- 業務システムとのデータ連携
DataSpiderのパワーアップ戦略!グループ共同使用ライセンスでビジネスを加速
DataSpider Servistaのグループ共同使用ライセンスについてご紹介いたします!
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ここ1~2年のRPAツールブームのなか、導入されたお客様も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
市場にはさまざまなRPAツールがありますが
「人が行うPC操作を自動化するツール」が特に流行っているように感じています。
実際に、人が行っていた作業をロボットが行うことで人の操作時間を大幅に削減できた
という事例も数多く目にするようになりました。
業務自動化というと、RPAツールを連想される方が多いと思いますが
DBやクラウドサービス、Excelなどを自動でつなぎ、データを連携することができるEAIツールも
業務自動化に貢献できる点があるのをご存知でしょうか?
今回は「業務自動化」という観点から
RPAツール、EAIツールでの実現方法の違いについて見ていきたいと思います。
例えば、RPAツールで、Excelのデータを読み取り、Web画面にその値を入力する業務を自動化するとします。
RPAツールでExcelを読み取る動作から、Web画面に入力する動作までを記録し実行することで
ExcelデータをWeb画面から入力する作業を自動化することができます。
このような処理の場合、データはWebアプリケーションを経由してデータベースに格納されることになります。
データの流れに着目して俯瞰的に見てみると...
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上記のようなイメージになります。
一方、EAIツールで同じくExcelを読み取ってDBに値を格納する処理を実現しようとすると
データの流れは以下のようなイメージになります。
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どちらも結果として同じことを実現できているのですが、実はひとつだけ決定的な違いがあるのです。
それは
RPAツールが既存のアプリケーションの利用を前提(つまりWebアプリケーションの利用が前提)
としているのに対し、
EAIツールは既存のアプリケーションの利用を前提とせず、EAIツールを経由してデータの流れを制御
している点です。
(どちらが良い悪いという話ではなく、あくまで特徴の違いです)
例えば、次のようなケースは「RPAツール」での自動化が向いています。
・既存のアプリケーションをそのまま使いたい
・データベースに直接アクセスできない
・APIがないためWebからログインしてから操作する必要がある
一方で、次のようなケースは「EAIツール」での自動化が向いています。
・既存のアプリケーションを廃止したい
・データ連携処理を可視化したい
・データ加工処理も行いたい
・多種多様なデータソースとつなぎたい
(これらの特徴の違いは、こちらの記事
でもご紹介していますので参考にして頂けたらと思います)
RPAツールとEAIツールは、どちらか一方を活用するよりも、両方使うことで
実は自動化の範囲をより広げることができます。
実際、弊社で取り扱うEAIツール「DataSpider」をご購入頂いたお客様で
社外のWebサイトにログインし検索項目を選択の上でデータを取得したいという要件があり
RPAツールを追加で導入いただいたケースもありました。
またその逆で、すでにRPAツールご利用中のお客様が新たにDataSpiderをご購入されるケースもありました。
いずれにしても
「実現したいことは何か?」
「どのような処理をどのような形で自動化したいのか?」
をまずはご検討いただき、最適なツールをご選択いただくことが重要です。
こういう要件ってDataSpiderで実装できるの?できるとしたらどういうイメージになるの?
などざっくりでも構いませんので、どうぞお気軽に弊社までご相談ください!
次回は「人の判断までも自動化できてしまう!?」をテーマに
さらなる業務自動化の範囲拡大についてお届けしたいと思います。
S(えす)
西日本支社 技術統括部 情報活用技術部
Oracleの技術者として10年。
その後、新規商材発掘の部隊、新商品立ち上げを経て、EAI/ETL製品から推論型AIの製品まで
複数製品を担当中。
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