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DataSpider Servista

ユーザ会レポート2017広島

広島では2回目となるDataSpiderのユーザ会では、メーカであるセゾン情報システムズ社からDataSpiderの最新動向とロードマップをご説明頂くとともに、アシストからは事例8選と銘打って、さまざまな活用事例をご紹介しました。また、ユーザ様同士で交流頂くための座談会、懇親会を用意し、ざっくばらんに意見交換して頂きました。

オープンセッション1


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株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部 脇野 寛洋様

AWSやAzure、kintoneなどのクラウド環境の利用が急速に進む中、オンプレミス環境のAS/400やDB含め、多岐に渡るデータソース間のデータ連携をDataSpiderで如何に高速開発できるかについて、ご講演頂きました。

まず「ハックとは?」という説明から、開発の高速化が求められる時代背景、そしてDataSpiderの役割についてご説明頂き、事例をご紹介頂きました。

1つ目の事例はkintoneとDataSpider+Thunderbusを使った横河レンタ・リース株式会社様事例で、基幹システムの刷新に併せて周辺業務のプラットフォームとして使われていたIBM Notesのリプレースを計画し、オンプレミスとクラウド環境を連携するハイブリッドクラウドやクラウド同士を連携するマルチクラウド環境を、セキュアな形で実現したそうです。

もう1つはセゾン情報システムズ社の事例で、入金消込および経理関連報告書発行業務をDataSpiderにて効率化し、年間300時間工数が削減されたそうです。いずれも高い開発生産性を実現した事例でした。

セッション2


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株式会社アシスト 西日本支社 技術統括部
情報活用技術部 2課 二三四 一生

業務シーン別に8社の事例を厳選し、「業務システム連携」「ファイルの集配信連携」「BIツール連携」「IoT連携」の4つの分野におけるDataSpiderの活用パターンや効果をご紹介しました。
はじめに一番イメージしやすいデータ連携である「業務システム連携」の事例として、基幹系のリプレイス用途でホストとオープン系の連携事例をご紹介しました。

次に「ファイルの集配信連携」では、ファイル形式や提供方法、データ構造が異なる入力データに対してDataSpiderが如何に活躍できるかや、SAPやDBへの入力インタフェースとしてExcelを活用した画期的な事例をご説明しました。また「BIツール連携」では、クラウドや社内環境に散在する分析対象のデータをDataSpiderが収集/加工してBIツールへ提供している事例をご紹介しました。

最後に、近年のトレンドとなっているIoTに絡めて、製造工程での不具合検知をIoT化した事例や、バスや運転手に取り付けられたセンサー情報をDataSpiderで連携し、安全運行に取り組まれている事例をご紹介しました。

ユーザ会セッション

DataSpiderの最新事例とロードマップのご紹介
株式会社セゾン情報システムズ HULFT事業部 脇野 寛洋様

V4.1のコンセプトとして、「データインテグレーションにおける全フェーズの作業時間を短くしたい!」というお客様の声に応え、開発工数削減につながる基本機能を強化しており、「見積支援」「開発支援」「テスト支援」の大きく3つの点について詳しくご説明頂きました。

V4.1より古いバージョンをご利用中のお客様からは、「V4.1の新機能を利用したいのでバージョンアップも検討したい」といった声もあがっていました。

ユーザ会セッション 情報交流会(座談会)

各社のDataSpiderの有効活用方法や苦労したポイント、実際の業務利用シーンでの実体験について等、ユーザ同士で聞いてみたいことを上げて頂き、ざっくばらんに意見交換して頂きました。

テーマ

1.DataSpiderの検証環境を別に持っていますか?
2.DataSpiderのスクリプト実行の制御に、ジョブ管理ツールを利用していますか?
3.開発の共同化について、工夫されていることを教えてください。
4.DataSpiderで開発してきて、苦労した点・こうしておけば良かったと思う点を教えてください。
5.よく使う機能があれば教えてください。


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まずは自己紹介から始まります。4~5年前からご利用いただいている方やつい最近導入いただいた方、スクリプト開発を担当されている方からDataSpiderで構築されたシステムを運用されている方まで多種多様な携わり方をされている皆様にお集まり頂きました。

お1人ずつ紙とペンをお渡しし、実際にDataSpiderをどのように使われているか、図を描いて頂きました。皆様、とても絵がお上手で、いろいろな使い方をご紹介頂きました。中でも、会社の敷地内を循環するバスの運転手が特定のアドレスに空メールを送ると該当の時間に何人の乗車予約がはいっているか確認できるシステムは皆さん興味深く聞かれていました。他社のちょっとした身近な活用事例が、皆様とても収穫になった様子でした。

テーマの「DataSpiderの検証環境を本番とは別に持っていますか?」については、検証環境をお持ちの会社が参加者の中で1社のみでした。本番環境のみの会社では、プロジェクトを分けて世代管理されており、本当は検証環境が欲しいというのが本音だそうです。検証環境の構築を検討したいという声が多数上がりました。

また開発の共同化について、ルールの取り決めがなかったり、検証環境がないことが原因の1つですが、各社苦労されているご様子でした。本番スクリプトを更新する際は声を掛け合っているとのご意見もありました。
アシスト営業として、DataSpider導入前の提案時に、検証環境の必要性アピールと開発標準策定支援の徹底ができていなかったことを、深く反省させられるテーマでした。

次のテーマの「苦労した点・こうしておけば良かったと思う点」については、過去、ある時点でどのバージョンをリリースしたのかを忘れてしまって確認ができない、変更管理のルールを決めておけばよかった、とのご意見がありました。バージョン管理については、サブバージョンなどで管理を外出しにしている、というご意見もありました。

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その他、エンハンスの要望もいくつか頂きました。
・プロジェクトを検索する機能はあるが、プロジェクト全部を検索対象にするのではなく、開いたスクリプト内だけでの検索が欲しい。せめてソート機能をつけてほしい。
・アイコン毎の検索機能をつけて欲しい
・Studioの画面の解像度がおかしい、OKボタンが隠れてしまう。
・項目が多いとMapperでの線が見えにくい。線の引き忘れなどがある。表示スペースの都合で全体を見れない。対応していない項目に色を付ける等、何とかならないか?メーカーの開発担当者も同席している場での意見交換で、様々な要望を頂き、アシストとしても次の機能拡張に向けフォローしてまいります。




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