JP1
JP1 Version 13.1リリース
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2024年9月30日、JP1の最新バージョン「JP1 Version 13.1」がリリースされました。
既存製品の機能強化だけではなく、マルチクラウド環境にリフト・シフトしたお客様への変化にさらに柔軟に対応すべく、クラウドやコンテナ環境への対応が拡充されています。
また、障害発生時の原因や影響範囲において、迅速な特定に繋がる機能が強化され、複雑化するシステムのさらなる安定稼働をサポートします。
クラウドネイティブな業務やデータ連携が必要な業務の安定稼働
クラウドサービスの登場やDX推進により、ITサービスの品質を支えるジョブ管理の対象範囲は劇的に広がりました。
JP1 Version 13.1では、クラウドサービスを活用した業務も、データ連携が必要な業務も、
JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)で一元管理できる幅が拡張されました。
また、お客様自身でジョブの実行状況を簡単に把握できるよう、ポータル画面による表示、対応可能な範囲が拡大しました。
クラウドストレージサービス上のオブジェクト監視
オブジェクト監視を含む複数のクラウドサービスを跨った処理の制御を、ローコード(スクリプト不要)で実現できます。
これにより、Amazon S3などクラウド上のストレージサービスを監視し、ファイル作成や更新といった事象発生を契機としたジョブ実行が可能になります。
(対象ストレージ:Amazon S3、Azure Blob Storage、Google Cloud Storage)
Amazon S3:Amazon Simple Storage Service
JP1/AJS3-Agentが新たなコンテナ環境をサポート
OpenShift、Kubernetes、Amazon ECS、Amazon EKS、DockerそしてPodmanの環境をサポートしました。
これにより、コンテナ環境におけるジョブ管理業務での可用性の向上やIPアドレスを意識しないジョブ実行が可能になります。
Amazon ECS:Amazon Elastic Container Service
Amazon EKS:Amazon Elastic Kubernetes Service
マネジメントポータルで迅速な状況把握と対処の実現
滞留している起動条件付きジョブネットの可視化・対処が可能になりました。
これにより、素早く性能問題をキャッチアップ・対処できるようになり、インパクトの大きいジョブ管理マネージャーのスローダウンを回避・解消できます。
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※JP1/Automatic Job Management System 3 for Cloud Service Applications
複雑化したITシステムを管理するオブザーバビリティ
この数年間で、アプリケーションおよびインフラストラクチャーの選択肢は激増し、一方でITサービスとビジネスの繋がりはより強固さを求められ、従来のサイロ化された運用では太刀打ちできない状況となりました。
これらの状況を踏まえて、モノリシック型からクラウドネイティブ型へ変移するITサービスをカバーし、ITシステムの視点からビジネスの健全性を評価する基盤として提供されている「JP1/Integrated Management 3」(以下、JP1/IM3)が進化しました。過去のデータを活用した予兆検知およびWeb監視機能の強化により、更なるITシステムの安定稼働の強化、ユーザーエクスペリエンスの向上に寄与できるようになりました。
傾向分析による障害の予兆検知
過去のデータをもとに将来の稼働情報を予測し、アラートを上げることが可能になりました。
これにより、安全なシステム運用の実現を強力にサポートします。
Web監視機能の拡張
Webシナリオにてユーザー操作を仮定したEnd to Endの外形監視が可能になりました。
これにより、EC2サイトなど、提供している各システムのユーザーエクスペリエンスの向上に寄与します。
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JP1 Cloud Serviceについて
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注意事項
・記載されている会社名、製品名は、各社の商標または登録商標です。
・記載内容は2024年9月30日時点のものです。
- 2024.8.7アシスト、JP1ビジネス拡大およびブランド力向上への貢献において「JP1パートナーアワード」を受賞
- 2024.7.3アシスト、JP1の販売活動において「HITACHI Business Partner AWARD 2024」を受賞
- 2023.6.6アシスト、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の販売活動において日立製作所より21年連続アワード受賞
- 2023.5.31アシスト、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の販売活動において「JP1 Partner Award」を受賞
- 2023.2.2アシスト、統合システム運用管理ソフトウェア「JP1」の販売活動において日立製作所より20年連続アワード受賞