- ネットワーク管理
【JP1/NNMi】入門編!JP1の基本用語を理解しよう!
JP1/NNMiのヘルプやマニュアルを読む上で理解しておきたい、JP1の基本用語について解説します。
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JP1/SNMP System Observer(JP1/SSO) V12.6の新機能で、SSOコンソールに [ユーザリソース定義作成] 画面が追加されました。
ルーターなどのネットワーク機器のリソースや、JP1/Extensible SNMP Agent(JP1/ESA)では取得できないサーバ固有のリソースデータを取得する場合に使用する機能です。
JP1/SSOで収集するリソース条件をユーザリソースとして定義することで、監視対象機器から任意のMIBを収集し、あらかじめ定義したMIB式で計算した結果を収集・監視できます。
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[ユーザリソース定義作成] メニューをクリックすると、[ユーザリソース定義作成] 画面が表示されます。
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定義画面のイメージは以下のとおりです。
なお、今回は回線利用量を求める定義を例としてご紹介します。
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[ユーザリソース定義作成] 画面下部の [作成] ボタンをクリックし、ユーザリソース設定ファイルを作成します。
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ここで作成したユーザリソース設定ファイルは、以下のパスに作成されます。
Windowsの場合:
インストールディレクトリ\conf\sso\rsc\リソースカテゴリ名
Linuxの場合:
/etc/opt/CM2/SSO/conf/rsc/リソースカテゴリ名
各ボタンの詳細は以下のとおりです。
項目 | 説明 |
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[一時保存] | 入力した内容を一時保存します。なお、一時保存をせずに他のメニュー画面を表示して 再びユーザリソース定義作成画面に戻ると、入力内容がリセットされます。 |
[作成] | 入力した内容からユーザリソース設定ファイルを作成します。 |
[ダウンロード] | 入力した内容からユーザリソース定義ファイルを ダウンロードします。 ssocolconfコマンドの-sオプションに、ダウンロードした ユーザリソース定義ファイルを 指定することで、 ユーザリソース設定ファイルを作成することも可能です。 |
[クリア] | 入力した内容をクリアします。 [リソース] のリストボックスで選択されているリソースの定義内容だけがクリアされます。 |
定義内容に誤りがある場合は、「定義データに誤りがあります。」というエラーが出力され、誤っている項目が赤色で表示されます。
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JP1/SSOサーバにログインします。
ssocollectd、ssocolmng、ssorptdのデーモンプロセスを再起動すると、ユーザリソースの定義が反映されます。
1. ssocollectd、ssorptdデーモンプロセスの停止
※ssocollectd停止時に、ssocolmngデーモンプロセスも停止されます。
2. 停止したデーモンプロセスの開始
[ユーザリソース定義作成] 画面を使用する場合、以下の注意事項があります。
・[ユーザリソース定義作成] 画面でのユーザリソース設定ファイルの作成と、ssocolconfコマンドでの
ユーザリソース設定ファイルの作成を同時に行わないでください。
・[ユーザリソース定義作成] 画面を使用する場合、SSOコンソールにログインするユーザーには
管理者権限が必要です。
・[ユーザリソース定義作成] 画面ではユーザリソース定義の削除・変更はできません。
従来どおり、該当するユーザリソース設定ファイルの削除、再作成にてご対応ください。
・[ユーザリソース定義作成] 画面はSSOコンソールからのみ表示できます。
Windowsの [スタート] メニュー、またはssoguistartコマンドから起動できるウィンドウでは
使用できません。
SSOコンソールに [ユーザリソース定義作成] 画面が追加されたことで、ユーザリソースの定義から、ユーザリソース設定ファイルの作成までの一連の作業をGUIでまとめて実施可能になりました。
ユーザリソース定義は使いこなすことで様々なサーバやネットワーク機器の監視が行えるようになる便利な機能です。
定義ファイルの作成手順は今回の新機能により簡易化されましたので、JP1/ESAが対応していないサーバや各種機器の監視が必要な場合は、ぜひ一度ユーザリソース定義をお試しください。
JP1/SNMP System Observer (JP1/SSO) 12-60以降
JP1/Extensible SNMP Agent (JP1/ESA) 09-00以降
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