アシストのブログ

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2022.07.07

アシストの新製品・サービス発掘の取り組み、「Bダッシュ委員会」とは?


変化の時代と言われる昨今、アシストがお客様のビジネスにさらなるお役立ちをしていくためには、変化をいち早く捉え、さらにいえば変化の先回りをした製品・サービスの提供は欠かせません。

そこで今回は、アシストの新製品・サービスの発掘・育成に取り組む「Bダッシュ委員会」の活動についてご紹介します。



Bダッシュ委員会の活動内容とは?

活動目的


Bダッシュ委員会の活動目的は、「新製品・サービスの発掘・育成」です。2018年5月より「未来を先取れ!Bダッシュ!」をスローガンに、お客様のビジネス成功のためにより高い価値提供を目指し、変化を先取りした製品・サービスの提供ができるよう活動をしています。

ここまでの4年間の活動の中で、新事業に取り組む専任組織の設立から始まり、Internet of knowledgeという概念を他の社内プロジェクトと共同で確立させ、それに紐づく製品として「Panopto」「テックタッチ」の取り扱いを開始しました。その他にも、第3次AIブームの中でのデータサイエンティストの圧倒的な不足を解決する製品として、AIアビリティシェアリングサービスとAI人財育成サービスを提供する「SIGNATE」、直近では2022年5月末よりデータ仮想化ツールである「TIBCO® Data Virtualization」を主管部門との共創により取り扱い開始しました。


Bダッシュ委員会の成り立ち

では、そもそもなぜこのような活動が立ち上がったのでしょうか。

遡ること2017年、「経営ワークショップ」という各事業部からの選抜メンバーが集まって会社の課題を討議し、それに対する改善策を提案/実践した企画が行われました。会社の課題ごとに検討チームの編成が行われ、新製品発掘や新規ビジネスCVC事業の検討を行ったのが「Ocean's8」というチームであり、Bダッシュ委員会の前身となります。

お客様に対して、さらにビジネスに貢献できる価値提供を行うには、最新トレンドを反映した新製品・サービスは欠かせず、既存のビジネスに捉われずに最新技術への挑戦を重ねていく必要があります。そのためにも、既存のビジネスが順調に進むことで、守りに入り硬直化して企業として変革力を失ってしまうことがないようにしなくてはなりません。新市場や新テクノロジー、新しいビジネスモデルに挑戦できないままでは、アシストが強みとしていたものも薄れ続けたり、コモディティ化したりする未来が待っているかもしれないのです。だからこそ、お客様に新しい価値を提供し続けるために、意思をもって“変革”に臨んでいく必要があります。

そんな思いから、新製品・サービスの発掘を通じて、変革を推進する人・体制・仕組みはどうあるべきか、変革を肯定する文化の醸成に向けて検討が重ねられました。

ここでの検討を通じて、社員の新製品発掘にかける思いや会社としての課題感を把握するに至り、経営ワークショップの終了後に、名称やチーム編成を再検討し、活動を続けてきたのが「Bダッシュ委員会」です。


Bダッシュ委員会、こんなことをしてきました!


2018年5月より創設されたBダッシュ委員会は、メンバーを入れ替えながら、現在3代目が活動をスタートさせました。Bダッシュ委員会の活動の変遷、成果をご紹介します。


1代目(2018年5月~):新製品・サービスの発掘に取り組むための体制作り


初代のBダッシュ委員会は、営業・技術のマネージャーが集まり、全員が本務と兼任の体制で活動がスタートしました。

初代の委員会では、ビジネスモデルの変革を視野に入れつつも、まずは足元を固めるために、これまでのビジネスモデルの範疇において取り組むべきこととして、「新製品・サービスの発掘力の強化」に注力しました。一過性の製品発掘で終わらせず、継続してお客様に最高の価値を届け続けるためにはどんな仕組みや組織が必要か、実際に新製品・サービス発掘の実践と検証を繰り返しながら、検討を行いました。

その結果から経営に答申を行い、現在まで続く、専任組織(新事業共創推進室)+全国兼任委員会(Bダッシュ委員会(継続))のハイブリット体制の実現に至ったのです。


2代目(2020年5月~):新製品・サービス発掘、事業化への挑戦


2代目では、マネージャーではなく、より現場に近い各組織の営業・技術のスペシャリストにBダッシュ委員会に参加してもらいました。お客様と日々多くの接点を持つ中で磨かれた視点や、フットワークの軽さ、実行力の高さを期待したためです。1代目で検討された組織が最適な形として運用できるのか見極めることも踏まえ、実際に新製品・サービスの発掘から事業化まで取り組みました。

Bダッシュ委員会の中で、約270もの新製品・サービスの発掘・調査を行い、その中から取り扱いをさせていただくことが決まったものに関しては、立ち上げに挑戦したい社員を公募により集め、必要な知識・スキル・リソース、そして熱量を集結した事業立ち上げを実行するなど、製品事業の立ち上げプロセスの強化・確立を図りました。

そこで実際に取り扱いが開始となった製品が「Panopto」「テックタッチ」です。その他にも社内利用となった製品や、継続して取り扱いを検討している製品が複数あります!

※製品事業化に向けたプロジェクト=インキュベーションプロジェクトの挑戦も、また別記事にてご紹介いたします!


3代目(2022年5月~):新製品・サービスの事業化プロセス、情報発信の強化


3代目の活動はこれからとなりますが、1代目・2代目の活動で体験した成功や失敗を基に、新製品・サービスの事業化をよりスピード感をもって最適な形にしていけるよう、検討を進めていきます。

社外への情報発信としても、個社向けにトレンド情報をお届けしたり、イベント運営などで最新の技術動向など紹介することで、お客様のビジネスへの貢献を目指します。

また、各部門とのハブ機能強化を目指し、社内への情報発信などを通じて、アシスト一丸となって新事業に挑戦する気運をさらに高めます!


Bダッシュ委員会の活動メンバー


Bダッシュ委員会のメンバー構成は、チャレンジ精神を持った各製品分野の技術や営業のスペシャリストです。多方面の分野に精通したメンバーが集まることで、より幅広く深い視点で新製品やサービスの発掘ができるようになることを狙っています。

2022年5月より、第3期メンバーとして、以下16名のメンバーで活動をスタートさせました。

委員長:
  木村 貴史  (ビジネスソリューション本部)
メンバー:
  板木 栄樹  (ビジネスソリューション本部)
  松山 晋ノ助 (ビジネスソリューション本部)
  岸和田 隆  (ビジネス推進本部)
  佐子 雅之  (DX推進技術本部)
  染谷 尚秀  (DX推進技術本部)
  坂田 真也  (システム基盤技術本部)
  堀木 省吾  (システム基盤技術本部)
  河西 大樹  (クラウド技術本部技術統括部)
  小山 雄貴  (ビジネスインフラ技術本部)
  上田 孝寛  (東日本営業本部 東日本営業統括部)
  山崎 隆裕  (東日本営業本部 テクノロジー営業統括部)
  山下 和敏  (東日本営業本部 戦略企画推進室)
  釋迦堂 亨  (中日本支社 営業統括部)
  福島 淳史  (西日本支社 営業統括部)
  肘井 寿治  (西日本支社 営業統括部)


先日も、最新技術の検証も兼ねて、VR会議でMTGを開催したりと、遊び心も持ちながら、アシストの将来を担う技術や製品の発掘に楽しく真面目に取り組んでいます。回を重ねるごとに活発に意見が交わされ、時にはディスカッションに発展することも。“今”だけではなく、“未来”に向き合う楽しさを経験しているようです。



Bダッシュ委員会は、新製品・サービスの発掘を通じて、メンバー一人一人が変革力を身に付けたり、お客様へのより高い価値提供を考える場としても機能しています。2代目メンバーに、Bダッシュ委員会の活動がどうだったのか聞いてみました。


岸和田「私はデータベース事業を長く担当していましたが、今はアシストの取扱製品におけるプロダクト・マーケティングを担当しており、より広いIT分野がターゲットになっています。委員会での活動を通じて、アシストとしての新分野の製品やサービスに触れることで、マーケティング視点での新たな発見や、他メンバーの知見を吸収できる貴重な場となっています。」

肘井「私は、技術として15年、営業として10年ほどの経験がありますが、Bダッシュ委員会はこれまでの仕事では触れる機会のなかった最新の技術動向や市場動向などに接する貴重な場となっています。お客様と会話する中でBダッシュ委員会で得た知見をお伝えする機会もあり、営業活動に生かされています!」

朱雀「私は営業としてE/U担当が約10年、パートナー担当が約10年とそれぞれ異なる視点でのITの適用シーンの変遷を見てきました。特にここ1~2年は様々なパートナー同士のコラボレーションによる新たな価値の創造を目の当たりにし、自社だけでできることの限界も感じてきていました。そんな中で新規プロダクトの“目利き”を目的として新しいテクノロジーを知る機会に恵まれ、自分自身の視野の広がりを実感しています!」

参加したメンバーは、普段の業務の中では触れない幅広い視点や気付きに出会い、それが刺激となり本務にも良い影響が出ているようです。Bダッシュ委員会の活動により、メンバーやアシスト自体もさらに成長を重ねていけるよう取り組んでまいります!


今後の展望


今後の展望、そして3代目への期待について、Bダッシュ委員会リーダーの木村さんと、Bダッシュ委員会のメンバーであり、アシストで長きにわたり新事業の発掘を担っている板木さんにお聞きしました。


木村「ソフトウェア専門商社としての目利き力をもって新製品・サービスを発掘しスピーディにお客様にお届けする活動と、その仕組みの強化に変わらず取り組んでいきます。今後はさらに全社を巻き込みながら、変化に挑戦する気運を高めていき、成功も失敗も体験しながら、変革のきっかけを生み出すチームとして成長していきたいです。

そして、この活動をお客様やパートナーの皆様にも知っていただき、お客様が何か新しい取り組みを検討するときには真っ先にアシストにご相談いただける、またパートナーからもアシストに相談すれば最高の価値提供が実現できる、といった期待感やワクワク感を持っていただき、共に成長していける共創関係を築いていけるよう推進していきたいです。」

板木「新事業共創推進室という新事業に取り組む専任組織がある中で、さらにBダッシュ委員会がある意味は“増幅”だと思っています。新事業への挑戦を複数部門の人にまたがって経験してもらうことで、その意義やワクワク感が組織の隅々に広がり、会社としてもより力強くなるのではないかと思います。

また、最近お客様から『新事業に取り組むので、アドバイスをお願いできないか』といった相談をいただくようになりました。とてもありがたい話です。そういった面からも、お客様にアシストの価値をお届けしていきたいです。

将来的には、複数社で新しい価値を作ってお客様に届けるといったことにも挑戦してみたいですね。」


お客様により高い価値提供を、そしてアシストのさらなる変革に向けて、熱い思いをもって挑むBダッシュ委員会でした。

何か新しい挑戦に取り組む際には、ぜひアシストにご相談ください!最新トレンドや製品のご紹介など、お客様のビジネス推進にお力添えさせていただけると幸いです。


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