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【JP1/ITDM2】情報漏洩の徹底防止!USBデバイスの制御機能を使いこなそう!
2022年6月、市民46万人分の個人情報が入ったUSBメモリが、一時所在不明となりニュースになりました。そこで今回は改めて、JP1/ITDM2のデバイス制御機能の概要や利用方法をご紹介します。
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最近弊社サポートセンターでは、テレワーク急伸に伴い、特定の条件下でのみ社員にUSBメモリの利用を許可したい、というお問い合わせが増えてきました。
そこで本記事では、拠点や部署単位で、柔軟にUSBメモリの使用を制御する方法をご紹介します。
JP1/ITDM2では、社員のデータ持ち出しによる情報漏えいを防ぐため、USBメモリの使用を制限できます。V11.5 からは、部署/設置場所/エージェントなどの条件に沿って、USBメモリの使用を制限できるようになりました。
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下図のように、総務部のUSBメモリを、総務部以外のメンバーのPCでは使用不可にする手順をご紹介します。部署単位で制御を行う場合、管理対象のPCに対して部署情報が設定されていることが前提となります。
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1.JP1/ITDM2の[セキュリティ]画面にて、[セキュリティポリシー一覧]を開き、[追加]を押下します。
2.必要に応じて、セキュリティポリシー名を任意の名称に変更します。
3.[禁止操作]メニューを選択後、[有効にする]ボタンを押下し、[有効]にします。
4.[USBデバイス]にチェックを入れ、下記設定を行い、[OK]を押下します。
5.作成したセキュリティポリシーが、表示されていることを確認します。
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6.[資産]画面の[ハードウェア資産]-[資産一覧]にて、事前に登録した対象のUSBメモリにチェックを入れ、[状態を変更]を押下します。
7.[資産状態]を運用中に変更し、[部署]で総務部を選択後、[OK]を押下します。
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8.該当USBメモリの[部署]の値の追加を確認します。
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10.[ポリシーの割り当て]画面にて、先程作成したセキュリティポリシーを選択し、[OK]を押下します。
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以上で設定は完了です。
今回は、V11.5 から追加されたUSBデバイスの制御機能についてご紹介しました。より柔軟にUSBデバイスの使用制限を行いたい方は、是非ご活用ください。
JP1/IT Desktop Management 2 - Manager (JP1/ITDM2) 11-50以降
2013年、株式会社アシスト入社。Oracle製品を担当後、2015年よりJP1の顧客サポートを担当。「超サポとは感情に働きかけるサポート」を信念にお客様にご満足いただけるサポートを提供できるよう、奮闘中。
趣味は、バイクツーリングと筋トレ。 |
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