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アシスト価値を考える社員たちの座談会

アシスト価値を考える社員たちの座談会

アシストの存在価値ってつまり何?イベント担当者が思うこと。

ソフトウェアを売る。使い方をアドバイスする。売った製品のサポートをする。日々、打ち込んでいる業務のほかに、アシスト社員にはもう一つミッションがあります。それは、お客様を多彩なイベントにご案内し、「お客様同士をつなぐ」こと。それがアシストの売上げに直結していなくても、それがアシストの取扱製品の紹介になっていなくても、アシストは「お客様同士をつなぐ」活動をし続けます。その「なぜ?」を問うことは、アシストの存在意義を問うことと同じこと。4つのイベントの企画や運営を担当するベテラン社員が、その目的を振り返りながら、自らの「価値」を見つめ直します。

アシスト価値とは一体なんなのか

アシスト価値とは一体なんなのか

宮田
今日集まった4人は所属部署は違うけど、実は共通点がありますよね。それは、イベント担当者であるということ。
西谷
アシストは研修やワークショップが頻繁にあるので、社員の距離は近いけど、イベント担当者同士でこうして話をするのは珍しい気がします。
岸和田
確かに。ウチって本当に多くのイベントを開催しているから、名前しか知らないイベントも多いんですよね。
坂田
じゃあ、それぞれが担当しているイベントについて話すところから始めましょうか。できれば、そのイベントの目的なんかも聞きたいです。
宮田
私はエグゼクティブ向けの大小様々なイベントを担当しています。中でも特徴的なのが、次世代経営幹部向け交流会です。
坂田
エグゼクティブというと、どういう層の方々なのですか?
宮田
歴史的にも売上げ的にもアシストとのつながりが深いお客様が多く、いわゆる執行役員クラス、部門責任者の方を中心に20名程度です。都内ホテルの会議室を借りて開催しています。
岸和田
アシストの一般社員は、なかなかお目にかかれないレイヤーの方ということですよね。
宮田
2019年は、流行りの「DX(Digital Transformation)」について、各社でどのような取り組みをしているのか発表いただきました。
坂田
アシストが「エグゼクティブ交流会」を取り仕切る意味合いは何になるのでしょう?
宮田
まさに、場づくりを通じて「アシスト」するということに尽きますよね。「エグゼクティブ交流会」はいわば、経営課題を共有するクローズドな場。書面には残せないけど、口頭ならお話しいただけることもあるんですね。メンバーの皆さん同士にも仲間意識が芽生えている印象です。2020年はさらに裾野を広げて、お客様社内の次世代ITリーダー層向け交流会もスタートさせる予定です。
西谷
私は「ソリューション研究会」の東日本事務局長です。アシストの製品やサービスを導入・ご利用いただいているお客様なら、誰でも参加ができます。講演を中心とした「定例会」と「分科会」があり、「分科会」には会員登録が必要ですが、どちらも無料です。
岸和田
アシスト社員でも、メンバーとして「分科会」に参加している社員がいますよね。
西谷
「分科会」では10名程度のチームに分かれて一年間、各テーマについて共同研究をします。それなりに負荷のかかるカリキュラムなので、自ら学びたいという意欲をお持ちの会員が多いですね。
坂田
この活動をアシストが運営する意義はどこにあるのでしょう?
西谷
まず研究課題のテーマが、時代を反映している点。つまりトレンドについて学べること。もちろんITやICTに関わりのあるテーマが多いですが、もっと広範に組織運営や経営視点を養う場にもなっています。また、それらを研究しまとめていく一年間のプロセスで、メンバー間のコミュニケーション能力やプレゼンテーションのスキルも身につきます。
坂田
もはや人材育成の場のような使われ方ですね。
宮田
僕ら営業も、積極的にご案内しています。いまやどこの企業も人材育成は大きな課題ですから、とても大きな関心を寄せていただいています。
西谷
アシストのプロモーションの場ではありませんので、取扱製品やサービスについて触れないというのもポイントです。
岸和田
「ソリューション研究会」は1996年に発足ということですから、もう25年以上も続いています。
西谷
無料でスキルも身につくし、人脈もつくれるので、毎年、若手社員を派遣してくださっているお客様もいらっしゃいますし、リピーターも多いです。「エグゼクティブ交流会」とプロセスは違いますが、「ソリューション研究会」も絆づくりの意味があります。
課題解決策をシェアしたいお客様がいる。 だからこそ、アシストが真ん中にいる意味がある。

課題解決策をシェアしたいお客様がいる。 だからこそ、アシストが真ん中にいる意味がある。

岸和田
私は、アシスト社員なら誰もが知っている「アシストフォーラム(東京)」のプロジェクトリーダーをしています。
宮田
4大都市で開催、3000名の来場。この規模は圧巻ですよね。
岸和田
そうですね、ただし規模が大きくなり開催回数も増えてきたことで、その意義や目的意識について見失われがちという面も否めません。ご招待するお客様への情報発信と並行して、インナーに向けたコミュニケーションにも力を入れなければと思っています。
坂田
アシストの製品をご活用いただいているお客様に、事例を発表していただく。ざっくり言えば、それが概略ですよね?
岸和田
むしろ、それだけで構成されていると言ってもいいですね。この規模も業界では目を引きますが、これだけ多数の、しかも事例だけで構成されているイベントは例を見ません。
坂田
これもまた、アシストの宣伝の場にはなっていないと。
岸和田
そうです。お客様の宣伝にすらなっていないと思います。セッションと呼ばれる講演を行ってくださるお客様の中には、「仲間を増やしたい」という動機で登壇くださっている方も多いです。ユーザーが増えれば製品の機能が充実していくというのがソフトウェアの進化の過程ですし、活用方法を一社で独占する時代ではなく、どんどんシェアする時代なのだなと実感します。
西谷
いい循環だなと思うのは、セッションを聞いて「来年は我が社も発表したい」とおっしゃってくださるお客様もいること。どこかで仲間を求めているユーザーは多いのかもしれません。
宮田
セッションで使う資料は、アシストの営業とフィールドエンジニアとお客様とが一緒になって作り上げることが多いんです。だからより一層一体感も深まります。リハーサルも一緒に行いますしね。
坂田
フィールドエンジニアとしても、担当しているお客様がセッションで登壇されるのは、誇りにもなります。
西谷
担当しているお客様とは日頃からコミュニケーションがありますが、その他のお客様と交流が生まれるのも有意義ですよね。
坂田
私はピンポイントになりますが、『JP1』というソフトウェアの「製品ユーザー会」の運営に携わっています。『JP1』はシステムの運用・管理ツールなので、ユーザーの大半は情報システム部門で働く皆さんです。現場担当者向けの<Select>、リーダー層向けの<Premium>、経営層向けの<Executive>の3レイヤーでユーザー会を運営しています。
西谷
アシストでは60以上の製品を取り扱っていますが、そのうちいくつかは、メーカーで「製品ユーザー会」を保有していないため、その部分をカバーしているという意味もありますね。
坂田
『JP1』もそのパターンです。ただしシステムの運用・管理という実務に直結した領域なので、製品の活用方法だけではなく、日々の業務上の課題を持ち寄って、解決方法をアドバイスし合うという側面もあります。
岸和田
『JP1』の「製品ユーザー会」には、メーカーの方も顔を出されるんですか?
坂田
毎回20名近くの方がメーカーから来て、ユーザーの声を持ち帰っています。その場で製品の改善要望を出して反映してもらうこともあるので、メーカーにとっては有益なヒアリングの場になっていると思います。
宮田
『JP1』に限りませんが、導入はアシスト経由でなくても、アシスト主催の「製品ユーザー会」やサポートセンターが利用したくて、後からサポート契約をいただくケースは本当に多いと思います。
売上や利益よりも「心」が大事。 そこにこだわることが、きっとアシスト価値だと思う。

売上や利益よりも「心」が大事。 そこにこだわることが、きっとアシスト価値だと思う。

岸和田
最近、「アシストらしさ」について考える機会がとても増えたんですよね。皆さんはどうお考えですか?
宮田
古臭いけど、愛とか義理とか人情とか、アシストは心や気持ちの部分を大切にする会社なんじゃないかと思っています。ただ心配なのは、会社が大きく成長して時代が変わって、ずいぶんスマートになってしまっている気もして。テクノロジーだとか世界のトレンドだとかに強くなったことは大いに誇りたいけれど、いま一度、気持ちや心理的な絆の部分を見つめ直したいという想いも私にはあります。
西谷
それについては、完全に同意ですね。「ソリューション研究会」ってアシストの売上げとは直結していない集まりかもしれません。でも、同じ課題を持ったお客様同士が顔を合わせて共同研究する「場」を提供することに価値があると信じて、私たちは25年以上も取り組んでいる。それは、本当に心の底からお客様をアシストしたいと思えているからです。「アシストを好きになってほしい」という気持ちはあるけれど、アシストの製品をもっと購入してほしいとは、正直その場では考えていません。
売上や利益よりも「心」が大事。 そこにこだわることが、きっとアシスト価値だと思う。
宮田
数字ばかりを追う会社も多いですが、数字にならない「関係」も重要だとアシストの営業は考えています。
坂田
目の前の成果だけがビジネスでもないですよね。関係が長く、深くなれば、自ずとお困りごとにお応えする機会も生まれると思います。お客様が自走してくださるためにこそアシストは存在しますが、自走できても問題はゼロにはならない。「心」を大切にする関係になれば、お互いに共存し続けていけるはずなんですよね。
岸和田
「アシストフォーラム」の本義もそのあたりにあると思うんですね。「アシストフォーラム」は我々プロジェクトメンバーだけでは到底回せない規模です。お客様への事前のお声がけ、当日の運営など、営業や技術ほとんど全社員が何かしらの形で携わってくれています。イベント会社に丸投げしないのは、お客様に「おもてなし」の心を届けたいからなんですね。
宮田
ただ実際には、相当な負担ですよね(笑)。
岸和田
でも、だからこそ社員が前面に立ってやる意味もあると思うんですね。半年以上前から準備をして、当日は自らお客様のアテンドをする。素人ながらにそこまでやってようやく「アシストらしさ」なのかな、と感じています。
宮田
経営層を中心に社内では「アシスト価値」を大切にしようという動きも活発ですが、「アシスト価値」というのは「アシストらしさ」と根っこでつながっていますよね。営業、フィールド、サポートと各部門では目の前の業務に邁進しているけれど、その土台に揺るぎのない「アシスト価値」があることを、改めて全社員で確認したいですよね。
坂田
その意味で、目的や規模は違っても、各種のイベントの役割はとても大きい。通常の業務では提案やサポートの背景に、どうしてもアシストの都合もにじみ出てしまいますが、「お客様同士をつなぐ」活動ではより高次元でお客様と向き合うことができます。
西谷
売上げを度外視するわけじゃないけれど、純粋にアシストし合う「場」をつくることに打ち込めるのがイベントではありますね。
岸和田
青臭い言い方ですが、その想いがお客様にも波及していけば、「お互い様の精神」を大事にする社会をつくることにアシストも貢献できるのでしょうね。
宮田
アシストがつねに強調してきた「超サポ」に、いまは「愉快」というフレーズが加わって「超サポ愉快カンパニー」と標榜するようになりました。「愉快」というのは心のあり方なのだから、心を大切にすることは間違っていないですよね。

CROSS TALK MEMBER

宮田裕治

宮田裕治

YUJI MIYATA

東日本第一営業本部
営業統括部 営業1部
部長

お客様企業のエグゼクティブ同士に親交を深めていただくために2009年から開催している「春喜の会」などのご案内責任者を務めている。営業チームを率いている関係上、その他にもアシストが主催している各種イベントには精通しており、それぞれのニーズにあったイベントを日頃からお客様に紹介しているという。

西谷登

西谷登

NOBORU NISHITANI

東日本技術本部
情報基盤技術統括部
参与

1996年にユーザー会から発展した「ソリューション研究会」の東日本事務局長を任されている。「ソリューション研究会」の主体者は会員メンバーであるため、アシストが前面に立つことはないが、だからこそ「大事にしたい活動」なのだと語る。時流に沿ったテーマは多岐にわたるが、お客様同士の絆づくりというコンセプトは今後もブレない。

岸和田隆

岸和田隆

TAKASHI KISHIWADA

ビジネスインフラ技術本部
データベース技術統括部
ビジネス推進部 部長

アシストが主催するイベントの中で最大規模になる「アシストフォーラム」東京会場の企画責任者。このミッションを通じて「アシストらしさ」について熟考することになり、社員自らが準備をし会場で案内をする原点のスタイルに戻した。その意義を社内外に浸透させるため、奔走中。事例発表だけで3,000名が集まるイベントは業界でも例を見ない。

坂田真也

坂田真也

SHINYA SAKATA

東日本技術本部
システム基盤技術統括部
技術2部 課長

システムの運用・管理という、企業経営には不可欠なソフトウェア『JP1』。この製品のユーザー会の企画・運営に発足当時から携わっているのが坂田。「製品ユーザー会」にはユーザーとメーカーを橋渡しする機能もあるが、情報システム部門で働くお客様が、社外と交流する貴重な機会も創出している。「ここで出た意見が製品を成長させる」と坂田は自負している。

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