事例紹介
事例:国内大手小売・流通事業者様
AWSマルチアカウント管理ソリューションによるセキュリティリスクと運用管理負荷の低減
散在する複数のAWSアカウントを統制されたマルチアカウント環境に移行。 一元管理されたルールを各AWSアカウントに展開することによりセキュリティ向上と運用負荷削減を実現しました。
本事例のポイント
- 散在するAWSアカウントをAWS OrganizationsおよびAWS Control Towerによって整備された統制基盤へ移行
- サービスコントロールポリシーおよび標準ガードレールの実装により、全アカウントに対するAWSセキュリティの必須設定を統一
- AWS上のIDや権限を一元管理することにより、複数AWSアカウントに対するアクセス権限を統一的に管理。不要なIDや過剰な権限の発生を抑制するとともに、権限管理や棚卸し等の是正作業にかかる運用管理工数を削減
お客様の課題
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セキュリティリスクの課題
- 各AWSアカウントごとでシステム担当者に依存したセキュリティ設計となっており十分なセキュリティ設定(S3のパブリックアクセス拒否設定、ストレージ暗号化、ログ有効化 等)が実装されておらず、リスクが潜在していた
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運用管理負荷の課題
- セキュリティ設定やルールが順守されているかを確認する定期的な点検作業に時間がかかり形骸化していた
- 各AWSアカウント上の不要なID・過剰な権限のチェックおよび是正作業に時間がかかっていた
- 新規AWSアカウントの払い出し時、監査ログ取得などのセキュリティ設定をはじめとする作業に時間がかかっていた
アシストからの提案
提案コンセプト:安全な基盤設計と確かなノウハウ継承で、自律したクラウド運用を実現
提案内容
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マルチアカウント環境の設計・構築
- 既存環境の課題、およびお客様体制や社内ポリシーを加味しつつ、マルチアカウント環境に関するAWSサービスの設計・構築を実施
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マルチアカウント運用のスキルトランスファー
- お客様自身でマルチアカウント管理を行えるよう、関連するAWSサービスのレクチャーを実施
- 運用開始後の疑問や課題をQ&A会で解消し、内製化を支援
プロジェクト期間
2025年4月~2025年6月(3ヶ月間)
提供技術支援サービス一覧
| 提供技術支援サービス | 技術支援サービス概要 |
|---|---|
| AWSマルチアカウント管理 設計ガイド支援 | マルチアカウント管理に関するAWSサービスの説明、設計検討を実施 |
| AWSマルチアカウント管理 実装支援 | 設計ガイド支援の設計内容に基づき、AWSサービスの設定作業を実施 |
| AWSマルチアカウント管理 内製化支援 | お客様自身でマルチアカウント管理を行えるよう、AWSサービスの操作レクチャーとQ&A会を実施 |
移行後のAWSアカウント構成イメージ
使用したAWSサービス
| サービス名 | 概要 |
|---|---|
| AWS Organizations | 複数のAWSアカウントをグループ化し、ポリシーを統合管理するサービス |
| AWS Control Tower | ベストプラクティスに基づくマルチアカウント環境の構築とガバナンスを行うサービス |
| AWS IAM Identity Center | 複数のAWSアカウントへのログインを一元管理 |
| AWS CloudTrail | AWS上で行われたユーザーの操作やAPIの利用履歴を監査ログとして記録 |
| AWS Config | AWSリソースの設定状態と変更履歴を記録し、セキュリティルールへの適合度を評価・監視 |
| Amazon S3 | AWS CloudTrailおよびAWS Configの監査ログや変更履歴を保存するオブジェクトストレージ |
| Amazon CloudWatch | AWSリソースやアプリケーションの監視を行うサービス |
| Amazon EventBridge | AWSサービス間のイベント連携や自動処理を実現するサービス |
| AWS Lambda | イベントをトリガーとしてサーバーレスでコードを実行するサービス |
| AWS Step Functions | 複数のAWSサービスを組み合わせて、一連の処理をワークフローとして自動化・管理するサービス |
| AWS CloudFormation | IaC(Infrastructure as Code)によりAWSリソースをテンプレートで管理・自動構築するサービス |
| Amazon Simple Notification Service(Amazon SNS) | AWSサービスからの通知を配信するサービス |
導入による効果
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セキュリティの向上
- 予防的・発見的コントロールの一括適用と管理の集中化により各AWSアカウントに対して共通のセキュリティ設定が自動適用されるようになった
これにより、リスクのある設定や操作の未然防止と設定漏れの発生しない基盤構築を実現した
- 予防的・発見的コントロールの一括適用と管理の集中化により各AWSアカウントに対して共通のセキュリティ設定が自動適用されるようになった
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運用管理負荷の削減
- セキュリティルールの適合状況チェック作業が管理アカウント側のみで完結するようになり、作業時間を従来比で約55%削減した
- AWSのアイデンティティ管理をAWS IAMからAWS IAM Identity Centerへ一本化することで、複数AWSアカウントにまたがるID、権限を一元管理し、ユーザー・グループの棚卸しや権限確認を効率化した結果、運用管理に要する作業時間を従来比で約50%削減した
- マルチアカウント環境において、新規アカウント払い出し時にセキュリティ設定が自動的に適用されるようになり、セキュリティレベルの均一化とアカウント作成の作業時間を約80%削減した
- 本事例は取材時の内容に基づくものです。
- 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
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