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JP1ユーザー会 2025 開催報告(2025年5月開催)

1.はじめに


「JP1ユーザー会」は、JP1を導入いただいている企業様間で、JP1の活用方法や運用改善に向けた取り組みを共有する場として、2004年に発足したコミュニティです。

2022年、マイクロフォーカステストツールをご利用されているお客様向けの「DevOpsユーザー会」の発足により、『ENISHIユーザー会』を立ち上げJP1ユーザー会はENISHIユーザー会の部会として活動を進めることになりました。
また、2024年からは「JP1ユーザー会」をよりユーザー目線のコミュニティへと発展させるため、JP1を導入いただいているユーザー様に【アドバイザー】としてご協力いただき、JP1ユーザー様と作り上げていく、JP1ユーザー様が主体と
なって開催・運営いただけるJP1ユーザー会へ進化
して参りますので今後の活動にご期待ください。

2025年のJP1ユーザー会は、「未来の運用と共に歩む「JP1」を共創する」を年間テーマとして掲げて活動しております。みなさまの「未来の運用」と共に歩み続けられる「JP1」を、みなさまと共創するために、「未来の運用」を共に《考え》《想像し》《繋げる》取り組みを行ってまいります。


2.5月の開催結果

2025年5月開催は、以下の内容にて開催いたしました。

          5月テーマ「未来の運用を考える」
                 年間テーマ: ~ 未来の運用と共に歩む「 JP1 」を共創する ~



2025年5月開催のJP1ユーザー会は、ユーザーのみなさまにご来場いただき、リアル開催となりました。
また、昨年に続き懇親会も開催し、全国あわせて76名のJP1ユーザー様にご参加いただきました。
93%と高い満足度だったJP1ユーザー会の熱い様子が、開催報告で少しでもお伝えできれば幸いです。


 ◯ 運用担当以外の話も聞けて有意義な時間だった。
 ◯ 他社事例を聞くことができ非常に参考になった。
   今後の参考にしたい。
 ◯ 今後のJP1の開発の方向性が参考になった。
 ◯ 思った以上に共感した部分があり参考になった。
 ◯ JP1に詳しくなく、情報提供はできなかったが、
   会話しやすい雰囲気で、様々な意見を吸収する
   ことができ、非常に良かった。
 ◯ AIとの組み合わせやロードマップなど今後のJP1に
   ついて知れ、とても面白かった。

3.セッションについて

第1部:セッション(株式会社アシスト)


本セッションでは、「運用」の現状と今後について、運用トレンドとJP1の組み合わせについてご説明しました。
 ・「運用」は大きな変革期の真っ只中にあり、「共存」と「分断」をどう乗り越えて
   いくかが重要
 ・「モダンな運用」の中でもOps(運用)への生成AIの組み込みは重要性を増して
   いくため解像度を上げることが必要

生成AIを運用に組み込むための「試す」フェーズにあり、以下ステップを踏み、
「運用」の解像度を上げる例をご説明しました。

運用ツールが生成AIを利用 ▶ 生成AIの知識を拡張 ▶ AIエージェントが運用業務を実行

上記ステップを踏むために、運用ツールとの連携としてChatGPT APIと接続する
コード例や、運用のドキュメントを学習した運用向けのRAGなどの、実際の画面を
ご紹介しました。

     株式会社アシスト
  ビジネスインフラ技術本部
  システム基盤技術統括部
      ITSMマイスター
       中村 利一

ご参加いただいたお客様からのコメントを一部抜粋してご紹介します。

◯ AIとの組み合わせなど今後のJP1について知ることができ、とても面白かった。
◯ 今後の運用におけるAI活用への期待が大きくなった。
◯ システム運用の未来で、自動解決、自動対処という課題があり、
  実装のアイデアを聞かせていただき、勉強になった。


(クリックで拡大します)  ※​アシストセッションでご紹介した内容を一部抜粋してご紹介しています。

JP1ユーザー会コミュニティサイト 」より資料ダウンロード、動画視聴が可能です。


第2部:日立製作所様セッション




未来のJP1に関して、どこよりも早くロードマップをご紹介いただきました。
本セッションでは、市場背景からNoOpsの実現に向けて、運用の省力/最適化を
加速し、AI時代における自律運用管理への進化について、JP1/AJS3(ジョブ管理)、
JP1/IM3(モニタリング)を対象に、直近から近未来に向けたロードマップを
ご紹介いただきました。
また、今後の開発内容について現場で有効活用いただける強化内容をピックアップ
してご紹介いただきました。

    株式会社日立製作所
フロントエンゲージメント推進本部

  パートナービジネス推進部
        秋元 伊織 様

ご参加いただいたお客様からのコメントを一部抜粋してご紹介します。

◯ ロードマップセッションで今後のJP1について知れ、とても面白かった。
◯ 今後のJP1の開発の方向性が参考になった。
◯ 日立製作所様から情報を聞け、有意義な時間を過ごせました。


4.情報交換会について


情報交換会では全国で15グループに分かれ、「理想のJP1」について考えていただきました。
さらに、理想のJP1に欲しい要素を意見交換していただきました。
作成いただいた模造紙は、各グループでの色があらわれた素敵な理想のJP1となりました。

<意見交換>
■理想のJP1像
■理想のJP1に欲しい要素


東京会場

名古屋会場

大阪会場

福岡会場



今回情報交換会にご参加いただいたJP1ユーザー様のJP1ジョブ管理ご担当歴は以下のとおりでした。


[ご参考]お使いのJP1製品バージョン (複数ご回答)




JP1ジョブ管理ご担当歴5年目以下のご参加 約 66

全体の66%がJP1ジョブ管理ご担当歴5年目以下のビギナー
であり、新しい視点を持った方々が多く参加していることがわかります。
また、10年以上のご経験を持つベテランの方々も25%を占めており、豊富な知識でご活躍されていることが伺えます。


V9は2026年3月末をもって、全サポートサービスが
終了します。


以下の対応や提供が終了となりますので、ご注意ください。
・製品に関するお問合せ
・修正パッチの提供
・V10以降へのVUPメディア提供

バージョンアップのご相談などは、弊社担当までご相談ください。


全国で15グループに「理想のJP1像」と「理想のJP1に欲しい要素」を意見交換していただきました。
以下、全国各グループで出たご意見の抜粋となります。


セッションや情報交換の内容を踏まえ、「 理想のJP1像に欲しい要素 」として、 90を超える「JP1」の今後の機能拡張のご要望 を頂戴しました。(一部抜粋)
11月のユーザー会で開発元より回答をいただく予定です!

(クリックで拡大します) 

「未来の運用」や「今後のJP1」の共創に興味がございましたら、ぜひJP1ユーザー会にご参加ください!


5.さいごに


今回、2024年11月に続き、懇親会を開催しました。JP1ユーザー様同士が活発に名刺交換を行い、
業務内容や状況、課題を共有する機会となりました。
JP1を導入しているユーザー間の交流の場として、お楽しみいただきました。



東京会場

名古屋会場

大阪会場

福岡会場


JP1ユーザー会コミュニティサイトのご案内


2004年に発足したJP1ユーザー会は、JP1製品を利用しているユーザー同士が情報交換や交流を行うためのコミュニティです。JP1ユーザー会ではJP1ユーザー同士を繋ぐ会員サービスをWebコンテンツとして提供しています。
2024年からJP1ユーザー会をさらにお客様にとって有意義な会になるような提言を頂くアドバイザー会を立ち上げています。アドバイザー会の方にJP1ユーザー会やメンバー育成等についてインタビューさせて頂きました。



  • ○ JP1技術者ブログ:JP1の各種機能やトピックについて
    ○ JP1製品ページ :オンデマンドセミナー、JP1に関する資料について
    ○ JP1研修    :JP1の各種定期研修について

その他[コンテンツライブラリ]ページにて
過去のJP1ユーザー会のセッション動画を配信中


さいごに


みなさまからのアンケート結果より、
“今後取り組みが必要と考えられているテーマ”
としては、2023/24年のJP1ユーザー会の
テーマでもあった「 スキル向上・メンバ育成
運用管理の標準化 」「 運用業務の自動化 」に加え、
AI 」の関心が急上昇しました。

2025年は継続して、
未来の運用と共に歩む「JP1」を共創する 」を
テーマにお客様のご興味・ご関心の高いテーマに
JP1ユーザー会を開催して参りたいと考えております。

(クリックで拡大します) 


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