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2019.09.27

データ連携(ETL/EAI)技術者たちによるアツイ合宿をレポート!

ETL/EAIデータ連携技術者たちによるアツイ合宿をレポート

こんにちは!
中日本支社(名古屋)でデータ連携技術者として活動する加藤です。

毎年恒例となりました「データ連携技術者の合宿(DI合宿)」について今回は綴ってみたいと思います。

#昨年の合宿の様子は↓こちら↓からご覧いただけます!
 (→自動化されたらうれしい業務を考える-EAIツールで“ハッカソン”してみた-


DI合宿とは


アシストのデータ連携技術者は、東京・名古屋・大阪・福岡の各拠点でそれぞれ業務を行っています。
日頃はメールやチャット、電話でやり取りしますが、実際に会う機会は実はほとんどありません。

そこで、各拠点の技術者同士の交流を深めるとともに、メンバーの技術力向上にもつなげることを目的に、毎年「技術合宿」行っております。

この取り組みは、2017年から始まり今回で3回目の開催になります。
毎回、若手を中心にプロジェクトを組み、どんな内容が良いか企画を行います。

今回、私は企画班として参加しました。
企画班では、今年の合宿テーマを次のように設定しました!

今年の合宿のテーマ 「 気づきの創出 」です。

どんな気づきが得られたのか?

それでは、1.5日間の合宿についてレポートしていきます!


2日間のスケジュール紹介


■1日目
午後:DataSpiderの構成について議論しよう!

■2日目
午前:ロールプレイングをしよう!
午後:データ連携処理を作ってみよう!


1日目午後:DataSpiderの構成について議論しよう!


近年、おかげさまでDataSpiderの利用が活発化し、提案時や既にご利用されているお客様から
Dataspiderの構成についてご相談を受ける機会が多くあります。

例えば、
「DataSpiderを重要な連携で使用するので冗長化を検討したい」
というお問合せなど。
一言で冗長化といっても様々なアプローチがあり、正解は1つではありません。

  • 冗長化のイメージがどういったものなのか?
     ―ダウンタイムはどれくらいか?
     ―負荷分散なのか?
     ―それともHA構成のことなのか?
  • 連携するシステムやネットワークは冗長化されているのか?
  • それぞれの方法の長所や短所はなにか?

お客様の「冗長化構成」という課題に対してアシストが提案できるベストプラクティスは何か?
について各チームで徹底的に議論しました。

MTG1

各拠点での実際の事例やメンバーの経験を議論しながらホワイトボードにまとめていきます。
若手メンバーが議論に置いてけぼりにならないよう、課題は事前に共有しているのもポイントです。

MTG2

最後は発表をし、全チームで情報共有を行いました。
お客様の課題解決に直結する内容なので皆さん、超真剣です!

いろいろなパターンを想定し議論しました。
いま冗長化構成についてご質問いただけたら、最適な回答ができると思います!

Dataspiderの冗長化をご検討の場合には、
ぜひアシストのDataSpider技術に聞いてみてください!


お楽しみ?! ~宴会の様子~


合宿のお楽しみ!? 宴会もあります。
皆さん、お酒の場でもDI製品の話で盛り上がっており、製品愛をとても感じました。(笑)

海沿いの会場でしたので、魚介もとってもおいしかったです。
我らが、DMExpress切り込み隊長、M課長の手品披露会も実施され大盛り上がり1日目が終わりました。

宴会


2日目午前:ロールプレイングで実践!


若手のヒアリング力、提案力、対応力を強化する一環でロールプレイングを行いました。

私たち技術者は、お客様に適切な製品・ソリューションをご提案できるように正確な情報/課題を聞き出す力を必要とします。

例えば、
データ連携の課題であれば、

  • 現状どのような課題でお困りなのか?(処理が遅い、属人化、コストなど)
  • 連携するシステムのデータソースはどういったものがあるか?
  • 連携のデータ量や連携の頻度はどのくらいか?
  • 処理時間などの非機能要件はどういったものがあるか?

などがあります。

ロールプレイングを通して、
・聞かなくてはならない項目をヒアリングできているか?
・聞き方に問題はないか?
・不足していた情報がないかどうか?
など、お客様先で足りないところがないように備えることができるのです。

まずは、T部長よりヒアリング力の重要性と極意についてレクチャーがあり、

その後、いよいよロールプレイングスタートです!
まず、想定商談のお題(シナリオ)が与えられます。
お客様役の先輩に、若手がどんどんヒアリングしていきます。

MTG3

私はお客様役の立場で参加していたのですが、日頃はお客様の課題をヒアリングさせていただく立場が多く、
ヒアリングされる側の立場は新鮮でした。

質問のされ方によってこんなにも、情報の伝えやすさが変わるんだという
気づきもあり、自分のヒアリング方法を見つめなおす良いキッカケにもなりました!

一通りロールプレイングが終わると、先輩たちからのフィードバックタイム。

優しくも鋭いフィードバックを沢山してくれました!
計4つのシナリオを終える頃には、みるみる若手メンバーがヒアリングのコツを掴んでいるのが感じられました。


2日目午後:データ連携処理を作ってみよう!


私たちDI技術者は、お客様への提案時や支援時に、その場で即興でデータ連携処理を作る場面も
実は少なくありません。

素早く正確に処理を作る力が必要とされます。

与えられた課題を、限られた時間の中で処理開発するということにチャレンジしました。
DataSpiderで処理を作るチームと、DMExpressで処理を作るチームに別れ、取り組みます。

図版

処理の例(この中に、フォーマット変換や抽出条件が多数存在します。)

各チームそれぞれ知恵を絞り合い若手主体で実装を行いました。
要件の確認、実装、結果の確認までトータルで1時間半程で完成させるチームもいました!

その場で要件を確認してサクッと処理を作れてしまう。
これも生産性の高いツールだからこそなせる業だと思います。

MTG4

最後に各チームから作った処理の解説を行いました。
同じ処理を作る場合でも、DMExpressとDataspiderのそれぞれに特性があるため、作り方が大きく異なり
あらためてその違いについて学べる良い機会にもなりました。

開催後に、アンケートを行いましたが概ね満足してもらえた様子です。
企画メンバーとしては一安心です。

満足度と役立つ内容か

今後も続けてほしいとの意見も多く見られました。
これからも定期的に全国で技術者が直接コミュニケーションが取れる場は必要そうです。


最後になりましたが、このような合宿を通して、お客様により良い提案やサポートが行えるよう、
これからも全国一丸となって活動していきますので、今後ともどうぞよろしくお願い致します!!


執筆者情報:

執筆者 加藤弘也

加藤 弘也 (かとう ひろや)
中日本支社 情報活用基盤技術部

2018年 株式会社アシストに中途入社。
EAI/ETL製品「DataSpider」「Syncsort DMExpress」の提案活動とお客様支援に
従事。

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