有効にしたあとから参照できます。有効にする設定手順は、下記をご確認ください。
※これは、V9.5以降のJP1/AJS3で利用できる機能です。
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本設定はスケジューラーサービス(※)単位で行いますので、対象のスケジューラーサービスごとに以下の手順を実施してください。
1.JP1/AJS3-ManagerホストのJP1/AJS3サービスを停止します。
※論理ホストの場合は論理ホストのJP1/AJS3サービスを停止してください。
2.JP1/AJS3-Managerホストにて以下のコマンドを実行し、「一時変更の操作管理機能」を有効化します。
[Windowsの場合]
> jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1] "SAVEPLANINFO"="yes"
[UNIXの場合]
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_config -k [JP1_DEFAULT\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1] "SAVEPLANINFO"="yes"
論理ホストの場合は「JP1_DEFAULT」の部分を「論理ホスト名」に変更してください。
[Windowsの場合]
> jajs_config -k [論理ホスト名\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1] "SAVEPLANINFO"="yes"
[UNIXの場合]
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_config -k [論理ホスト名\JP1AJSMANAGER\AJSROOT1] "SAVEPLANINFO"="yes"
3.JP1/AJS3-ManagerホストのJP1/AJS3サービスを起動します。
※論理ホストの場合は論理ホストのJP1/AJS3サービスを起動してください。
今年最初の記事では、計画一時変更などの操作履歴表示をご紹介しました。頻繁にスケジュールの変更や保留解除を行う方にはおすすめの機能ですので、ぜひご活用ください。
さて、JP1製品は2019年1月22日、新バージョンV12をリリースいたしました。
次回以降のブログではV12の新機能に関する情報をお伝えしますので、ぜひご覧いただければと思います。
2019年も、JP1サポート技術者ブログをよろしくお願いいたします。
JP1/Automatic Job Management System 3 - Manager Version9.5以降
JP1/Automatic Job Management System 3 - View Version9.5以降
2012年、株式会社アシスト入社。セキュリティ製品を担当後、2013年より
JP1の顧客サポートを担当。「JP1認定シニアコンサルタント」の資格保有者。
サポートの経験を活かしたブログを目指します。
趣味は、夢と魔法の国(と、冒険とイマジネーションの海)に行くこと。
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