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【JP1全般】移行準備はお済みですか?JP1 Version9限定サポート終了まであと9か月
2026年3月に限定サポートが終了するVersion9から、JP1の最新バージョンである Version13に移行するにあたって検討すべきことをまとめました。
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2025年9月30日、JP1の最新バージョン「Version 13.5」がリリースされました。
本記事では、Version 13.5の主な新機能についてご紹介します。
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JP1/AJS3
・実行ホストごとの業務の実行状況を、マネジメントポータルで可視化して表示することが可能に。
・実行エージェントごとの業務の実行状況や、現在実行中のジョブ一覧をジョブポータルで可視化
することが可能に。
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JP1/AJS3 for CSA
・クラウドサービスと連携するための定義を作成する際に、定義の妥当性を確認する機能を提供。
・クラウドサービスを活用した業務との連携を容易に実現するために、AWS、Azure、Google Cloud、
Oracle Cloudといったクラウド上のサービスと連携するサンプルコンテンツを提供。
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JP1/AJS3 - View
・JP1/AJS3 - Viewに画面表示倍率機能が実装され、画面表示サイズの変更が可能に。
・JP1/AJS3 - Viewをマルチディスプレイ表示時に、ダイアログボックス・メッセージボックスを同じ
ディスプレイ上に表示することが可能に。
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JP1/IM3
・業務(ルートジョブネット)の実行時間をJP1/IM3で監視し、アノマリ検知や遅延の予兆検知が可能に。
・標準的な監視項目をMicrosoft Excelで一元管理できる、監視設定/一括配布ツールを提供。
・JP1/PFMの監視テンプレート(アラーム)の中でデファクトの項目に対応。
・Prometheusのパフォーマンスデータの保存期間を拡張し、傾向分析やアノマリ検知による障害の
予兆検知で、対象にできる期間を拡張。(15日⇒366日)
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JP1/NNMi
・JP1/NNMi上に任意の疑似ノードを追加・削除するコマンドを提供。
・JP1/NNMi が監視していないインターフェースからのSNMPトラップをインシデントとして通知することが
可能に。
・JP1/NNMi にSNMPトラップの定義をロードする際、事前に既存定義と重複がないかをチェックする機能を
提供。
・JP1/NNMi に登録されているインターフェースグループの情報を出力するコマンドを提供。
・JP1/NNMi 上のトポロジオブジェクト(監視対象オブジェクト)のカスタム属性を出力するコマンドを提供。
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JP1/ITDM2
・IDaaS等の共通認証基盤での認証(Keycloak連携、Entra ID連携)に対応。
2026年3月末、JP1 V9の限定サポートが終了になります。
V13への移行をお考えのお客様は、V13.5の新機能をご確認頂き、バージョンアップを前向きにご検討頂ければと思います。
V13から実装されたアノマリ検知は、V13.5からJP1/AJS3とJP1/NNMiの検知機能が強化されました。
アノマリ検知の機能拡張により、ジョブやJP1/NNMiの監視対象に対しての外れ値を自動で検出し、目視では見逃しがちなトラブルや不正の兆候も早期に把握できることが期待できます。
新バージョンについての詳細は下記の特設サイトをご確認いただくか、弊社までお問い合わせください。
JP1 V13.5特設サイトはこちら
JP1/Automatic Job Manaegement System 3(JP1/AJS3)13-50以降
JP1/Automatic Job Manaegement System 3 for Cloud Service Applications(JP1/AJS3 for CSA)13-50以降
JP1/Integrated Management 3 - Manager(JP1/IM3)13-50以降
JP1/Network Node Manager i(JP1/NNMi)13-50以降
JP1/IT Desktop Management 2(JP1/ITDM2)13-50以降
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