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ローコード開発とノーコード開発の違いとは?【WebPerformer講座】

WebPerformer講座

本記事では、ローコードやローコード開発ツール「WebPerformer(ウェブパフォーマー)」矢印 について、わかりやすく解説します。

登場人物

WebPerformer担当になって4か月の新入社員。開発経験なし。お客様の課題や市場動向を正しく理解し、お客様に最適な提案をするために日々勉強中。
アキ

アキ

アシストのWebPerformerマスター。ローコードやWebPerformerについて、ユーザーの「わからない」を解決するのが得意。
周先生

アシストの
WebPerformerマスター
周先生

\ 第1回目講座 /

ローコード開発とノーコード開発の違いとは?

アキ

周先生、基本中の基本から教えてください!
ローコード開発とノーコード開発って、そもそも何なのでしょうか?
違いやメリットについて知りたいです!

アプリケーションを作るには、通常プログラミング言語を使用してコーディングを行うけれど、ノーコードではコーディングせずにアプリを開発できるんだ。

例えば、データベースやファイルに対する処理だったり、ユーザーが操作する画面作成など、アプリに必要となる機能が事前に用意されていて、これをパズルのように組み合わせていくことで、ユーザーはプログラムを書くことなくアプリを開発できる。

一方でローコードでは、ツール側に用意されていない機能であっても、必要に応じてコーディングを用いて、独自機能を追加するなどといったカスタマイズが可能なんだ。

例えば、ビジネスロジックやデータ連携の部分だけはコーディングで実装して、他の部分は全て基本機能を用いて実装するといったように、なるべくノーコードで開発しつつも、ノーコードでできる範囲を超えたアプリ開発を実現できることが特徴だよ。

周先生
アキ

うーん、なんとなくは分かりますが、それで何が嬉しいのでしょうか?
やっぱり、ローコードよりノーコードの方が嬉しいものなのでしょうか?
ローコードは多少コーディングする必要があるのですよね?

それでは、順番に解説していこう!

先ほども説明したとおり、ノーコードはいっさいコーディングする必要がないため、プログラミング知識などの技術スキルを持たない業務ユーザーであっても、簡単にアプリを開発できることが特徴だね。要は、情報システム部門や外部のSIerに開発を依頼しなくても、部署内ですぐにアプリを開発できるんだ。

そのため、多くの人が介在する必要がなく、伝言ゲームのように認識の齟齬が発生することもなければ、費用も抑えられて自分たちの望みどおりのアプリを開発できる。

全くコーディングしないでアプリが開発できるのであれば、それに勝るものはないよね!

ただ、ノーコードでできることには限界があるため、もうすこし高度なアプリを開発する場合にはローコードがおすすめだよ。

ノーコード、ローコード、コーディングについて、ざっくり比較するとこのような感じになるよ。

周先生


ローコードとノーコードの違い

アキ

話を聞いているとローコードが最強に思えてきますが、ローコードツールって色々ありますよね。利用にあたっては、どれも同じようなものなのでしょうか?

ローコードは、もちろん「最小のコードでアプリを開発しよう」というものではあるけれど、実はその「最小」の度合いがツールによって異なることがあるんだ。多少のコーディングで済むように工夫されているツールもあれば、コーディングが多く「それ、本当にローコードなの?」というようなツールもあることは事実だね。

例えば、分岐処理は全てコーディングする必要があったりと、ノーコードでできる範囲は意外と少なくて、コーディングすることを前提としているローコード開発ツールが多いのが実情かな。

ただ、WebPerformerのようにパラメータを設定していくだけでほとんどコーディングが不要で管理も簡単という、ノーコードに近いツールもあるよ。

周先生
アキ

なるほど。ちなみに、ローコード/ノーコード開発ツールを導入・活用する上でのポイントや、注意点というのを教えてもらえませんか?

ズバリ「ツールの範囲内で作れるアプリを作る!!」、この考え方が非常に重要になるよ。

ありがちだけど、こまかな要件全てをそのまま実装しようとすれば、ツールの機能を補うためにコーディングの必要性が出てくる。やり過ぎてしまうと、「結局スクラッチで開発するのと変わらない・・・」みたいなことになってしまい、これでは本末転倒だよね。

つまり、運用・保守までを考慮すると、コードは最小限にとどめておけるといいね。

そしてコーディングしないで済むように、ツールに落とし込むことを前提にしっかりと要件定義する必要があるんだ。その要件を拾う捨てるをきちんと判断して、ツール機能の範囲内でアプリ開発することを前提に進めれば、開発ツールのメリットを最大限享受できます!!

ここを徹底すると、わざわざコードを学ぶ必要もなく、そのための工数やとがったプログラマーも必要なくなる。外部のサポートも不要で、つまりはローンチまでの費用と期間が大幅に削減できるよ。

ちなみにアシストでは、ローコード開発における要件定義の進め方をご支援するワークショップをご提供しています!詳しいサービスメニューが知りたい方はお問い合わせください。

周先生
アキ

ツールの範囲内でアプリを開発すれば、コストカットや時間削減などのメリットがある、ということですね!
ほかにはどのようなメリットが挙げられるのでしょうか?

定性的な効果をお話しすると、ローコード/ノーコード開発ツールがあると、内製化が勝手に進むようになるんだ。

企業のIT企画やシステム部門、事業部門で必要なものを自分たちで作れるようになるからね。やはりこれが最大のメリットかな。

このあたりは、コロナ渦でのロイヤルホスト様の事例がとても参考になるよ。飲食業界は大打撃を受けたけれど、その対応にローコード開発ツールが一役買った、という事例で、詳しくはウェブで「ロイヤルホスト コロナ ローコード DX」で検索してみてください!

周先生
アキ"

ローコードとノーコードの違いがよくわかりました!
どちらにしても、ツールの特徴を理解した上で要件定義や設計をすることがポイントということですね。

はい、そのとおりです!

ツールの機能や特性にある程度は合わせないと、どうなってしまうのか?基幹システムをゴリゴリにカスタマイズした結果どうなったのか?その顛末はご存知のとおりかと思うので、考え方はそれらとあまり変わりはないということだね。

周先生



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