DataSpiderユーザー会2023開催報告－クラウド事例発表とユーザー座談会の二本立て！

全国のDataSpiderユーザー様、メーカー、アシストの交流の場として、今年も「DataSpiderユーザー会」がオンラインで開催されました。
昨年まで「aebisユーザー会」内で製品分科会として実施していた本イベントですが、今年は製品単独での実施ということで、企画段階から様々な構想が飛び出しました。

今年のユーザー会のテーマは「クラウド」。実際にクラウド活用されているユーザー様の体験談と、オンラインでは初の試みとなるユーザー座談会を実施しました。

また、お申し込みいただいた方には、DataSpiderのロードマップ情報などを収めたメーカー動画を配信させていただきました。

▼DataSpiderのクラウド上での運用
2015年からAWSへのシステム移行を進められたお客様に、クラウド移行のきっかけやDataSpider導入に至った経緯をお聞きしました。
サーバ運用からの脱却と、低コストで試行錯誤できる環境としてパブリッククラウドを選択されたとのこと。AWS上に配置したDataSpiderでは、SaaS連携のみならずIoT連携にも取り組まれていて、特に製造業のお客様から、参考にしたいというお声を多くいただきました。

▼DataSpiderのクラウドサービスとの連携
Salesforceやkintone、Sansanなどのクラウドサービスへの連携について、システム構成図や実際の開発画面の処理フローを交えてご発表いただきました。
汎用のRESTアダプタを利用して、DataSpiderの専用アダプタがないサービスと連携する際のポイントや、開発時に苦労した点・工夫した点などをお話しいただき、参加者の方にクラウド連携での具体的な活用イメージを付けていただけたと感じています。

また、セッションの後半では、リアルタイムで募集した質問に対して、登壇者様から回答いただくQAタイムを設けました。
運営の想定をはるかに上回る数のご質問をいただき、時間内に回答しきれないという嬉しい誤算でしたが、他ユーザー様事例への関心の高さを伺え、アシストのユーザー会の意義を改めて感じられた瞬間でもありました。

当日回答できなかったご質問については、アンケートに記載いただき後日フォローさせていただきました。

セッション２は、オンライン初の試みとして、ユーザー座談会を実施しました。

交流していただきやすいよう、各チームにユーザー様3～4人、メーカーの担当者2名の少人数制とし、アシストの技術者がファシリテーターを務めました。

まずは自己紹介からスタート。参加者の方には事前に簡単なシステム構成図を作成していただいていて、自社でのDataSpider利用用途やお悩み事についてお話しいただきました。

全員の説明が終わると、あとはフリーディスカッションです。
ユーザー様の興味関心に沿って意見交換ができるようにとの想いで、あえて事前にテーマを絞らずに実施したため、各チーム色々なテーマに議論が及びました。

・処理のリリース方法
・サーバの再起動頻度
・開発人材の育成
・エラー発生時の対応
・活用事例
・運用監視
・バックアップ
・特定アダプタの拡張要望

上記は一例ですが、特に運用系の話題が多かったように思います。
また、メーカー担当者に直接意見が届けられる場として、機能拡張などの要望についてもたくさんのご意見をいただきました。今後の開発に活かしていただけるよう、アシストとしても引き続きプッシュしていきたいと考えています。

ご参加いただきましたDataSpiderユーザーの皆さま、誠にありがとうございました！
アンケートでいただいた意見も踏まえ、今後も皆さまのお役に立てるようなユーザー会を続けてまいります。
引き続き、DataSpiderをご愛顧いただけますと幸いです。

（ユーザ会終了時にはメーカーとアシストメンバーで手を振ってお見送りさせていただきました！）

次回も、皆さまのご参加を心よりお待ちしております！

今回ユーザー会のテーマは「クラウド」でしたが、下記の資料ではSaaSとの連携事例や検討ポイントを詳しくご紹介しております。詳しい情報を知りたい方は、ぜひダウンロードいただければと思います！

執筆者情報：

船倉 三奈 　(ふなくら みな)
ＤＸ推進技術本部 デジタル推進技術統括部 中西日本ＤＩ技術部
2017年新卒入社。西日本地区のデータ連携製品のフィールドエンジニアとして、提案・技術支援を担当。