JP1
JP1 Version 13.5リリース
|
2025年9月30日、JP1の最新バージョン「JP1 Version 13.5」がリリースされました。
従来のマルチクラウド環境への対応強化に加えて、運用業務の品質や効率を向上させるための連携機能やアノマリ検知機能など、業務観点のサポートを実現します。
また、SaaSとの連携コンテンツの拡充はもちろん、ジョブ作成・テスト支援機能の強化や、業務サーバーごとの実行状況可視化など、きめ細やかなサポートで運用業務を徹底的に支援します。また監視対象が増え続けるマルチハイブリッドクラウド環境でも、JP1があれば安心です。
クラウドネイティブな業務のジョブ登録や、運用効率化を向上させる傾向分析
クラウドサービスの登場やDX推進により、ITサービスの品質を支えるジョブ管理の対象範囲は劇的に広がりました。
JP1 Version 13.5では、クラウドサービスを活用した業務との連携がさらにスムーズに行えるようになりました!
クラウド上の業務との連携
JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)と各種SaaSとの連携を支援する、JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications(以下、JP1/AJS3 for CSA)が強化され、各種クラウド(AWS、Azure、GCP、OCI)のSaaSをJP1/AJS3で一元管理することが可能になりました。
従来はサービス開発とJP1のジョブ登録が独立していましたが、妥当性チェック機能が加わるなど、変化が多いクラウドに効果的に対応する機能が強化されています。
|
エージェントごとの業務実行状況の把握
JP1/AJS3のマネジメントポータル画面から、実行ホストにひもづく、すべての実行エージェントの情報を組み合わせたジョブの過去実績や傾向を可視化できるようになりました。
実行エージェントの業務実行状況や、現在実行中のジョブ一覧をジョブポータルで可視化することで、特定エージェントへの業務負荷集中や余裕のある時間帯の把握など、安定稼働に必要な情報を把握し、事前対処が可能となります。
|
複雑化したITシステムの予兆検知や効率的な管理をするオブザーバビリティ
この数年間で、アプリケーションおよびインフラストラクチャーの選択肢は激増し、一方でITサービスとビジネスの繋がりはより強固さを求められ、従来のサイロ化された運用では太刀打ちできない状況となりました。
これらの状況を踏まえて、モノリシック型からクラウドネイティブ型へ変移するITサービスをカバーし、ITシステムの視点からビジネスの健全性を評価する基盤として提供されている「JP1/Integrated Management 3」(以下、JP1/IM3)が進化しました。アノマリ検知や遅延予兆など、異常をいち早くキャッチし障害発生前の対応が可能になりました。
ジョブ実行時間の推移・該当するイベントなどを直観的に監視
処理の空振りによる実行時間の減少や、通常と異なるジョブ実行時間の増加を検知することができるようになりました。
アノマリ検知のためのアラートルールを1つ定義しておくことで、すべてのルートジョブネットが監視対象になります。
JP1/IM3の連携製品リンクからJP1/AJS3 WebConsoleを立ち上げ、ジョブの実行結果など詳細を確認し、該当ジョブを特定し調査できます。また、将来の実行時間を予測し遅延の予兆を検知するため、事前の対策が可能になります。
|
Microsoft Excel を利用した監視条件の一括設定・配布
Microsoft Excelから標準的な監視用の定義ファイルを作成し、まとめて配布できるようになりました。これにより、定義内容の確認や修正が簡単に行えます。
|
JP1 Cloud Serviceについて
JP1最新バージョンにも対応!お見積りは概算から詳細までお気軽に
JP1 Version 13.5を含め、JP1のライセンス見積もりをご希望の方はこちらからお問い合わせください。製品ライセンスだけのお見積りから、バージョンアップ支援サービスのお見積りまで、「とりあえず概算を知りたい」お客様から、「バージョンアップを検討している」お客様まで、 お気軽にお問い合わせ ください。
注意事項
・記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
・記載内容は2025年9月30日時点のものです。