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JP1ユーザー会 2024 開催報告(2024年11月開催)

1.はじめに


「JP1ユーザー会」は、JP1を導入いただいている企業様間で、JP1の活用方法や運用改善に向けた取り組みを共有する場として、2004年に発足したコミュニティです。

2022年、マイクロフォーカステストツールをご利用されているお客様向けの「DevOpsユーザー会」の発足により、『ENISHIユーザー会』を立ち上げJP1ユーザー会はENISHIユーザー会の部会として活動を進めることになりました。

本年2024年からは、「JP1ユーザー会」をよりユーザー目線のコミュニティへと発展させるため、JP1を導入いただいているユーザー様に【アドバイザー】としてご協力いただき、JP1ユーザー様と作り上げていく、JP1ユーザー様が主体となって開催・運営いただけるJP1ユーザー会へ進化して参りますので今後の活動にご期待ください。

2024年のJP1ユーザー会は、「運用改善と自動化」を年間テーマとして掲げて活動しております。

みなさまの日々の運用における課題を明確にし、課題解決に向けた手間を排除するための自動化の取り組みを進めます。具体的には、運用の「めんどくさい」を無くす改善ストーリーや、運用効率化に向けた改善シナリオを策定いただけることを目指しております。


2.11月の開催結果


2024年11月のテーマは「運用の悩みを共有し、改善に向けた共創を目指す ~ジョブ運用の未来を変える、JP1ユーザー会の挑戦~」として、以下の内容にて開催いたしました。



2024年11月開催のJP1ユーザー会は、ユーザーのみなさまにご来場いただき、リアル開催となりました。6月に続き懇親会も開催し、全国あわせて59名のJP1ユーザー様にご参加いただきました。 100%の満足度 (内訳:非常に満足:26名、満足:28名、やや満足:2名)だったJP1ユーザー会の熱い様子が、開催報告で少しでもお伝えできれば幸いです。


ご参加いただいたお客様からのコメントを一部抜粋してご紹介します。

  • 各社の担当者視点で、どのように取り組みしているか、共有できるところは大きいと思う。
  • JP1運用・開発に関する生の意見を聞けた。
  • 良い意味で他社様も同じような課題を持たれていることが 分かって良かった。
  • 他社の事例を知れた+JP1のオプションや知らなかった機能があり、今後に向けた検討材料ができた。
  • JP1に全く詳しくないが、参加しやすい雰囲気で楽しめました。多角的な意見を収集できて良かった。

2024年11月開催では、「さらなる活発な意見交換や次世代への継承」「身近なアシスト」を意識し、以下の取り組みを行ないました。


▼ビギナーマーク
 JP1(ジョブ管理)を担当して経験が1~5年程度の方を対象に名札フォルダーに若葉シールを貼っていただき、
 《ビギナーの輪》活性化を意識しました。

▼サポートメンバー参加
 日頃皆様からのお問い合わせに対応しているサポートセンターのメンバーが参加し、直接JP1に関する相談会を
 実施。身近なアシストを意識しました。

3.セッションについて

第1部:セッション(東洋紡株式会社様)

東洋紡株式会社 デジタル戦略総括部 坂本 純也 様



本セッションでは、
・現行のオンプレミス環境からJP1 Cloud Service利用へ変更した選定ポイント
・長期的に安定運用できると判断したJP1 Cloud Serviceのメリット
など、多角的な視点で整理・検討された内容を共有いただきました。
また、実際に利用した効果として「サーバ構築・保守の観点では劇的な改善があった」とご説明いただきました。

ご参加いただいたお客様からのコメントを一部抜粋してご紹介します。

  • 実際に利用されている方からの発表だからこそ、非常に勉強になりました。
  • 他社様の経験やノウハウ、困っていることをリアルな声で聞くことができた。
  • 導入を検討しているJP1 Cloud Sericeを実際に利用されている方の声を聞くことができ、これからの導入・利用に際して注意するべき点が分かりました。

(クリックで拡大します)

※​ご講演いただいた内容を一部抜粋してご紹介しています。


第2部:アシストセッション

株式会社アシスト 菅家 翼 / 岩井 美由希



2024年9月30日、JP1の最新バージョン「JP1 Version 13.1」がリリースされました。
本セッションでは、JP1/AJS3(ジョブ管理製品)を対象に、新機能の中から開発や運用現場で有効活用いただける機能をピックアップしてご紹介いたしました。


(クリックで拡大します)


(クリックで拡大します)

※アシストセッションでご紹介した内容を一部抜粋してご紹介しています。


JP1ユーザー会コミュニティサイト より資料ダウンロード、動画視聴が可能です。


4.情報交換会について


情報交換会では、全国で12グループに分かれ、ジョブ運用における「運用に関わる運用/開発チームのあり方」と「後進や若手の育成、および自身の成長について」について情報交換を行い、JP1ユーザー様が抱える課題や、アイディアを共有いただくなど、活発な情報交換が行われました。


東日本会場

中日本会場

西日本会場



今回情報交換会にご参加いただいたJP1ユーザー様のJP1ジョブ管理ご担当歴は以下のとおりでした。





JP1ジョブ管理ご担当歴5年目以下のご参加 約56%

全体の56%がJP1ジョブ管理ご担当歴5年目以下のビギナーであり、新しい視点を持った方々が多く参加していることがわかります。

また、10年以上のご経験を持つベテランの方々も約3割を占めており、豊富な知識でご活躍されていることが伺えます。








[ご参考] お使いのJP1製品バージョン(複数ご回答)

V9は2026年3月末をもって、全サポートサービスが終了します。

以下の対応や提供が終了となりますので、ご注意ください。
  ・製品に関するお問合せ
  ・修正パッチの提供
  ・V10以降へのVUPメディア提供

バージョンアップのご相談などは、弊社担当までご相談ください。

全国で12グループ中7グループが「後進や若手の育成、および自身の成長について」を5グループが「後進や若手の育成、および自身の成長について」をテーマに情報交換を行いました。

以下、全国各グループで出たご意見の抜粋となります。



セッションや情報交換の内容を踏まえ、「 改善に向けて優先的に取り組みたいこと 」として、以下のようなご意見がありました。(一部抜粋)
「運用の効率化」や「後進育成」に関するお悩みがございましたら、ぜひJP1ユーザー会にご参加ください!


アンケートや情報交換会では 30を超える「JP1」の今後の機能拡張のご要望 を頂戴しました。 (一部抜粋)


5.さいごに


今回、2024年6月に続き、懇親会を開催しました。JP1ユーザー様同士が活発に名刺交換を行い、業務内容や状況、課題を共有する機会となりました。JP1を導入しているユーザー間の交流の場として、お楽しみいただきました。



東日本会場

中日本会場

西日本会場


JP1ユーザー会コミュニティサイトのご案内


JP1ユーザー会ではJP1ユーザー同士を繋ぐ会員サービスをWebコンテンツとして提供しています。
今回新たに「JP1ユーザー会発足20周年特別インタビュー」のコンテンツをリリースしました。是非ご覧ください。


JP1ユーザー会発足20周年特別インタビュー


JP1ユーザー会では、お客様と作り上げていくコミュニティへと進化させるべく、運営へのご支援やご提言を頂く「アドバイザー」をユーザー様数名の方にご担当頂いています。

今回アドバイザーのお二人にインタビューさせていただき、「JP1ユーザー会に参加される方の層を広げてほしい」といった点や「JP1初心者の方も気軽に参加してほしい」などJP1ユーザーでもあるアドバイザーならではの目線でJP1ユーザー会に対する思いを熱く語っていただきました。

インタビューにご協力いただいたアドバイザー

京セラドキュメントソリューションズ株式会社  中島 功普 様
トラスコ中山株式会社  福西 智 様


JP1ユーザー会コミュニティサイト掲載コンテンツ


  • JP1技術者ブログ:製品の利用方法などサポートメンバーによる
             Tips情報
  • JP1製品ページ :製品概要、製品実績などJP1に関する情報
  • JP1コラム   :過去10年分のインタビュー記事、事例等の情報

JP1ユーザー会Webサイトでは各種コンテンツを公開中。
11月開催のセッション内容も配信中です。



さいごに


みなさまからのアンケート結果より、“今後取り組みが必要と考えられているテーマ”としては、2023年/2024年のJP1ユーザー会のテーマでもあった 「スキル向上・メンバ育成」「運用管理の標準化」「運用業務の自動化」 が最も関心が高いという結果でした。

来年2025年も継続して、お客様のご興味・ご関心の高いテーマや、 「運用のめんどくさい」を無くす改善取り組みの共有 を中心に、JP1ユーザー会を開催して参りたいと考えております。

今後もJP1ユーザー会にぜひご参加ください。


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