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JP1

JP1 V13リリース

2023年6月29日、JP1の最新バージョン「JP1 Version 13」がリリースされました。

DX/データ駆動型ビジネスおよびクラウドシフトが引き続き拡大傾向にある現在、
複雑化が加速するITサービスに対する運用管理のレジリエンス強化への期待は高まるばかりです。

約4年ぶりとなるメインバージョンアップでは「Observability(オブザーバビリティ )」、「Automation(オートメーション)」、「Operations Integration(運用統合)」の3つの製品・サービスラインナップに大幅刷新され、より柔軟性と俊敏性を兼ね揃えた運用管理を実現できるようになりました。

複雑化したITシステムを管理するオブザーバビリティ

この数年間で、アプリケーションおよびインフラストラクチャ―の選択肢は激増し、一方でITサービスとビジネスの繋がりはより強固さを求められ、従来のサイロ化された運用では太刀打ちできない状況となりました。

これらの状況を踏まえて、モノリシック型からクラウドネイティブ型へ変移するITサービスをカバーし、
ITシステムの視点からビジネスの健全性を評価する基盤として「JP1/Integrated Management 2」が
「JP1/Integrated Management 3」(以下、JP1/IM3)として、製品名を新たに生まれ変わりました。

JP1/IM3で幅広いレイヤーの監視を実現

サーバリソース監視、Kubernetes/OpenShiftのコンテナ監視、AWS/Azureのクラウドサービス監視、URLやICMPでの外形監視まで、JP1/IM3ひとつでカバーできるようになりました。
幅広い各種メトリックデータを基にサービスの健全性を把握できるほか、膨大な情報量も効率よく管理できるよう、フィルター機能もさらに強化されました。

新たなダッシュボードでITシステムの健全性を可視化

新たに加わったダッシュボードにより、重要障害発生時にどのビジネスやサービスに影響があるかを瞬時に判断できるようになりました。

過去/現在の各種リソースのメトリックをグラフで表示させ、ダッシュボード上で複数のグラフを並べることも可能です。分析機能を活用することで、稼働率や重要イベントの発生傾向などを可視化し、システムの現状把握や改善を促進します。

SaaS版の通報管理サービス提供開始

JP1/IM3はJP1 Cloud Service システム管理サービスとしてSaaS利用が可能です。

このたび、JP1 Cloud Service 通報管理サービスの新たな登場により、通知基盤を資産としてもたずにサービス利用できるようになりました。
従来のJP1/TELstaffが提供した機能と同様、障害検知を契機に電話、SMS、メール、チャットなど多種多様な通報手段で自動通知できます。

オブザーバビリティイメージ

クラウドネイティブな業務やデータ連携が必要な業務の安定稼働

クラウドサービスの登場やDX推進により、ITサービスの品質を支えるジョブ管理の対象範囲は劇的に広がりました。
JP1 Version 13では、クラウドサービスを活用した業務もデータ連携が必要な業務も、
JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)で一元管理できるよう新製品がリリースされ、機能も強化されました。

クラウドサービスとの連携支援製品を提供

クラウドサービスとの連携支援製品として、JP1/AJS3 for Cloud Service Applications (以下、JP1/AJS3 for CSA)の提供を開始します。
各クラウドサービスとの連携に必要な「認証-実行-監視-結果確認」の一連の流れをローコードでGUIから定義でき、集約管理が可能となります。
JP1/AJS3上で既存のジョブと同様にクラウドサービス連携ジョブを管理できるため、業務フローに組み込みやすい点もメリットです。

クラウドシフトしたSAP業務との連携

従来のRFC接続に加え、RFC WebSocket接続をサポートします。SAP S/4HANA Cloud,private edition等のクラウドシフトしたSAP業務もJP1/AJS3 for Enterprise Applications(以下、JP1/AJS3 for EAP)で管理できるようになったことで、基幹系業務と連携した一元管理が可能となります。

※SAP連携製品サポート条件の詳細は、弊社へお問い合わせください。

SAP S/4HANAへコンバージョンされるお客様や、SAP S/4HANAの新規導入を進めているお客様向けに、起こりうる課題や対応策をまとめた記事を公開しています。

ジョブ管理基盤の「安定稼働」を推進するマネジメントポータルの登場

JP1/AJS3が安定して稼働しているかどうかを監視できるマネジメントポータルが新たに提供されました。
プロセス、データベース、ジョブの滞留状況、エージェントとの通信状況などジョブ管理基盤の観点で、ジョブを実行できる状態かをひと目で判断し、問題が発生している場合は要因をすぐに特定することができます。

SaaS版ジョブ管理という新たな選択肢

JP1/AJS3をサービスとして利用できるJP1 Cloud Service/Job Managementも、このたび「02-00」としてバージョンアップされます。

新たなバージョンでは、SaaS提供されるジョブ管理マネージャーがマルチリージョン対応しました。災対環境としてクラスタリングできるため、ミッションクリティカルなシステムにも安心して利用できるようになりました。

また、ジョブ管理マネージャー(JP1/AJS3 - Manager相当)のバージョンアップをサービスとして利用可能となります。そのため、サーバ調達、OS最新化や構築・データ移行後のテストなどのシステム更改時に発生する移行コストを削減できます。

クラウド業務連携イメージ

運用 as Codeによる運用の属人性排除と運用自動化

DX時代のビジネス変化にシステムの管理面で期待に応えていくには、柔軟にオペレーション対応するための運用基盤、運用の継続的改善プロセスをスピーディに実践していくことが求められます。
運用オペレーションをコードで行う「運用 as Code」によるシステムごとにサイロ化した運用オペレーションの統制・統合を実現するプラットフォーム、Ops I(オプスアイ)もJP1 Cloud Service 02-00にて機能強化されます。

チケット管理、Teams連携機能を新たに提供!

チケット管理、問題解決プロセスとの連携(Teams連携)が強化され、対応者のアサインから障害クロージングまでのプロセスを迅速かつ効率的に行い、より質の高い運用管理を実現します。


JP1 Cloud Serviceについて


JP1最新バージョンにも対応!お見積りは概算から詳細までお気軽に

JP1 Version 13を含め、JP1のライセンス見積もりをご希望の方はこちらからお問い合わせください。製品ライセンスだけのお見積りから、バージョンアップ支援サービスのお見積りまで、「とりあえず概算を知りたい」お客様から、「バージョンアップを検討している」お客様まで、 お気軽にお問い合わせ ください。

注意事項

・JP1/IM3、JP1/Automatic Operation、JP1/Network Node Manager i、JP1/SNMP System Observer、
 JP1/Client Process Automationは2023年9月末に出荷開始予定です。

・JP1 Cloud Service 02-00は2023年9月末販売開始、標準納期は手配から約1か月後を予定しています。

・記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。

・記載内容は2023年6月29日時点のものです。

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