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VUCA時代に求められる知識をベースにした組織を超えた人のつながり「Internet of Knowledge」

VUCA時代に求められる 知識をベースにした組織を超えた人のつながり「Internet of Knowledge」

アシストは、コロナ禍をきっかけに余儀なくされたコミュニケーションの分断を軽減し、知識をベースに人のつながりを強化する概念として、2020年に「Internet of Knowledge 」を提唱しました。

本格的なアフターコロナを迎えた2023年、Internet of Knowledgeはシーズン2として新しくなり、当たり前になったデジタル技術の活用をさらなる企業力強化へ結びつける概念として、次のステップへと進化します。

※ Internet of Knowledge:東京大学大学院人文社会系研究科 准教授 大向一輝氏が提唱している「知のインターネット」を表す用語


コロナ禍で希薄化した「人のつながり」

2020年の世界的なパンデミックにおいて、これまでの働き方の概念が一変し、働く場所や会議の手段、そして社員の価値観が大幅に変化しました。企業活動においてはリモートワークが主体となったことで人と人のつながりが分断され、希薄化するという課題が顕在化しました。

with COVID-19による変化


Internet of Knowledge 構想とは

アシストは2020年に、コロナ禍による人々のつながりの希薄化に対抗するため、「Internet of Knowledge」の概念を提唱しました。これは知識を基に人々のつながりを進化させるという概念で、構想当時(=シーズン1 )では、知識を企業内で循環させることで人とのつながりをより進化させていく未来を描いていました。

Internet of Knowledge全体コンセプト

Internet of Knowledge構想とは?

パンデミックはこれまでの社会の価値観を大きく変化させ、企業の文化にも大きな影響をもたらしました。

そのような状況においてアシストでは、Internet of Knowledgeの実現に向けて、この領域の製品やサービスをご提供することで企業文化の変革を支援しています。

中でも、動画活用基盤「Panopto(パノプト) 」は、このInternet of Knowledge構想に共感いただいた30社、5万名を超えるお客様にご利用いただいています。

動画は、社会的な受容や利用の高まりも背景に、企業の知的資産として活用していこうとする企業が急速に増えており、伝達力の高さや再利用性の高さ、コミュニケーションの在り方そのものを変化させるパワフルな手段として評価されています。

動画の活用が進むと、業務時間を短縮できたり、会議の生産性を上げたり、これまでの働き方を大きく変える価値体験をもたらすことで企業文化の変革へとつながっています。

Internet of Knowledgeはこのように短期間で多くのお客様に共感いただき、「人のつながり」に焦点を当てた企業文化の変革に寄与できるソリューションとして導入実績を積み重ねています。


Internet of Knowledge シーズン2へ

VUCAの時代に求められる新しい価値提供へ

VUCAの時代においては、予測不可能な変化に俊敏に対処できる圧倒的スピードが求められますが、世界的な評価では日本はビジネスの俊敏性が低いと言われています。

変化する市場環境に迅速に適応し、競争力を維持・向上させるために、企業には柔軟で変化に対応しやすい組織、つまりビジネスアジリティが求められます。


VUCA(ブーカ)時代のイメージ

企業におけるビジネスアジリティ向上には、部門を超えたナレッジ共有の文化・風土醸成がキーとなります。

企業が部門間の壁を取り除き、オープンで協力的なコミュニケーションを促進し、部門を超えた人のつながりを強化することで組織全体で知識や情報が共有され、連携が強化され様々なアクションを創出することができます。


Volatility:
テクノロジーの進化や社会常識の変化など、価値観や社会の仕組みなどが猛烈なスピードで変化し、先の見通しを立てることが困難。変化の度合いや割合も大きく、変動性を予想するのは難しくなっている。

Uncertainty:
イギリスのEU離脱、米中貿易戦、民族間紛争など、現代を取り巻く情勢は、予断を許さない状況であって、様々なリスクに対応しなければならない状況に置かれている。

Complexity:
一つの企業、一つの国で解決できる問題が極端に少なくなった。地球規模でパラメータが複雑に絡み合っているため、問題解決は単純ではなく、より一層困難なものになりつつある。

Ambiguity:
変動性、不確実性、複雑性があり、因果関係が不明、かつ前例のない出来事が増え、過去の実績や成功例に基づいた方法が通用しない時代となりつつある。


「人のつながり」に重きを置いたInternet of Knowledgeは、知識をベースに組織の壁を超えた人材の交流・活躍に継続的な価値をもたらすことができます。そしてシーズン2では、さらに新たな価値提供にチャレンジします。

企業においてビジネスアジリティを高めるためには、企業が保有するデータを情報に、情報を知識・知恵へと昇華させた上で、人のつながりを強化していくことが重要です。アシストはビジネスアジリティの高い組織の実現に向けて、知識循環を支えるプラットフォーム、知識循環の文化醸成を支援する伴走サービス、そしてユーザー同士が知識循環について共有できるユーザーコミュニティを提供し、お客様への価値提供を行います。


Internet of Knowledge season2全体コンセプト


人と共につなぐデータ

企業内には各部門に様々なデータが存在しています。

これらのデータを情報に、そして知識に昇華することで従業員は新たなスキルや専門知識を獲得し、組織全体の能力が向上します。

各部門のデータを情報、ナレッジに昇華させて、企業全体に循環させるにはデジタル技術の活用、つまりデジタル武装が欠かせません。

デジタルツールやプラットフォームを使用することで、情報の共有やコラボレーションが効率的かつ円滑に行われ、従業員が簡単にアクセスできる形で知識が蓄積されます。これにより、部門を超えたナレッジ共有が一層促進され、組織全体のビジネスアジリティが向上します。


組織型からプロジェクト型へ

部門を超えたナレッジ共有の文化・風土が確立されると、企業内の情報や知識が円滑に流通し、異なる部門の視点やアイデアが組み合わされ、人のつながりも強化されることで、組織としての察知力・意思決定力・実行力が向上します。

これにより、ビジネスアジリティが向上し、企業は市場の変化に迅速に対応することが可能となります。

また、部門を超えたナレッジ共有の文化・風土は、従業員のスキルや知識を広げ、組織内での学習や成長を促進します。これにより、組織全体が柔軟で適応力の高い人材を育成し、変化への対応力が強化されます。


Internet of Knowledge season2でアシストが注目する「ビジネスアジリティ」

総じて、部門を超えたナレッジ共有の文化・風土を醸成することで、ビジネスアジリティが向上し、企業はデジタル時代における競争優位を築くことができます。


Internet of Knowledge シーズン2 第一弾製品「Glean」

2023年初頭から生成AI(Generative AI)が急速に広まり、これによって、働き方や業務に大きな変化が生まれています。

この変化は、今後数年を待たずしてますます大きな変化を社会、そして企業に与えるものと予想されます。そこで、Internet of Knowledgeの構造に新たな要素を取り入れ、お客様にさらに高い価値をご提供していきたいとアシストは考えました。

そこでアシストはInternet of Knowledge シーズン2 ソリューションの第一弾として、Insight Engine「Glean(グリーン) 」を2023年5月30日にリリースしました。

Microsoft365、Box、Google Workspace、Salesforceなど企業が利用しているSaaSを横断検索して、企業の資産を「探す」「見つける」行動の中で、これまでなら辿り着かなかったコンテンツや人と出会い、部門や組織を超えて新しい価値を創出する、全く新しい体験を皆様にご提供します。

GleanはGenerative AI(生成AI)領域の資金調達額においてもトップ5に入る評価を受けており、既に英語版の製品では、企業内の問い合わせに対するAIアンサー(Generative AIをベースにした機能)が実装されています。ChatGPTと同じようなインターフェースにて社内データを安全に活用し、検索や要約、メール作成、アイデア出しなども行うことが可能です。

この機能は、今後日本語版においても同価値が提供される期待があります。アシストでも全社でこのGleanを自社利用しており多くの新しい体験が創出されています。次世代のInsight Engine、Gleanにもぜひご注目ください。




Internet of Knowledge 関連製品


  • Glean

    インサイトエンジン

    Glean(グリーン)は、企業向けのインサイトエンジンです。
    Gleanの検索窓から、Microsoft365、Box、Google Workspace、Slack、Salesforceなどを横断検索して、瞬時に知りたい情報を探し出すことができます。

  • Panopto

    動画管理プラットフォーム

    Panopto(パノプト)は、企業における動画の活用を推進するエンタープライズ動画管理基盤です。
    動画を作成し、活用するのに専門知識は必要ありません。全ての社員が様々な場面で動画を日常的に活用することで、業務の効率化や新しい働き方の実現、人材育成やリスキリング、コミュニケーションの活性化をPanoptoが支援します。

  • テックタッチ

    ガイダンス・プラットフォーム

    テックタッチは、あらゆるWebシステムの操作を画面上でリアルタイムにナビゲートするガイダンス・プラットフォームです。
    システムを改修することなくガイド、ツールチップを実装でき、初めてのユーザーでも思いのままにシステムを使いこなす世界を実現します。


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