JP1サポート技術者ブログ

JP1サポート技術者ブログ>【JP1/NNMi】【JP1/IM】重要なインシデントを見逃さないためには?

  • 統合管理
  • ネットワーク管理
2018.12.27

【JP1/NNMi】【JP1/IM】重要なインシデントを見逃さないためには?

JP1/NNMiまたはJP1/Cm2/NNMiが管理するネットワーク機器で、障害が発生したときに発行されるNNMiインシデントは、システムにとって重要なメッセージです。このインシデントをJP1イベントへ変換して統合監視できれば、重要なインシデントの見落としが防げます。

そこで今回は、重要なインシデントの見落としを防ぐために、JP1/IM - Event Gateway for Network Node Manager iを用いた、JP1/NNMi(JP1/Cm2/NNMi)とJP1/IMとの連携方法をご紹介します。

  • 本記事では、JP1/NNMiまたはJP1/Cm2/NNMiは「NNMi」、JP1/IM - Event Gateway for Network Node Managerは「JP1/IM - EG for NNMi」と略します。

JP1/IM連携のしくみ

JP1/NNMiまたはJP1/Cm2/NNMiが管理するネットワーク機器で障害が発生した際は、NNMiインシデントが発行されます。このインシデントはNNMiコンソールから確認可能ですが、重要なインシデントを見逃さないためには、JP1/IMで一元管理されることをお勧めします。

NNMiインシデントをJP1イベントへ変換し、JP1/IMで管理・監視する流れ

ネットワーク機器で障害が発生した場合、NNMiがインシデントを発行。JP1/IM - EG for NNMiがこのインシデントを取得して、JP1イベントへと変換します。

下図は、JP1/IM - EG for NNMiを使用してNNMiインシデントをJP1イベントへ変換し、JP1/IMで管理・監視する流れを示しています。

JP1/IM - EG for NNMiを使用して変換したJP1イベントは、JP1/BaseのイベントDBに登録されたあと、マネージャーホストへ転送されます。転送されたJP1イベントは、マネージャーホストのJP1/BaseのイベントDBに登録されたあと、JP1/IM - Managerで一元的に管理されます。これにより、JP1/IM - View からインシデント内容を確認できます。

下図は、JP1/IM - Viewの表示例です。

NNMiとJP1/IMの連携設定

NNMiインシデントをJP1イベントへ変換するには、JP1/IM – EG for NNMi の「NNMiインシデント転送フィルター定義ファイル」 の作成が必要です。定義ファイルを作成しないと、NNMiインシデントはJP1イベントへ変換されません。以下に定義例を示します。

NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの作成例

NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルは,インストール時には存在しません。そのため、以下のサンプルファイルをコピーしてリネームしたあと,定義内容を編集して作成してください。

●ファイル名
imevtgw_nnmi_forward_filter.conf
imevtgw_nnmi_forward_filter.conf.sample(サンプルファイル)

●格納先
<Windowsの場合>
物理ホスト:EG for NNMiパス\conf
論理ホスト:共有フォルダ\JP1EG4NNMI\conf

<UNIXの場合>
物理ホスト:/etc/opt/jp1eg4nnmi/conf
論理ホスト:共有ディレクトリ/jp1eg4nnmi/conf

定義ファイル作成例

サンプルファイルの記述を例に、NNMiインシデント転送フィルター定義ファイルの定義例を説明します。(説明のため行番号を追加しています)

フィルター条件ブロック(2〜5行目)
重大度(SEVERITY_UK)が「MINOR」から「CRITICAL」の範囲の場合に、
JP1イベントに変換するように定義します。

マッピングブロック(6〜13行目)
・メッセージのマッピング(7行目)
 NNMiインシデントのメッセージが、そのままJP1イベントのメッセージに
 マッピングされるように定義します。

・重大度のマッピング(8〜12行目)
 NNMiインシデントとJP1イベントの重大度のマッピングを定義します。

まとめ

NNMiインシデントを、JP1/IM – EG for NNMiを用いて一元管理する方法をご案内しました。重大なインシデントを見逃さないためには、NNMiインシデント転送フィルター定義の見直しを行うことを推奨します。


製品正式名称/略称標記 および機能対象バージョン

JP1/NNMi または JP1/Cm2/NNMi
JP1/IM - Manager
JP1/IM – EG for NNMi


JP1ブログをご覧いただいているみなさまへご案内

いつもJP1サポート技術者ブログをご覧いただきありがとうございます。

アシストとJP1保守契約を締結されている方は、Webサポートセンター「AWSC」をご利用いただけます。本ブログサイトではご紹介しきれない3,000件以上のFAQを公開していますので、是非ご利用ください。
また、アシストではJP1ユーザ企業様向けの無償セミナーや支援サービスを多数ご提供しています。JP1の潜在リスクを洗い出す診断サービスや、バージョンアップ時のノウハウをご紹介するセミナーなどご用意していますので、貴社の課題解決へとお役立てください。アシストと保守契約を締結されていないお客様にもご参加いただけます。詳細は、下記リンクよりご確認ください。



執筆者情報

木原 桜子

アシスト北海道新卒2期生。札幌でJP1サポート業務に従事して4年目。後輩も増え、札幌JP1チームの中堅として日々奮闘中。

関連している記事

  • ジョブ管理
  • 統合管理
  • パフォーマンス管理
  • ネットワーク管理
  • 資産管理
2019.02.07

【JP1】Version 12の新機能一覧

2019年1月22日、統合システム運用管理製品「JP1」から3年ぶりとなるメジャーバージョン「Version 12」がリリースされました。新製品に実装された機能を紹介します。

  • 統合管理
2018.05.24

【JP1/Base】ログファイル監視に失敗しない3つのコツ!

JP1/Baseで、ログファイル監視のエラーに悩まされた経験はありませんか?今回は、ログファイルを正しく監視するための3つの確認手順をご紹介します。

  • ネットワーク管理
2018.03.27

【JP1/NNMi】SNMPトラップを受信するための4つの条件

ネットワーク機器が発信するSNMPトラップを、JP1/NNMiサーバで正しく受信するには「4つの条件」が必要です。その確認手順をご紹介します。

【JP1/AJS3】JP1からだとバッチが実行できない!? 【JP1/AJS3】ジョブがキューイングする5つの原因と対処方法 【JP1/NNMi】SNMPトラップを受信するための4つの条件 【JP1/NNMi】【JP1/SSO】監視対象(エージェント)追加時に見落としがちな3つのチェックポイント 【JP1/AJS3】複雑なジョブネットを見やすくする方法(関連線の強調表示)

ページの先頭へ戻る