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ビジネスを加速させるBRMS、その有用性に迫る

BRMSサロン


アシストでは、4月から3回にわたり「アシストBRMSサロン」と銘打った情報交換会を開催しました。当サロンでは、JBoss Enterprise Middlewareのコンサルタントとして活動し豊富なWebアプリケーション構築実績をお持ちの株式会社ナッツウェル 平田尚望氏に、実際の開発事例を交えながら昨今、国内でも金融業界などから採用が進み始めたBRMSの有用性についてご講演いただきました(以下、抄録)。

株式会社ナッツウェル

事業内容:技術コンサルティング、ソフトウェア受託開発、特定派遣事業
所在地:東京都千代田区内神田2-6-9
URL:http://www.natswell.com/


※今後も3ヵ月ごとに内容を変え開催予定です。ご興味のある方は弊社担当営業にお尋ねください。

BRMSは「容易に変えられるシステム」を実現


従来型の開発とBRMSを利用した開発の大きな違いは、この4月1日の消費税率変更のように、何らかのトリガーによりITシステムを変更しなければならない場合、「迅速かつ柔軟に変えられるかどうか」という点にあります。

従来型の開発では、業務ユーザからの要件を定義し、設計、開発、テストという流れでITシステムが構築されますが、これを変更する場合、まず影響範囲を洗い出し、それに応じた変更を要件、仕様、プログラムそれぞれに適用させなければならず、時間とお金がかかります。一方、BRMSの利用によりビジネス・ルールを独立させた場合は、プログラムには手を加えずルールだけを変更し、ルールがITシステムにきちんと反映されているかどうかをテストするだけなので、変更コストを圧倒的に圧縮できるという大きなメリットがあります。

その一方で「BRMSは不要」という意見もあります。例えば消費税率の変更対応は、変更後の値をすべてマスター・テーブルに盛り込んでしまえばよい、変更が発生しやすい部分をモジュール分割しておくことで柔軟に対応できるというものです。しかし従来型開発では、設計とプログラム修正はセットで実施しなければならず、また、業務ユーザの要件が結局プログラムに組み込まれることになるのでブラックボックス化し、変更したルールがITシステムに反映されているのかは見えにくく、改修コストも不透明なままです。BRMSでは業務ユーザ自身がルールを変更でき、変更箇所も一目瞭然でプログラムへの影響はなく透明性の高いシステムとなります。

BRMS導入のコスト効果とその柔軟性


構築されたシステムにビジネス・ルールが含まれる割合が高ければ高いほど、BRMSによるコスト削減効果が高くなると言われています。当社の構築事例では、平均するとビジネス・ルール部分のおよそ30~50%のコスト圧縮が実現されています。例えばシステムの構築と運用に5年で1億8,000万円かかっているシステムの約35%がビジネス・ルールであった事例では、コスト削減効果が50%として3,150万円、30%としても1,890万円の削減が見込めます。

また、従来型の開発は、事前に要件をすべて洗い出しそれから設計、開発し後戻りがないようにするウォーターフォール方式ですが、BRMSでは、以下の適用例のように、仕様を後から追加したり、ローカル・ルール、期限付きルール、例外ルールへの対応やエキスパート・システムの実現といった、従来型の開発では実現が困難だったりプログラミングが複雑になってしまったところを柔軟に対応できるというメリットがあります。

●適用例1) 仕様を後から付加可能
プログラムを破綻させることなく、事後に仕様を継続して付け足すことが可能。例えば、自サイト経由で販売する場合は顧客への割引率を高くし、複数の他チャネル・サイトで販売する場合など。

●適用例2) ローカル・ルールの適用
プログラムの分岐やコピーなしに、顧客や地域など特定のデータ専用ルールを容易に定義可能。例えば、機関投資家ごとに専用の取引条件ルールを定義する場合など。

●適用例3) 基本ルールと例外ルールの適用
基本は翌営業日時点のデータを他システムへ連携するというバッチ処理を行うが、国民の祝日、春分/秋分、年末年始はバッチ処理をキャンセルする。

●適用例4) 期限付きルールの適用
消費税率を2014年4月1日付けで8%、2015年10月1日からは10%に変更。1週間だけの期間限定キャンペーンやポイント2倍施策、毎年実施される組織変更への対応など。

●適用例5) エキスパート・システムの実現
顧客情報を活用した窓口販売の支援、医療診断など。

BRMSはビジネスを加速させるツール


BRMSの導入メリットをまとめると以下の3点になります。

1) 変えられないシステムを容易に変える。
2) ビジネス・ルールが多ければ多いほど高い削減効果が見込める。
3) 後から仕様を付け足したり、個別の要件に細かく対応するといったような従来型開発では困難だったところを
   柔軟にできる。

顧客ニーズは多様化し、環境変化のスピードが年々早くなる昨今、BRMSは単に開発を楽にするだけではなく、ビジネス自体のスピードアップを実現するツールとして、国内でも注目され始めています。産業や業務を問わず、様々な領域に適用可能な「BRMS」を、企業競争力を高める1つの有用な手段として検討されてはいかがでしょうか。

アシストでは2013年11月より米国Progress Software社の製品「Progress Corticon」の取り扱いを開始しています。Progress Corticonは、世界各国500社以上で利用されているビジネス・ルール管理システム(BRMS)です。ビジネス・ルールの変更をコーディングレスでシステムに反映することができ、開発や変更に費やされる作業時間を90%も短縮します。

Progress Corticon

▼「Progress Corticon」についてはこちら
http://www.ashisuto.co.jp/product/category/brms/progress_corticon/

海外におけるBRMS事情は・・・

Jan van Nimwegen

数多くのBRMS導入に関わっているコンサルタントJan van Nimwegen氏が語る海外の最新BRMS導入事例についてはこちらをご参照ください。
▼コラム:BRMSコンサルタントに聞く - Jan van Nimwegen 氏

Jan van Nimwegen 氏 プロフィール
米国Progress Software社からスピンアウト後、コンサルティング会社「Nimble Consulting」を設立。現在は世界中を駆け回り、あらゆる業種業態の企業でBRMS導入時などにおけるビジネス・ルールのコンサルティングを行っている。


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