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  • JP1全般
2020.05.25

【JP1全般】予期せぬトラブルを防止!OS再起動後にJP1の正常動作を確認する方法

【JP1全般】予期せぬトラブルを防止!OS再起動後にJP1の正常動作を確認する方法

定期的なOS再起動後には、アプリケーションが正しく起動したかを確認する必要があります。起動すべきアプリケーションが停止していたことで、提供するサービスに影響が出る可能性もあります。そこで本記事では、JP1の正常動作を確認する方法をご紹介します。


対象製品と確認コマンド

JP1には、JP1のプロセスが正しく動作しているかを確認するコマンドが提供されています。コマンドを実行することで、JP1が問題なく動作しているかを確認できます。以下製品の確認コマンドと、正常動作時のメッセージをご案内します。

・JP1/Base
・JP1/Automatic Job Management System 3
・JP1/Integrated Management - Manager
・JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i
・JP1/Network Node Manager i
・JP1/SNMP System Observer
・JP1/Performance Management
 ※JP1/Baseのみ複数サービスがあるため、それぞれのサービス名を記載します。

WindowsのJP1インストールパスは以下デフォルトのフォルダとしています。
C:\Program Files (x86)\Hitachi\
※インストールパスを変更されている場合は、読み替えて実行してください。

また、論理ホスト起動のコマンドが記載されていない場合、「-h 論理ホスト名」を入れてご確認ください。

例)
[Windows]
> jbs_spmd_status -h 論理ホスト名

[UNIX系]
# /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_status -h 論理ホスト名


JP1/Base

JP1/Baseは下記4つのサービスの動作を確認します。

●JP1/Base

[Windows]
> jbs_spmd_status
[UNIX系]
# /opt/jp1base/bin/jbs_spmd_status

[正常動作時のメッセージ]
KAVB3691-I プロセスは全て起動しています

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド』
〇jbs_spmd_status
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D6510/BASE0313.HTM

●JP1/Base Event

[Windows]
> jevstat
[UNIX系]
# /opt/jp1base/bin/jevstat

論理ホストの場合

[Windows]
> jevstat 論理ホスト名
[UNIX系]
# /opt/jp1base/bin/jevstat 論理ホスト名

[正常動作時のメッセージ]
KAJP1772-I プロセスは全て起動しています

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド』
〇jevstat
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D6510/BASE0390.HTM

●JP1/Base LogTrap

[Windows]
> jevlogdstat
[UNIX系]
# /opt/jp1base/bin/jevlogdstat

※JP1/Base LogTrapに論理サービスはありません。

[正常動作時のメッセージ]
KAVA3414-I ログファイルトラップ管理サービスは起動しています.

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Base 運用ガイド』
〇jevlogdstat
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D6510/BASE0376.HTM

●JP1/Base EventlogTrap(Windowsのみ)
コマンドにて確認できませんので、サービス管理画面にて
「JP1/Base EventlogTrap」サービスが起動している事をご確認ください。


JP1/AJS3

[Windows]
> jajs_spmd_status
[UNIX系]
# /opt/jp1ajs2/bin/jajs_spmd_status

[正常動作時のメッセージ]
KNAD3691-I プロセスは全て起動しています

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス』
〇jajs_spmd_status
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D2810/AJSO0151.HTM


JP1/IM

[Windows]
> jco_spmd_status
[UNIX系]
# /opt/jp1cons/bin/jco_spmd_status

[正常動作時のメッセージ]
KAVB3691-I プロセスは全て起動しています

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス』
〇jco_spmd_status
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D5510/IMRB0045.HTM


JP1/IM-EG4NNMi

[Windows]
> “C:\Program Files (x86)\Hitachi\JP1EG4NNMI\bin\jegn_spmd_status”
※Pathが通っていないため、フルパスで指定します。
[UNIX系]
# /opt/jp1eg4nnmi/bin/jegn_spmd_status

[正常動作時のメッセージ]
KAVB3691-I プロセスは全て起動しています

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Integrated Management 2 - Event Gateway for Network Node Manager i』
〇jegn_spmd_status
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D5700/IMEG0078.HTM


JP1/NNMi

[Windows]
> ovstatus -c
[UNIX系]
# /opt/OV/bin/ovstatus -c

※JP1/NNMiの場合、物理か論理ホストどちらかだけしか起動できないため、論理ホストを確認するコマンドはありません。

[正常動作時の確認点]
全てのプロセス(名前列)の「状態」が「実行」になっている事。

名前 PID 状態 最後のメッセージ
OVsPMD xxxxx 実行 -
nnmaction xxxxx 実行 初期化が完了しました。
nnmtrapreceivermd xxxxx 実行 初期化が完了しました。 トラップレシーバは動作中です。
nmsdbmgr xxxxx 実行 データベースが利用可能です。
ovjboss xxxxx 実行 Initialization complete.
※xxxxxにはプロセスIDが入ります。

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Network Node Manager i セットアップガイド』
〇ovstatus
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213E0210/NNMS0569.HTM


JP1/SSO

[Windows]
> ssostatus
[UNIX系]
# /opt/CM2/SSO/bin/ssostatus

※JP1/SSOの場合、物理か論理ホストどちらかだけしか起動できないため、論理ホストを確認するコマンドはありません。

[正常動作時の確認点]
全てのプロセスの「State」が「RUNNING」になっている事を確認

Name PID State
ssospmd xxxxx RUNNING
ssocolmng xxxxx RUNNING
ssocollectd xxxxx RUNNING
ssoapmon xxxxx RUNNING
ssorptd xxxxx RUNNING
ssoconsoled xxxxx RUNNING
※xxxxxにはプロセスIDが入ります。

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/SNMP System Observer』
〇ssostatus
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213E0400/SSO0289.HTM


JP1/PFM

[Windows]
> “C:\Program Files (x86)\Hitachi\jp1pc\tools\jpctool.exe” service list -key all
※Pathが通っていないため、フルパスで指定します。
[UNIX]
# /opt/jp1pc/tools/jpctool service list -key all

論理ホストの場合

[Windows]
> “C:\Program Files (x86)\Hitachi\jp1pc\tools\jpctool.exe” service list -key all -lhost 論理ホスト名
※Pathが通っていないため、フルパスで指定します。
[UNIX]
# /opt/jp1pc/tools/jpctool service list -key all -lhost 論理ホスト名

[正常動作時の確認点]
全ての「Status」が「Active」になっている事を確認

Host Name ServiceID Service Name PID Port Status
--------- --------- ------------- -------- -------- --------
サーバ名 PT1サーバ名 Status Server xxxxx 22351 Active
サーバ名 PN1001 Name Server xxxxx 22285 Active
サーバ名 PM1001 Master Manager xxxxx 20271 Active
サーバ名 PS1001 Master Store xxxxx 20272 Active
サーバ名 PE1001 Correlator xxxxx 20273 Active
サーバ名 PC1サーバ名 Trap Generator xxxxx 20274 Active
サーバ名 PP1サーバ名 View Server xxxxx 20276 Active
サーバ名 PH1サーバ名 Action Handler xxxxx 20275 Active
サーバ名 0S1サーバ名 Agent Store xxxxx 20281 Active
サーバ名 0A1サーバ名 Agent Collector xxxxx 20282 Active
サーバ名 US1サーバ名 Agent Store xxxxx 20277 Active
サーバ名 UA1サーバ名 Agent Collector xxxxx 20278 Active
KAVE06003-I サービス情報の表示処理が正常終了しました
※xxxxxにはプロセスIDが入ります。

【マニュアル】
『JP1 Version 12 JP1/Performance Management リファレンス』
〇jpctool service list
http://itdoc.hitachi.co.jp/manuals/3021/30213D7810/PCRE0187.HTM


まとめ

私は現在、社内における仮想化プラットフォームやクラウドプラットフォーム、オンプレミスのサーバ管理をしています。各プラットフォームに様々なアプリケーションが入っており、管理するだけでも大変なのに、OS再起動となると起動後にアプリケーションが正しく動作しているか心配になり、かなりドキドキします。アプリケーションが想定通りに使えていれば、正常に動作していると判断しています。
本当に問題なく動作している事を、JP1だけでも正確に把握してもらえたらと思い、製品ごとの稼働確認方法を紹介させて頂きました。


製品正式名称(略称表記) および機能対象バージョン

JP1/Base (JP1/Base) 09-00以降
JP1/Automatic Job Management System 3 (JP1/AJS3) 09-00以降
JP1/Integrated Management - Manager (JP1/IM) 09-00以降
JP1/Integrated Management - Event Gateway for Network Node Manager i(JP1/IM-EG4NNMi) 09-00以降
JP1/Network Node Manager i (JP1/NNMi) 09-00以降
JP1/SNMP System Observer (JP1/SSO) 09-00以降
JP1/Performance Management (JP1/PFM) 09-00以降


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執筆者情報

2007年7月アシストに中途入社し一貫してJP1の顧客サポートを担当。「JP1サポート技術者ブログ」の編集リーダー。「JP1認定シニアコンサルタント」の資格保有者。このブログでは、知って便利な情報を紹介したいと思います。

最近は、CSのセミナーを受講した入り、自動化やAIについて考えたりしています。AIは覚えさせるのが大変みたいですね。JP1でもAIを管理する製品がでたらいいのになと思っています。

本田 祐次

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